小堀・石川議員
     監査委員
突然辞任
        
 市民不在の茶番劇                    

   No.315
6月28日、岐阜市議会6月定例議会の最終日、議会選出の監査委員の小堀将大議員(公明)と石川宗一郎議員(自民)が突然辞任届けを提出。後任に黒田育宏議員、竹市勲議員(いづれも自民)を選出した。

辞任の理由は「一身上の都合」ということであるが、黙して語らずで、要は与党議員による、私約による監査委員の1年交代、慣れ合いのたらい回し人事である。

この時期の悪しき前例?!となっている。議会の最終日の突然の辞任。市民の知らない茶番劇で、市長と与党議員の慣れ合い市政の温床となっている。

こうした議会制民主主義を愚弄した、市民不在、議会対策丸見えの議会選出監査委員の無責任な辞任と選出劇は岐阜市政の恥である。

この上は、形骸化した2人の議会選出監査委員制度は廃止して、一般市民から公募によって選出しないと、役所の業務を厳しくチェックする監査は望めない。

折りしも、5月25日、岐阜市の自営業 別処雅樹さん(71)が岐阜市の小中学生や教職員に貸与するタブレット端末3万2291台について、NTTドコモ東海支社と5年間で総額約30億8千万円で随意契約を結んだ問題について、国が創設した補助金の対象となるリース方式や購入でなく、補助金対象外の契約を結んだことにより、補助金相当額の約19億3800万円の損害を受けたとして、柴橋市長と早川元教育長に支払いを求める「住民監査請求」が提出されており、審査中である。

小堀、石川議員もこの審査に当っていた。そんな矢先、両議員は重要な任務を途中で放棄して辞任した。自ら議会制民主主義を否定する軽率な行為は容認できない。

私共、無所属クラブは6月議会中に、議会選出の2人の監査委員が突然辞任し交代するのではないか?と予知し、谷藤議長に、今、重要な住民監査請求の審査を行っているので、この時期に安易に私約交代をしないように申し入れをした。

また、6月15日の監査委員会に於ける意見陳情の席で、監査請求補佐人の田中成佳議員(無所属クラブ)は小堀、石川委員に「この監査の結果が出るまでは、しっかり審査して、責任を果たして頂きたい」と念を押した。

にもかかわらず、議長も、2人の監査委員もこうした意見や申し入れを無視した。信義に背くような行為は、決して看過出来ない。


岐阜市 早川三根夫教育長 突然の辞任

令和3年3月末、早川教育長が突然辞任した。しかも、岐阜市議会には何ら挨拶もなかった。
一体、辞任の裏には何があったのか?真意はわからない。

岐阜市の不可解な教育用タブレット端末等賃貸借契約については3月議会で無所属クラブの田中成佳議員が質問で厳しく追及したが明快な答弁はなかった。

そんな状況下に於いて、早川教育長の突然の辞任劇は不可解である。

疑問を抱く市民からは

「責任逃れをするために辞任したのではないか?」

「いじめによる中学生の自死問題なども十分な説明がなかった。早川教育長には説明責任を果たして欲しい」

「教員の一連の不祥事についても教育長は責任を逃れていた」

等々の厳しい意見が出ている。


                                                  2021.7.6


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