柴橋市長の4年間 歪な市政運営
  市街地活性化対策に重点 
   郊外過疎化対策にそっぽ  
              No.319
柴橋市政は政策の柱に
1.こどもファースト
1.中心市街地の活性化
などを掲げている。

その一方で、高齢者、福祉、教育、市郊外の人口減少、過疎化対策といった政策が疎かになっていることが顕著で、バランスを欠いた市政が行われている。

柴橋市政の1期4年間について、中心市街地と郊外の過疎化対策について検証すると、中心市街地の活性化対策では、毎年多くの事業が行われており、それに伴う予算措置がされている。その事業数は平成30年~令和3年の各年度50事業ほど行われていて、予算も毎年数十億円が投入されている。

一方、郊外に限定した人口減少対策(過疎化対策)事業についてみると、全市的に行っている事業を対象外として、岐阜市議会事務局を通じて全庁に調査依頼して得た回答は、「該当事業なし」という唖然とした結果であった。

耳障りの良い政策や利権が絡むような事業の推進は、その恩恵を受ける企業や関係者には喜ばれるが、多くの市民のためには公平・公正・透明性を欠いた、危い市政運営と言わざるを得ない。

限られた財源を有効に使い、市民生活の向上を図るバランスの取れた市政を行うことが重要である。


〝はっとり勝弘の苦言・提言〟

2月6日の岐阜市長選挙で再選された柴橋正直市政の2期目がスタートした。今後の市政運営については、岐阜市郊外の少子・高齢化と過疎化対策にも目を向け、目新しい人気取り政策や必要性の乏しい事業、しがらみが出来るようなバラ撒き事業を控えて、老人、こども、身障者対策、教育費負担の軽減など、生活弱者が安心・安全に暮らすためのやさしい街づくりを積極的に進めて、公平・公正・透明性の高い市政運営に努めるよう求めたい。


                                2022.2.21


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