岐阜市は動植物の宝庫 
         5,381種確認 環境保全対策を
         
     
                    No.270

岐阜市は自然環境基礎調査(平成21年~25年)と「岐阜市版レッドリスト・ブルーリスト2015」選定作業を実施して、岐阜市内に分布する動植物5,381種を確認した。種別では、植物が1,541種、昆虫類が3,358種と多く見受けられる。

岐阜市は市街地を流れる清流長良川、樹木が繁る金華山等があり、この恵まれた自然環境の恩恵を受けて、長良川の河川敷や金華山には多様な植物が生育し、それに依存した昆虫類・鳥類も多く生息している。また、長良川本流には海から遡上してくる魚類(67種)なども多く見られる。貝類については、岐阜県内で確認されている貝類約180種の約6割の101種類が岐阜市に生息していることも確認されている。

生物多様性 岐阜市の現状 レッドリスト465種

岐阜市で確認された種のうち、8.6%に当る465種がレッドリストに掲載された。それによると、すでに絶滅した物が2種、市内において絶滅の危機に瀕している種の絶滅危惧Ⅰ類が101種、さらに絶滅の危険が増大している種の絶滅危惧Ⅱ類が132種あることも確認されている。

今後、自然環境の変化などにより、多様な動物・植物・昆虫類・鳥類などの生育・生息の環境が悪化すると絶滅危惧種が増えることは避けられない。

岐阜市の多様な動植物を守るため、自然環境を保全する政策を講ずる必要がある。


                                            2017.1.28


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