関田山脈縦走B 戸狩スキー場〜鍋倉山 2006年3月9日(日)天気:快晴
今回は戸狩スキー場から鍋倉山まで
本当は1プッシュで縦走したいが、天気と休暇をやりくりすると不本意ながら切れ切れになってしまった。特にこの区間は「悪い」部分があることも予想されるので、天気のよいときに少しでも進めておきたかった。この縦走で初めてピッケルとアイゼンを持参。(アイゼンまでは使用せず)
穏やかな地形が多い関田山脈の中で、この区間は尾根がやせて、セッピの崩壊箇所もあり、やや険しい地形が多い。
また、鍋倉山は山域中最も滑降の楽しめる斜面がある。
戸狩スキー場上部(9:45)---仏ヶ峰(10:43)---鍋倉山(12:55-13:10)---温井(13:35) バスで戸狩スキー場へ
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戸狩スキー場の日帰り駐車場に車を駐車。1回券3枚を購入し、スキー場のリフトで最上部まであがるつもりだったが、最上部第3リストは営業運行していなかった。 そんなことであきらめるわけにはいかないので、リフト1本分シール登行する。 だいたいスキー場の最上部から、山に入るときは一悶着あることが多いので、「登山計画書」を持っていたが、誰もいないので、それを提示するまでもなかった。 長野県のスキー場の場合、「登山計画書を警察に提出してあります」といえば、上らせてくれることがほとんどである。
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いままでの裏山風情から一転して豪雪地帯の山の姿になってきた。仏ガ峰からの尾根は、小さいアップダウンだが、尾根の両側は急な斜面で、巨大なセッピが張り出している。 尾根上は雪堤になっているが、あまり先端によると崩壊の危険があり、また根元により過ぎても、付け根部分に亀裂が隠れていることが多い。樹林の中はスピードが上がらないし、急斜面である。ライン取りのセンスが問われるところである。 |
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信じられないような巨大なセッピが張り出していて、しかもそれがところどころで崩壊しかかっている。要注意だ。 ここだけは尾根がやせており、縦走中初めてスキーを脱いで通過。反対斜面は氷化しており、関田山脈で初めてピッケルを使用した。 |
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戸狩スキー場から3時間。関田山脈の最高地点 鍋倉山 さすがに眺望は良い。休日にはにぎわう山になったが、今日は平日、だれもいない。 鍋倉山は温井から往復されることが多いが、戸狩からのコースも変化に富んだ稜線あるきで、なかなか面白いと思う。 天気がよくのんびりしたかったが、14時15分のバスにのりたかったので、あまりゆっくりせず、滑降の支度をする。(次のバスは17時近いのだ) 後ろは頸城の山。セルフタイマー撮影。 県境の尾根を忠実にたどろうとすると、黒倉山〜関田峠に向かうことになるが、「滑りたい」向きには東面の尾根を温井に下りてしまったほうが楽しい。 |
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鍋倉山から温井までは標高差600m。この山域で最も滑りの楽しめる斜面である。広い間隔のぶなの森は、山スキーの醍醐味である。午後の日差しがさして美しい。 | |
湿った雪であるが、ある程度締まって滑りやすい。大きなターンで飛ばしたくなる。滑らかな雪面にシュプールがつく。気分が良い。 | |
田茂木池の上から振り返った鍋倉の斜面 どこでも縦横無尽に滑れる。 |
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雪に埋もれた温井に到着。まだ3m以上積雪がある。車を置いた戸狩スキー場までまでバスで戻る。バスの本数が少ないので時間を調べておかないと待たされます。 |