四国の海の7不思議
2003年1月25日
久々に甲浦へ行ってきました。
甲浦はポイントが東向きのため、冬場も北西風に影響されず海況は安定しています。
冬場は強風で出航できないことの多い柏島とは大違い。
でも、この時期に来た理由はそれだけではありません。
おらんくダイバーズのHPでピカチューが大量発生しているのを知ったからです。
甲浦では結構簡単に見られるピカチューですが、マクロの宝庫柏島にはなぜか居ません。
2年前にバディが見つけた以外には1度も見つかっていません。
一方柏島でよく見られるピカチューもどき(カンナツノザヤウミウシ)は甲浦では稀種のようです。
福井さんに電話で確認すると、10個体くらい居るとのことなので
早速出かけることにしました。

2個体を近付けるとすぐに交接を始めます
久々にピカチューとの対面
一本目はノーナシマへ。
他に数人お客さんが居ましたが、福井さんが専属で付いてくれました。
エントリーして一気に20mまで潜行。
いとも簡単にピカチューを発見しました。
数カット撮った頃に福井さんがどこからか別の個体を持ってきました。
2つを近づけるとたちまち交接開始です。
あっと言う間にフィルムがなくなりました。
撮影中は気が付かなかったのですが、安全停止(減圧停止ではありません)をしているときに、何かおしりのあたりが冷たいと気付きました。
ショップに戻ってドライスーツを脱ぐとお尻から左ももにかかてビショビショ。
お尻の部分が破れて水没でした。

上の個体に何か甲殻類が付いていますが、撮影中はまったく気付きませんでした
2本目はノーパンダイブ
ショップに帰って予備のインナーに着替えようとしたのですが、なんと下着がありません。
いつもは下着の予備も持ってくるのですが、日帰りだったため入れてなかったようです。
仕方がないので直にズボンをはいて、2本目はノーパンダイブです。
破れたドライはボンドで補修してなんとか水没せずにすみました。
2本目はダルマダシ。ノーナシマよりやや南にあるポイントでした。
本当はもう一本ノーナシマでも良かったのですが、他のお客さんもいるので仕方ありません。
ピカチューも撮ったし、おまけのつもりでエントリーしました。
アンカー元からすこし泳いでいくと福井さんが何かを指差します。
その先をみると、なんとまたピカチュー。それもすぐ近くに2個体。
今度は自分で近づけてみましたが、何故か交接しません。
1個体だけをアップで撮っていたら、福井さんが別の個体をどこからか持ってきました。
するといきなり交接を始めました。
ウミウシにも好き嫌いがあるようです。
水没のトラブルもありましたが、ピカチュー三昧で大満足の甲浦でした。

フィルム2本すべてピカチューです
|