いろんな処ぶらりんこ 03’ 錦秋編
この話は「いろんな処ぶらりんこ 喜多方」から始まります。 |
会津若松市内(散策日:10月28日) 会津ぶらりんこ・第二日目。朝から雨。それもかなり強く降っています。(涙) 予定では今日、裏磐梯と猪苗代周辺を散策する予定でしたが、急遽変更する事に。 昨日の喜多方散策でかなり疲れた様子の娘は、旅館で待っていると言います。そ、そんな事言ったって、私が一人で会津若松市内を散策するなら、たぶん、夕方までは帰って来られません。(汗) なだめすかして、午前中だけでも市内散策に連れ出す事にしました。 午前9時過ぎ、東山温泉発の「はいからさん」に乗り、一旦会津若松駅に出ました。そこから、「会津ぐるっとカード」を使って、市バスに乗り、まず本日の第一番目の訪問先、「野口英世青春館」へ行こうと思いましたが・・・。とにかく、市バスののりば、何行きがどの場所から発着なのか等、まったくわかりません。(汗)「ぐるっとカード」の中に一応、バスの行き先や所要時間を記したものが入っているのですが、詳細なバス停名などは記載されてありません。「はいからさん」は一時間に1本。これはよくわかりました。他のバスもほとんど同様です。ですから乗り遅れてしまうと予定が大幅に狂ってしまいます。お定まりの有名コースなら、市内観光バスを利用すればいいのですが、それ以外は・・・よほど、会津によく旅行に来ている人か、または地元の人でなければ、なかなか市バスの詳細は理解できないと思いました。このカード、改良の余地ありと思います。平成16年の3月までが販売期間となっていますが、もっと旅行者にわかりやすいものとして、その後も販売してほしいと思いました。 ・・・「ぐるっとカード」の話が長くなってしまいましたが(汗&笑)、そんなわけで、「市内コース」と書かれたバスのどれに乗っていいのかわからず、時間の事もあるので、タクシーで「青春館」まで行く事にしました。 |
野口英世青春館(二階) | 「會陽医院」の看板 | 野口英世青春館内 |
この建物(会陽医院跡)、野口英世が幼い頃負ったやけどの手術を此処で受け、後に医学を志し、書生となり日夜勉学に打ち込んだ場所です。その部屋(二階)は、現在「青春館」として、諸資料とともに公開されています。(尚、一階は「会津壱番館」というレトロな喫茶店になっています。) 青春館前の通りは、そのものズバリ!「野口英世青春通り」。 野口英世も来年は「時の人」。会津若松や猪苗代では、新選組とともに、町おこしの担い手として、大きな期待を寄せているのではないでしょうか?(笑) さて、ここから神明通りに出ました。途中、蒲生氏郷の墓のある興徳寺を発見。 |
蒲生氏郷の墓 |
そしてまた、神明通りに戻ります。すると、メガホンで大きな声を出しながら車が通ること、通ること・・・。あれ?あの方、どっかで見たような・・・。そうです。政治家の渡部○三さんです。・・・そうでした、そうでした。今日は11月9日に行われる衆議院議員選挙公示の日。地元に戻っての第一歩というわけですね。(笑) この時の様子は「ひとりごと」の10月28日付けに書いてありますので、よろしかったら、どうぞ。 そして、神明通りから大町通りへ出る途中、会津塗や民芸品を扱う老舗「鈴木屋利兵衛」さんに立ち寄り、赤べこと起き上がり小法師の七福神バージョン(汗&笑)を購入。赤べこはその昔、柳津の圓蔵寺を建立する際、大きな木材を牛に背負わせて運んでいた。その木材の重さに耐えられず、どんどん牛が倒れていく中、赤べこ(茶色の毛の牛)は強く、倒れる事がなかった・・という言い伝えから、生まれた子どもに「赤べこのように忍耐強い子に育って欲しい。」の願いを込めて、郷土玩具となったのです。起き上がり小法師の由来も、赤べこに似ています。人形の底に重りをつけているので、倒れてもまた起き上がる。(健康忍耐をあらわす) そして家族や身上が増えるようにと、正月に神棚へ家族数よりひとつ多く飾るのが習わしになっている、そんな会津最古の民芸品です。どちらも可愛くて大好き。起き上がり小法師は持っていますが、七福神バージョンがあるとは思いませんでした。思わず購入。(汗&笑) あと、お雛様バージョンもありました。(笑) 「忍耐強い」、正に会津の気質そのままですね。(笑) |
鈴木屋利兵衛 | 会津若松市役所 |
その後、「元祖 伊勢屋」さんで椿餅を買い、その際、洋食(肉料理)の美味しいお店をお訊ねしたところ、本当に親切にしていただきました。(いやー、会津の方は本当に親切です。感涙) 途中、本屋に寄り、娘が午後の留守番中に読む本や雑誌を購入。ふと見ると、本屋の一角に「新選組コーナー」が。(汗) 一緒に会津藩関係も本も並んでいました。「それでは私も・・。」と、地元の出版社(歴史春秋社)が出している会津藩関係の本を二冊購入。 その後、「元祖 伊勢屋」さんでご紹介いただいたお店で昼食を済ませ、市役所前を通り、北出丸大通りの「甲賀町口門跡」を見学。(こちらは「幕末ぶらりんこ」でご紹介します。) 通りをまっすぐ鶴ヶ城へ向かって歩いて行きました。会津酒造歴史館前(会津戦争の降伏式が行われた場所)からタクシーに乗り、一旦旅館へ戻りました。 午後からの話は「幕末ぶらりんこ 会津藩史跡巡り(1)」へと続きます。 |