時間 地点
7:30 大野城市 自宅 7時出発の予定がまた、ボーっとしていたため遅れることに。
今までリュックだったのを、今回はショルダーバッグに変えた。(こういうことを朝しているから出発が遅れるんだな) マップルデジタルというソフトを購入したため、地図をプリントアウトして持っていけるようになったのと、防寒具が必要なくなったので、軽量化がはかれた。
マップルデジタルは、カーナビのように、出発点と到着点を指定すると、最短ルートを引き、その距離まで表示してくれる優れものである。ほしい部分を好きな倍率でプリントできるし、建物などの詳細情報を入れてカスタマイズすることもできる。広域図は全国入っているし、九州全域の中域図と都市部は詳細図まで入っていて、3800円というのはお買い得だったと思う。
移動 高速を使って移動していたが、今回はショウケ越えのコースで豊後高田を目指す。
朝食 8:27 飯塚市 サンエトワール新飯塚店朝からモリモリ食う 胡椒がきいててけっこううまい車内で友蔵さん持参のパンを一個ずつ食べた後、すぐ近くに見えたパン屋さんに追加で買おうと入店。奥にテーブルがあり、その場で食べられるつくりになっていた。コーヒーはサービスということで、朝からたくさんの人でにぎわっている。
いちごフェアの言葉に迷いつつも、ベーコン・チーズフランスとおやつ用に紅茶マフィンを購入。ここで食べて行くことに。
出発 11:17 豊後高田市高田 トキハ アイムP 大分県議会議員選挙看板前で前回の到着点、豊後高田に到着。トキハというスーパーの駐車場に車を停め、ここを出発点に。トキハでトイレを借り、足首の後ろの靴擦れ防止のため、ばんそうこうを購入。
先日、ある店を出たときに、ドアが反動で前に来て、自分の右足後ろを強打したため怪我をしていたし、前日買ったばかりの新しい靴でもあったので、予防を万全とした。最近生傷が絶えない。電気ストーブの上に足を乗せていて、気が付いたらズボンに火がついて足をちょこっと焼けどしたり、職場のトイレで金具に頭ぶつけて血が出たり。今日も缶詰の蓋で指を切った。ボーっとしすぎか。
方向転換 11:48 豊後高田市高田 高田中央病院前交差点を右折顔の薄いまねき猫 いい天気。寒さもほとんど感じない。
歩くのが楽しくなる。
直進 12:05 豊後高田市上北 住宅地 チューリップとヒロシ背の低いチューリップとヒロシを撮っていると、庭の持ち主らしき、老夫婦がこちらをにこやかに見ている。
買い物 豊後高田市森 コンビニ「コミュニティストア」 これから先、店もないだろうと判断し、昼時ということもあり、昼食を買い込むことに。
コンビニとスーパーの中間のような店で、いかの刺身、しめさば、醤油、中華サラダ、にら玉、納豆巻き、ビール、カクテル(チャイナブルー)を買い込む。
昼食 12:38 豊後高田市下野辺 東屋
東屋菜の花
プチ宴会川沿いがジョギングコースになっており、途中に東屋を見つけた。テーブルと椅子もあり、ごはんを食べるのにちょうどよい。
東屋は屋根の日陰で寒かったためか、川の堤防の方に降りて食事をとっている先客(内装工事の会社の人たち)がいた。
さっそく買ってきた商品のラップをそれぞれ取り外し、花は菜の花がちらと見える程度だが、花見のようなプチ宴会を始める。
直進 豊後高田市森 川沿いの道 節操ないガードレール川沿いには、桜並木が続く。花が咲いていないのが惜しい。
ガードレールの色が赤、青、オレンジ、黄色、緑と節操なく変化する。赤に塗ってあるのを最初に見て、神社などの欄干ぽくていいと思ったが、こんなにごちゃごちゃしているのを知ると、センス悪いとしか思えなくなった。この彩色に法則やポリシーがあるなら教えてほしい。
13:45 豊後高田市森 ヘアサロンのぶこ 和風建築の途中から派手なキミドリ色に塗り分けられたヘアサロンのぶこ。地元の人、御用達か。
ヘアサロンのぶこ
トイレ 14:08 豊後高田市丸山 ガソリンスタンド「キグナス」 トイレを貸してもらおうと、店の人に声をかける。「外だよ」といわれ、トイレ使用後に出てくると、格好を見てか、「歩いてるの?」と尋ねられる。「豊後高田のバスセンターのところらへんから歩いてます。富貴寺に行くんです。」と言うと、「歩いて?こっから7キロ、6キロぐらいかな。」との返事。
「もう1週間ぐらいあとだったら、桜がきれいでしょうね、川沿いに並木もあったし。」と話すと、「川沿いの桜もあるけど、山がきれいだよ。自然の桜が生えているから。」と正面の景色を見ながら教えてくれた。今日は晴れていて歩き日和だけど、桜の時気のいいキグナスのおいちゃんたち期にくれば良かったかなと少し後悔。
記念にと、写真に写ってもらったら、「こりゃデジカメだろ。パソコンにもつなげるんだよ。」と例のおじさんがいうと、もう一人のおじさんが、「わからん。」とほのぼの答える。
出発時に国東半島と大分の観光地図をくれた。
直進 14:19 豊後高田市佐野 畳バス停
畳なのねん
ブロックで囲まれたバス停。中はベンチがコの字型についているが、座面に細い畳が敷いてある。だれかの手作りだろう。佐野バス停
直進 豊後高田市矢原 県道34号線 道中、友蔵さんが、塀がない家を見ては、「アメリカみたいでいいねぇ」、電柱がないのを見ては「アメリカみたいでいいねぇ。」を例のごとく連発。
休憩 14:44 豊後高田市矢原 川辺

ダバダ〜♪ 違いのわかる女
手際よく湯を沸かす友蔵さん、さすがお供!横断歩道があるのを見つけた。道を渡り、そこを降りていくと、川を渡る小さな道があった。ここで休憩を取ることにした。今回は、友蔵さんが水とバーナー、コーヒー豆などを持ってきてくれており、アウトドアティータイムに。
ネスカフェのCMみたいに。「ダバダー」と言いつ違いのわかる男、友蔵・・。つ写真撮影。
紅茶マフィンがおいしい。コーヒーを飲んだ後は、紅茶(アールグレイ)を2杯目に。いい香り。歩きながら見つけた喫茶店に入るのも面白いが、外で飲むホットドリンクもまた格別である。
15:50 豊後高田市 ふきのとうとヒロシ よそ見しながら歩いていると、ふきのとうを発見。春だな〜。
15:52 豊後高田市 富貴寺へあと2.8キロ まだか〜富貴寺へあと2.8キロ、けっこう遠いよ〜。
16:19 短足仁王 さびれた感じの神社に立ち寄る。
仁王の足が短いのは日本人サイズってことかな。さびれた神社
寄り道 16:36 豊後高田市蕗 富貴寺
国宝 富貴寺とヒロシ
本日の目的地、富貴寺に到着。やはり観光名所だけあって、寺の前には、何件かお土産やさんや食事処が並んでいる。階段を一段ずつ上がり、九州最古の木造建築富貴寺へ近づいていくドキドキを感じる。門の前で悠長に写真を撮ったあと、事態に気づく。
門が閉ざされている。立て札を見ると、公開時間は4時半までとなっている!5時までかもと内心気にしながら歩いていたものの、まさか4時半で閉まるとは。横へ行っても柵が閉ざされていた。「刺身買って花見したり、「ダバダ〜♪」とか浮かれたりしている場合ではなかった」と反省しても、後悔先に立たずである。ここであっさりあきらめて帰るわけにはいかない。下から11キロ歩いてこの寺だけを見に来たんだから。
どうしたものかと思案していると、右横に寺の寺務所らしきところが見え、そこから入れるようになっているようだ。あっちに行って事情を説明して入れてもらうと、忍び入る。読経が行われており、「邪魔しちゃいけないよね。」と勝手に都合よく解釈し、後ろをすり抜けて、門の中に行き、入場料200円ずつを置いて、上がる。4時半前に入ったのであろう人たちが何人か境内にいた。
正面から見た左右対称の堂々とした姿は圧巻である。全体に安定感のある形、屋根の反り方、う〜ん、グッドセンス、って感じ。
来て良かった。堂内を見ることはできなかったのが残念ではあるけど。裏の山を少し登った薬師堂へも進み、上から大堂を眺める。
方向転換 豊後高田市 やっと坂の頂上が〜! ウメ〜と言われても、閉まってるじゃん。同じ道を帰るのもつまらないので、県道29号線を通るルートを選択し、出発。時間も遅くなってきているので、少し急いで歩く。犬の散歩をしている女性が「こんにちは」と挨拶してくれた。
集落を抜けると、つづら折の上り坂が続いた。苦手の上り坂である。北九州の望玄坂を思い出した。平地を歩くのが好きなのはてれ〜っとしてても進むからだ。坂はそうは行かない。最近増量中の体がまた負担を増やす。
途中で一度水分補給をし、また進む。いつまで続くのか、と半分あきらめかけたところで、やっと坂の頂上についた。
直進 豊後高田市 素振り少年の家 家の外でバッドで素振りをしている中学生らしき少年がいる。こちらを見て「こんにちは」と挨拶をしてくれた。
よく事件などをおこした少年に対し、「挨拶をしてくれるいい子でした」とか言う近所の人のコ山の夕暮れメントがあり、「挨拶すればいい人なのかよ!」と心の中でツッコミを入れるが、実際に挨拶をされると悪い気はしない。人間の印象なんて、そうした表面的な行動で左右されるものかもと思った。
県道29号線 県道29号線に出る。大きな道だが、人っ子一人歩いていない。「空襲警報が出てて、みんな家にいるのかも・・・」などと冗談を言う。
イラクを攻撃したアメリカを支持するなどと小泉さんが言っちゃった今、何か起こってもおかしくはない。
18:45 豊後高田市松行 県道29号線鬼 天念寺という寺では鬼会という行事があるらしい。天念寺への入り口であるこの場所に鬼の石像が置いてある。
直進 豊後高田市築地、荒尾、払田、下野辺 県道29号線 日がだんだん暮れてきた。先は長い。
早足で歩いたが、日が沈みきってからも、車までは7キロほどあった。街灯が全くといっていいほどない。ここで準備万全の友蔵さんの懐中電灯が役立った。いつも、「なんでそんなに荷物が多いんですか」と批難していたが、このときばかりは感謝の一言である。灯りなしでは足元が危なくて、急ぐに急げない。
人間というのは環境に左右される生き物で、暗い道を歩いていると、楽しい会話はなかなか出てこない。「あの家、灯りが付いてるね〜。中は団欒なのかなぁ。蛍光灯より、白熱灯の灯りがいいね・・・。」マッチ売りの少女のように、マッチを擦ったら幻が出てきそうな感じだ。
休憩 20:08 豊後高田市下野辺 豊後高田市健康交流センター「花いろ」 トイレを借りようと健康センター「花いろ」に入る。
表示されていた駐車場の閉鎖時間の8時に間に合わないので、友蔵さんがトキハに電話を入れる。「ゆっくりどうぞ」との返事をもらい、「それでは」と、ここで入浴していくことに。サウナ、露天風呂、ジャグジーなど一通りそろっていて、300円は安い。疲れた体に暖かいお湯が気持ちいい。足の裏の親指の下の方がマメになる寸前だった。歩いているときはなんとなく感じるものの、靴を脱ぐと痛みが増す。
覆面パーカー これで歩くと尋問されること間違いなし車のある豊後高田の市街をめざす。雨粒が大きくなっている。レインコートやナイロンパーカーを着用。夕方から雨という予報を聞いていたにも関わらず、カッパを家に置いてきてしまった。しかも、さっと取って入れてきたのは、普通のパーカーではなく覆面パーカーだった。しまった。全部かぶるとつかまりそうなので、顔を出して半分だけかぶって、出発した。
直進 21:28 県道34号線 赤いかたまり赤いのと黒いのが雨の中懐中電灯持って歩いている様子は、はたから見たら変だったろう。
方向転換 豊後高田市高田 高田中央病院前交差点を左折
直進 県道23号線 駐車場までもう少し。昼には閉まっていた焼き肉屋さんが開いている。「おなか空いた。」と友蔵さんがつぶやく。
到着 豊後高田市高田 トキハ アイム やっとのことで駐車場にたどり着いた。出発時は天気もよく、のほほんとしていたが、帰りは一転して暗い、遠い、雨が降る、と修行のようだった。
食事 23:36 香春町大字香春久保田 くいどころBAR 然(ZEN)
ZEN
カルパッチョ、たれかかりすぎ帰り道途中で、なかなか洒落た居酒屋に入る。二人用席に案内されたが、カーテンのついた試着室のようなテーブル。奥まっていてリラックスできるような、できないような・・・。
空腹のため、勢いよく注文する。鮭の釜飯(いくら付き)、豆腐とほうれん草とじゃこのかりかりサラダ(これは特においしかった)、豆腐と山芋のチーズ焼(塩が強すぎてちょっと・・・)、ほっけ、豚の角煮、鮭のカルパッチョ。友蔵さんはノンアルコールビール、かえるはホットウーロン茶を片手に、ぱくぱく食べた。
歩いた距離 25.92km
歩数 43199歩

かえるライフ      旅の目次      ←モドル(12日目へ)       ススム(14日目へ)→