東京大学法学部・大学院法学政治学研究科 大村敦志研究室

写真:アメリカ連邦最高裁と桜
法教育フォーラム
「新・有閑法学の試み」または「東大法学部生による読書ガイド」
 2012年度から開講している学部演習は、「新・有閑法学の試み」という副題によって総括されています。そこでは、一群の新書を読むことを通じて、法以外の社会現象と法との関係を考えようとしています。

 毎回、1つのサブ・テーマをめぐって、全員が読む本(共通本)1冊と報告者がさらに読むべき参照本4冊を設定していますので、学期中(全11〜12回)に、ゼミ全体では55〜60冊、各参加者は最低15, 6冊の新書を読むことになります。

 ゼミでは、一定のペースで一群の新書を読み、それらが位置する文脈を提示し、そこに現れた諸特徴を法・法学と関連づけます。その上で、相互に意見を交換します。そのための場を設け、読書とコミュニケーションのスキルを磨き、法と法をとりまくものに対する関心を深めることが演習の主目的です。

 同時に、こうして蓄積された「読書ノート」を、活動の成果として記録するとともに学部に向けて公開します。これはいわば「東大法学部生による読書ガイド」というべきものになっているでしょう。
東京大学法学部大村ゼミ―新・有閑法学の試み

読書アンケート
【問1】1ヵ月に平均でどのくらいの数の本を読みますか?(指定された教科書類を除く)
【問2】問1で回答した1ヵ月に読む本の冊数のうち、新書・文庫の数はどのくらいですか?
【問3】本を読むときは自分で購入しますか? 図書館で借りますか?
【問4】1ヵ月に平均でどれくらいのお金を書籍代にあてていますか?
【問5】1週間のうち何日くらい本(指定された教科書類を除く)を読みますか?
【問6】どのような分野の本をおもに読みますか?(複数回答可)
【問7】現在(下宿生は自宅も含めて)持っている本(教科書類・受験参考書・マンガ類・週刊誌類などを除く)の数はどれくらいですか?
【問8】新聞は読んでいますか?
【問9】文芸春秋・中央公論・世界のうちのどれかを買ったことがありますか?
【問10】ジュリスト・法律時報・法学教室・法学セミナーのうちのどれかを買ったことがありますか?
【問11】芥川賞・直木賞の受賞作を読みますか?
【問12-前】次の作品を知っていますか?
【問12-中】次の作家を知っていますか?
【問12-後】次の作家または作品を知っていますか?