ZZ用マスターシリンダー&キャリパー


< 能書き >

スズキ車屈指のスポーツスクーターZZ。
50ccながら12インチキャストホイールやアドを上回るタイヤサイズ等
スポーツライクな雰囲気マンマンのマシンです。

そんな事はさておき、アドにハイスロを付け様と思ったのですが、
困った事が一つ二つ。

まずは、ミラー。 
アドはスロットルボディにセル&ミラーの台座があり、ハイスロに付け替えると
その二つが使えなくなってしまいます。

困った物だと思いながら、それとなくスズキの販売店に行った時、展示してあった
ZZにふと目をやると・・・・。

なんとマスターシリンダーにミラーの台座があるじゃないですか!
家に帰ってから、某オークションでZZマスター探しが始まりました。

今回は、機能性プロジェクトか外観的プロジェクトか迷いましたが、
性能差が無い故、外観的な扱いとしました。


< 目 的 >

ハイスロ装着のによる、ミラー台座確保の為装着します。
性能的には何等変化はありません。(多分・・。)


< チョイス >

     <   チョイス   >

今回、私がチョイスしたのはコレ。
ZZ用マスターシリンダー。

ひょっとしたら、V100用も同じかも。



今回はマスターとセットでキャリパーも入手してしまったので
チョット派手目な金キャリもアクセントとして装着しようと
思います。

< 内 容 >

     <   工程 1   >

まずはハンドル部のカウルを取り外します。

カウルの外し方が分からない方は
コチラ↓↓↓を参考にして下さい
  ウィンドーシールドの装着

  デジタルタコメーターの取り付け
  *注! 直でこの画面に戻ってこれません
        ブラウザの「戻る」ボタンで戻ってきて下さい。



     <   工程 2   >

次にメーター部のカウルも外すのですが、
スロットルホルダーが邪魔になり外れません。



先にスロットルホルダーを外します。


     <   工程 3   >

スロットルホルダーが外れたら、今度こそメーター部の
カウルです。

まずは内側(手前)のビス、





次にハンドルに固定されているビス2本を外します。


     <   工程 4   >

次にホースを外すのですが、そのまま外すと内部の
ブレーキフルードでベトベトになってしまうので先に
ブレーキフルードを抜いてしまいます。

まずはマスターシリンダーのフルードタンクの蓋を開け・・。



次にキャリパーのホース取り付け部「バンジョウボルト」
を外します。

この際、ブレーキフルードが垂れてくるので、キャリパーの下に
なにかタッパーの様な受けを用意して置くと良いでしょう。

また、ボルトを外すとガスケット(ワッシャー)が落ちるので
再利用する場合は回収しておきます。
*出来れば新品使用が良いです。


     <   工程 5   >

キャリパー側のホースを外した状態で、ブレーキレバーを
数回握ります。



フルードタンクからフルードがなくなるまでレバーを握ります。

     <   工程 6   >

フルードがタンクからなくなったら、
マスター側のバンジョウボルトを外します。
コチラもガスケット(ワッシャー)が落ちるので回収します。

また、若干ですが、未だ内部にはフルードが残っているので
ウェスなどを当て、フルードの漏れに対応します。

     <   補足 1   >



メッシュホースなど、ホースを交換される方は、
写真のステーを外すとホースを取り外す事が出来ます。

     <   工程 7   >

ホースのフルードが抜けたら、いよいよマスター交換です。

写真2本のボルトを外すとマスターシリンダーが外れます。



ここで注意点。
マスターシリンダー側のバンジョウボルトですが、
ZZ用とアドレス110用はネジピッチが違います。

アドレス110用は 1.25mm
ZZ用は1mm

のようです。

     <   工程 8   >

次にキャリパーを外します。





余談ですが、今回、パットも減っていたので交換してしまいました。
走行3500kmなり・・・。

交換といってもZZ用のキャリパーに付いて来たパットが
バリ山だったのでそれを使用です。
結局はノーマル・・・。


     <   工程 9   >

ZZ用のキャリパーと差し替えます。
ゴールドカラーがブレンボチックで◎ですね。

キャリパー側のバンジョウボルトは、共通のようです。

後は、ホースを取り付け、ブレーキフルードを
注入します。

ブレーキフルードの注入&エア抜きの
解からない方はコチラ↓↓↓を参考にして下さい
       ブレーキフルードの補充・交換
*注! 直でこの画面に戻ってこれません
        ブラウザの「戻る」ボタンで戻ってきて下さい。


エア抜きが完了したら、カウルを元に戻し完了です。
この際、カウルの一部(ミラーの台座が来る所)
を切断しなければなりません。
次の完成の写真で確認してください。

     <   完成 1   >

完成です。
ミラーの台座は見事に移動出来ました。
残るはセルスイッチですがコチラはハイスロ装着のコーナーで
追々紹介したいと思います。


< 注意事項 >
重要部ですので、作業には十分注意して、
少しでも異常を感じたり、自信の無い時は専門のショップ等に見てもらいましょう。

フルードが目等の体内に入らない様、注意しましょう。

エアー抜きは十分に行い、走行中、少しでも異常を感じたら走行を中止しましょう。

フルードは非常に吸湿性が高い性質があります。
雨天時等の湿度の高い日の作業はなるべく避ける事をお勧めいたします。


< 使用する材料 >

・ZZ用 マスターシリンダー&キャリパー・・・某オークションで¥2,500-
・BP製 ブレーキフルードDOT4 ・・・1L ¥2,800-(だったと思う)
・3or4φピンクチューブ 1m 
・ワンウェイバルブ
・廃油用ペットボトル
・バンジョウボルトのワッシャ新品4個  名称:ワッシャ、10×15×1.5
                         品番:09161-10009
 *品番は念の為、購入店でご確認ください。


< 使用する工具 >

・プラスドライバー
・8/10/12mmメガネレンチ
・6mmヘキサゴレンチ
・園芸用乾電池式噴霧器改(番外)


< 使用するケミカル >

・ブレーキクリーナー(必要に応じて)
・ウェス(必要に応じて)


< 参考文献 >

特になし


< インプレ >

特に性能差はありません。

ビジュアル的にアピールが大きいのは、キャリパーが金色になり
派手になったと言う事でしょうか・・・。

ブルーの車体に金色が映えて良い感じです。