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時間 |
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地点 |
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朝食 |
7:07 |
春日市 |
JR鹿児島本線春日駅 |
中津駅そばのサントリーバー(10日目参照)に寄る(飲酒)という計画を立てたため、久々に列車での移動となった。 快速で博多駅まで行き、博多駅で友蔵さんと合流。 今回は友蔵さんが博多駅のトランドールで購入したサンドイッチを朝食に。特急にちりんシーガイアに乗り込み、しばし、「世界の車窓から」のBGMが頭の中で流れながら、本日の出発地まで列車の旅を楽しむ。 |
出発 |
9:44 |
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JR日豊本線豊前善光寺駅 |
中津駅で乗換え、豊前善光寺駅まで普通で移動。
思いっきり雨である。雨の日も歩かないと晴れの日の良さがわからないし、などと勝手に自分の中で理屈をつけ、納得する。カッパを着用し、雨の道を進む。もっとどしゃぶりの日なら、かえる長靴着用で歩いてもいいかな。 |
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道(不明) |
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田んぼに土鍋 |
田んぼの水路に、なぜか土鍋。いつ、だれが、何のためにそこに鍋を置いたのかは不明。 |
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10:06 |
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アート小屋 |
遠くに、ひまわりの絵がペインティングしてある小屋を発見。 |
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田んぼの中の道を進む。 |
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10:19 |
宇佐市森山 |
県道629号線(和気佐野線) |
並木道。 花壇をそれぞれ企業や市民グループが受け持って世話をしているようだが、冬という季節柄もあってか、少しさみしい感じ。明らかに世話されずに放置されているものもある。 |
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道(不明) |
掩体壕への看板を見つけ、看板の指す方向へ進む。 |
寄り道 |
10:49 |
宇佐市城井 |
掩体壕 |
掩体壕とは、軍用機を敵の空襲から守るための施設という。1939年練習航空隊としてつくられた宇佐海軍航空隊は、1945年の戦争末期には、特別攻撃隊の基地となったらしい。ここから140人以上の若者が飛んで行ったという。
説明文をふむふむと読んでいると、軽トラを停めて40代前後と思われる男性が降りて歩み寄り、話し掛けてきた。この方、やけに飛行機に詳しい。「エンジンの構造が奇数じゃないといけない」とか、「日本の戦闘機は壊れると言うが、耐用年数を過ぎても修理して使ったり、燃料が粗悪だったりしたから故障が出たのだ云々」などということを、流れるように(止められないくらい)話してくれる。
「どこから来たのか?」「インターネットで見つけてきたのか?」と尋ねられたので、「福岡から来ました。近くで看板を見つけたので寄ってみました。」と答えた。
ひとしきり飛行機のことを話され(この間、友蔵さんはふらりと掩体壕を見に行ってしまい、一人でよくわからない話に相槌を打つ)、話の終わりには、「小倉から来たのか。この辺を歩くのもまあいいね。」などと、いつのまにか私たちは小倉から来たことになっており、「はあ。」と言って別れた。
よくわからなかったが、いい人だったのだろう。
史跡に指定されていないのか、近くにあった掩体壕は農機具庫や倉庫として使われていた。 |
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宇佐市城井 |
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犬に吠えられる。 |
休憩 |
11:15 |
宇佐市葛原 |
東屋 |
雨もやまない。東屋で座って休憩する。
何かが祀ってあるが、よくわからない。
近くに葛原古墳が見える。
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宇佐市葛原 |
道(不明) |
適当に野生の勘で動く。 |
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宇佐市石田 |
四日市交差点 |
国道10号線へ左折。現在地が不明になったが、進行方向と思っていたのが全く逆だった。寄り道をしているうちに方向がつかめなくなってしまったようだ。
自分が方向音痴なんじゃないかとちょっと不安になる。今度は道具にコンパスを加えなければ。太陽が出てなければ方向も確認しようがないし。木を切って年輪の幅で方向を確認するってわけにもいかないので。 |
昼食 |
11:59 |
宇佐市石田 |
ラーメンくーた
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ちょっと気になる外装のラーメン屋さんを見つけ、昼時ということもありここで昼食を取ることに。入ってから食事して店を出るまで、ずっと行列ができていた。人気の店のようだ。二人連れでカウンターでよいという条件だったので、他のお客さんを抜いて、先に食べることができた。 かえる→とんこつく〜た、友蔵さん→ネギ辛く〜た プラスチャーハンを注文。両方とんこつ味だったが、麺の種類(黄色と白、太さ)が違った。何種類かの麺を使い分けているようだ。ラーメン通ではないので、よくわからないが、単純においしいと思った。 |
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12:26 |
宇佐市石田 |
ベルリンめがね |
2度目のベルリンめがね。「べ」と「ガ」の濁点はめがねマークになっている。
社長の孫かなんかが考えてそうなロゴマークだ。
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寄り道 |
12:44 |
宇佐市辛島 |
酒造観光館(三和酒類)
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焼酎の「いいちこ」を造っている、三和酒類の販売所に立ち寄る。安心院ワイン、ぶどうジュース、焼酎などを売っている。残念ながら試飲はなし。
せっかくだからということで、かえる→梅酒ワンカップ(おやぢ?)、友蔵さん→いいちこの300ミリ瓶(瓶がシンプルでいいデザイン) を購入。この後、リュックでチャポチャポ音をさせながら歩いて行くことに。途中で飲んでも良かったけど、歩く気が失せると困るので、お土産に。 |
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12:59 |
宇佐市法鏡寺 |
駅館川・瀬社橋 |
川を越すとついに宇佐神宮ゾーンに。 |
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宇佐市法鏡寺 |
国道10号線(日向街道) |
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13:09 |
宇佐市法鏡寺 |
堤防 |
階段を見つけ、「登れそうなら登る」という本能のままに登ってみる。登った先は、田んぼだった。眼下に歩いて来た道を含む宇佐市内が広がる。 |
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宇佐市法鏡寺 |
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またもや犬に吠えられる。 |
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宇佐市法鏡寺、北宇佐 |
国道10号線(日向街道) |
寄り道 |
13:44 |
宇佐市南宇佐 |
大善寺
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「国宝の薬師如来像」という看板にひかれ、大善寺に立ち寄り。 入ってみるが、人気はない。ガラス越しに文化財だという薬師如来像を撮影していると、友蔵さんが何気に戸を開ける。簡単に開くじゃん。ていうか、いいのか、重要文化財、こんなに警備手薄で?ということで再度戸を開けて直接撮影。けっこうでかい。 ここではたと、「国宝と重要文化財ってどう違うんだろう?」という疑問が。「わからないものどうしで考えても答えが出るわけがない。」ということで、やっぱり帰って調べ学習だっ!
以下、かえる調べ @「国宝」と「重要文化財」の違いってなんだろう? 「国宝」といえば文字どおり『国の宝』で、「姫路城」や「東大寺大仏殿」など世界遺産にも指定されているような、『人類の宝』といっても過言でないものもあります。 では、似たようなものに「重要文化財」というものがありますが、これとの違いは?実は「重要文化財」は『「文化財保護法」によって指定された日本にとって重要な建築・絵画・美術品』を指しています。さらに重要文化財の中でも学術的、美術的などで価値が高いものが「国宝」に指定されています。
A文化財保護法の二七条に「重要文化財のうち世界文化の見地から価値の高いもので、たぐいない国民の宝たるものを、国宝に指定することができる」とあった。民族の宝にとどまらず、人類の文化遺産としての、普遍的な価値を有するもの、ということであろう。
というわけで、重要文化財のさらにすごいやつが、国宝ってことらしい。薬師如来像ははっきりとはわからないが、どうやら国宝ではなさそうだ。ちなみに、「宇佐神宮本殿 第一殿より第三殿に至る三棟より成る」と今度行こうかと思っている「富貴寺大堂」は国宝らしい。 |
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宇佐神宮呉橋 |
ここは閉まっていて通れない。ちぇっ。通してくれよう。 |
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宇佐神宮神橋 |
こちらの橋を渡りいざ宇佐神宮へ。 |
寄り道 |
13:55 |
宇佐市南宇佐 |
宇佐神宮 |
宇佐神宮では、ポストも神社チックである。
本殿へと続く階段を上る。けっこう長い道のり。
本殿手前にある絵馬かけを見ていると、「三和酒類に入社できますように」(さっき寄ったとこ)などという願いが書いてある。絵馬を眺めていると、深刻なものや軽薄なもの、そりゃ無理だろっていうものや、ほほえましいもの、人間のいろんな野望が見えて面白い。
本殿までたどり着き、恒例のおみくじを引く。 かえる→小吉。 心苦しみ多く、思うに任せぬこと引き続き総て進みません。 友蔵さん→吉。 目上の人の引き立てにより、思わぬ幸福あり。 このおみくじ、表より裏が面白かった。
「腹が立つなら一足あがれ。岩の下をば水が行く。
一歩上がり、親心になり神心になって眺むれば、腹も立たぬ、憎くもない。可愛そうになる、気の毒になる。彼は神様を知らないのだ。憐れんでやれ、導いてやれ。彼は悪魔に囚われている、救ってやれ、助けてやれ。」
あ、悪魔に囚われているって・・・。つまりは、腹が立ったら自分が神様になった気持ちで、相手が悪魔に囚われているとでも思えば何でもないってことか。かなり高慢ちきな態度だと思うけど・・・。
本殿にお参り。二礼四拍一礼。(「宇佐神宮の謎」 参照) |
休憩 |
14:51 |
宇佐市南宇佐 |
茶店
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雨の中ずっと歩いたので、ここらで茶店に入る。
畳席に上がり、とりあえす、コーヒーを注文。店員さんに尋ねると、甘味類はメニューにないとのことで、店頭で売っているという抹茶まんじゅうを勧められ、それを持ってきてもらうことにした。 お茶と漬物は無料らしく、漬物セット一式が出され、それもつまむこととなった。お茶とコーヒー、漬物、まんじゅうを互い違いに食べた。まんじゅうはレンジであたためたのか、ふかしたてなのかは分からないが、餡が熱すぎて舌を火傷してしまった。 |
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宇佐市南宇佐 |
宇佐神宮入り口交差点 |
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宇佐市南宇佐 |
国道10号線(日向街道) |
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宇佐市南宇佐 |
神宮球場 |
えらく小さな神宮球場。ヤクルトの選手はもちろん、いない。
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15:50 |
宇佐市和気 |
ハングル看板
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国際都市なのか、ハングルの看板が。 けど、「本当にありがとう」って、何に対して? |
寄り道 |
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宇佐市和気 |
和気清麻呂の船つなぎ石 |
「船つなぎ石」という看板があるのみで、解説は見当たらない。「宇佐市教育委員会、不親切だな」と不満を述べつつ、帰って調べ学習することにして去る。
かえる調べ
「清麻呂が船でこの地まで入り、船をこの石にに繋いだと言う伝説の地『清麻呂の船つなぎ石』」
だそうで。あんまり詳しくわからなかった・・・。地図見ると、高田港から寄藻川に入り、和気のあたりまで船で来たんだろうって思うけど、地形も変わってるだろうし。 |
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16:21 |
宇佐市岩崎 |
長浦歯科 |
白と黒のラブラドールが2階からワウワウ吠える。
赤い服が犬を刺激しているのか。とにかく、犬によく吠えられる日だ。 |
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宇佐市岩崎 |
国道10号線 |
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宇佐市岩崎 |
岩崎交差点 |
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宇佐市山、西木、横田、刈宇田、東大堀 |
国道213号線 |
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16:50 |
宇佐市東大堀 |
世界人類が平和でありますように |
「世界人類が平和でありますように」と書いてある、だれもが一度は見たことのある白い木の杭。かえる旅でもちょこちょこと各地で見ていたが、なんとここには、家の高さぐらいのでかい柱として合計6柱がで〜んとそびえている。いったい何のためのアピールだろうか。 現代アートのパフォーマンスかとも取れるような景色である。 |
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宇佐市東大堀 |
スバラシイ九州
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「スバラシイ九州」の看板がここにも!福岡にもつくってほしいよ。 |
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宇佐市横田 |
交通安全ポスト |
古い使われなくなったポストを塗りなおした交通安全の看板。小学生をイメージしたのだろうが、なぜかおねえさん風。妙にお色気な表情。
追記:なんと、このポストのモデルになったお方から掲示板に書き込みがありました。いやぁ〜うれしいです。
ふらふらネットサーフィンしていたらたどり着きました小柚子といいます(^-^)
見るだけで去るつもりがなんと私がでているではありませんか!!びっくり!!
カエル歩きの宇佐市編にある緑のポスト。うちのおじいちゃんが私の顔を書いたものです(笑)何年かに一回書き直していたのですが、今ではあれに落ち着いています。最後に書いたのは私が中学生にあがる頃くらいだから・・・もう10年以上前の話ですが。今でもじーちゃんは健在で、こんな風に目に留まってくれるのはとてもうれしいと思います。
これからもがんばって歩いてくださいね!! |
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17:15 |
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「豊後高田へおいでませ〜」と言うように道の両端で迎え打つ仏像2体。 さすが仏の里、国東半島への入り口。 |
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豊後高田市界 |
めがねのノブヤス |
ぱっと見、眼鏡屋さんとは思えない店。植物が中も外もいっぱい、趣味の世界である。 |
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17:38 |
豊後高田市界 |
お菓子の卸問屋
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ビスコ(古いものか。右から左に書かれている。コスビではない。)、ボンタン飴などの広告が倉庫に直接書いてある。 |
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豊後高田市高田 |
富士カメラ |
写真店の店員さんに、近くで食事を取れる場所を尋ねる。「昭和の町」というところにある洋食屋さん「ブルヴァール」を教えてくれた。昭和の町のパンフレットもくれた。 |
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豊後高田市高田 |
国道213号線 |
左折 |
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交差点名不明 |
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豊後高田市高田 |
県道29号線 |
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左折 |
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交差点名不明 |
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到着 |
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高田バスセンター |
本日の歩きはここまでとする。昔はこの近くに宇佐参宮線という列車が走っていたようだが(なので駅前という地名が残っている)、今はバス路線のみのようだ。バスで宇佐駅まで移動と考えていたが、5時代発のを最後に、すでに営業は終わっている。仕方ないので、宇佐駅までタクシーで行くよう決め、ブルヴァールを探す。 |
夕食 |
18:00 |
豊後高田市高田 |
カフェ・バー「ブルヴァール」 |
町並みを少し歩くと、すぐにわかった。外のメニューを見たところ、昼は予約をすれば、給食メニュー(コッペパンとか出るのかな)を食べることができるらしい。 かえる→ハヤシライス、友蔵さん→ペペロンチーノを注文。 ハヤシライスはケチャップ風味で自分の好みとは違った。(これが昔ながらの味なのかもしれないけど。) 2階にお客さんが入っているためか、3度もヒューズが飛び、店内が真っ暗になった。 パンフを見ていると、「昭和の町」はなかなか面白そうだ。この時間帯ではどこもほとんどしまっているようだ。今度来たときにゆっくり見物できるかわからないが、ちょっとは時間を取りたい。 |
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宇佐参宮タクシー |
タクシーで宇佐駅まで移動。 |
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19:08 |
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JR宇佐駅 |
宇佐、ローマ字で書くと、USA。(United States of America)
よかったね、アメリカずきの友蔵さん。 |
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中津市豊田町 |
JR日豊本線中津駅 |
宇佐から中津まで特急で移動し、下車。 |
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中津市島田 |
県道23号線 |
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番外編 |
19:39 |
中津市島田 |
中津サントリーバー
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かえる旅11日目で出会った、サントリーバーの近藤さんに会いに行く。
友蔵さんは白ワインを注文。かえるは、はっさくを使ったカクテルがあるとのことなので、それを作ってもらうことに。 静かな店内。ギイギイと風で戸が揺れる音と、雨の通りを車が通過する音が時折聞こえてくるだけ。戸の音は慣れるまではお客さんが入って来たのかと錯覚する。
音楽はふだんはモダンジャズを流すことが多いそうで、カウンターに置いてあるレコードをかけてもらうことにした。プレーヤーが不調だと言ってあったが、ぷつぷつとノイズが入るところも、このバーらしくていい。
棚に飾ってある瓶に友蔵さんが目をつけた。手元に持ってきてもらうと、瓶の中に、仕掛けつきのオルゴールが入れてあるのがわかった。中で男女の人形が回りながら上下するダンスを踊る仕掛けになっている。もうなくなったメーカーの製造したもので、ラベル付きで保存状態がいいものはかなり高値がついているという。
もう少しと思いつつ、列車の時間があったため、惜しみつつ立ち去る。また寄りたい。 |
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中津市豊田町 |
JR日豊本線中津駅 |
白いソニックに乗り、帰路につく。派手な斑点模様のソニックではなく、白いソニックは、黒の革張り風シートでかなりくつろげるクッション性のある椅子とシックな色調の車内。 とはいえ、博多駅に着くまで、乗車後すぐ爆睡。 |
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JR鹿児島本線春日駅 |
博多駅から春日駅まで半睡眠状態で移動。 |