楽しい一日だった。
朝は、ふだんよりも少し遅めに起床。情報番組「サタデープラス」と「王様のブランチ」の冒頭、一週間の芸能ニュースを見てから家を出た。
一度暖かくなったのに、寒さが戻ったので、ブレザーの下にセーターを着て、マフラーも巻いた。
月一回の診察。勤務形態が原則在宅勤務となり、通勤がなくなったことをS先生に伝えた。通勤のストレスが減った分、抗不安薬を一日3回から2回に減らしてもらった。減薬また一歩前進。抗うつ薬はこれまで通り、朝晩2回、2錠ずつ。薬は基本的な三環系。
薬局で薬をもらい、アメリカン・ダイナーへ。最近、診察の後、ここでホームメイド・ハンバーガーを食べるのが恒例になっている。生ビールを一杯。
夜、銀座のライブハウスへ行く約束があるので、まず渋谷まで出た。百貨店のメガネ店でフレームを予約。購入はポイントが増える誕生月にする。
いつもの服屋で、在宅勤務用のポロシャツを下見。これも誕生月になってから買う。
渋谷から銀座へは都バスで移動。都バスは便利。車内でWi-Fiが使えるし、手帳のおかげで無料で乗車できる。
バスを新橋駅の手前で降りて、8丁目から日動画廊の前を通り銀座交差点に向かって歩く。昔、よく買った紳士服の店が閉店していた。ちょうど着ていたブレザーもそこで買ったもの。もう20年以上着ている。最近、ここでは買っていなかった。申し訳ない。
銀座ではまず教文館書店へ。3階でキリスト教関連の本を眺めるもピンと来るものがなく、一般図書の階へ降りる。ブクログで「読みたい」本リストを見ながら書棚を見る。
文庫本の棚でアガサ・クリスティーの作品に目が止まった。『そして誰もいなくなった』。前々から読もうと思っていた一冊。これに決めた。
歩行者天国の銀座通りに出て、宝石店へ。次に買う指輪を下見した。前に銀の太い指輪を買ったから次は細めがいい。銀なら手が出ないほど高くはない。
宝石店を冷やかすのは楽しい。目の健康によいし、心の栄養にもなる。
買えるかどうかなんて考えない。きれいなものをじっくり眺めるだけ。それだけでも日頃の瑣事を忘れる。美術館へ行くことと同じ。
居酒屋で腹ごしらえ。生ビールを2杯。焼酎を2杯。いざ、ライブハウスへ。
ケネディハウス銀座へ来るのは昨年の12月以来。しばらくは配信のみで客を入れた営業は多分、「緊急事態宣言」発令以来。配信はちょっと寂しいので見ていない。
馴染みのあるカーペンターズの曲からライブはスタート。いつもは4回あるステージが特別措置で2回だけ。それでもバランスの取れた選曲で魅了された。最後は初めて聴く「松田聖子メドレー」。ともみちゃんがすっかり"聖子ちゃん"になりきっていた。ハイボールを2杯。
アンコールは佐野元春「Someday」。生で聴く生也さんの歌声は胸の奥まで沁みてくる。
いつもならライブが終わると早々に会計を済ませ駅まで走って終電間近の電車に乗っているのに、店を出たときはまだ9時過ぎ。短かった。
でも、十二分に楽しかった。やっぱり、生で聴く音楽はいい。ステージから名前も呼んでもらえたし。もっとも、今夜も客はバンドメンバーに名前を知られた常連中の常連客ばかりだった。
この店を支えるためにできることをしよう。これまで楽しませてくれた恩返しに。
そう思いながらゆっくり駅まで歩いた。この日の歩数は15,953歩。
興奮が冷めないので、寝る前に白ワインのハーフボトルを一本呑んだ。
セットリストのハイライト
- Top of the World
- Please Mr. Postman
- シングル・アゲイン
- 真冬の帰り道
- Take It Easy
- パリの散歩道
- Africa
- 洛陽
- 松田聖子メドレー
- - 青い珊瑚礁
- - 渚のバルコニー
- - 制服
- - ロックン・ルージュ
- - チェリー・ブラッサム
- - 夏の扉
- Someday
さくいん:S先生、ケネディハウス銀座、カーペンターズ、松田聖子