築46年の 旧長崎屋ビル跡地
   岐阜市が購入 広場に活用
      更地で購入が常道
              No.318
岐阜市は2002年に閉店した柳ケ瀬日ノ出町の旧長崎屋のビルと土地を取得・解体し、人が集まる広場に活用する方針を令和3年9月14日の議会質問に柴橋正直市長が答えた。

ビルはスーパー長崎屋が入居していて、1975年に建てられた鉄骨鉄筋コンクリート造りの地上9階地下1階建て。敷地面積は約1,300㎡で、延床面積は8,100㎡。築46年の老朽化したビル。

この古いビルを岐阜市が購入して、解体するという方針であるが、ビルは遊休不動産になっており、資産価値は低い。岐阜市はなぜこのビルを購入するのか。岐阜市が解体し、整地して、人が集まる公園や広場といったオープンスペースにするという計画である。

この物件の取得方法が問題である。

この土地を岐阜市が購入するならば、ビルの所有者が解体して土壌調査などをし、更地にしてから購入するのが土地取引の常識ではないか。

それを市が建物を購入し、解体もすることには違和感がある。市民に重い負担を強いることになり、納得できない。

仮にこの土地の評価が2億円とすると、更地で購入すれば2億円で収まるが、古い建物を購入し、解体も行うとなると、その費用はどれだけになるかわからない。仮に2億円だとしても4億円になり、高い買い物となる。(恐らく、この金額では収まらないだろう。)

このように考えると、旧長崎屋のビルと土地の取得については、一般社会の常道に沿って、市民の納得のゆく透明性のある適正な手法で行うことが強く求められる。

岐阜市は長崎屋跡地は更地で購入することを前提にすべきである。


                                2022.1.4


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