「飽食と飢餓」
日本の低い食料自給率
No.269
日本の食料自給率はカロリーベースで39%、主要先進国の中で最低となっている。(岐阜県の自給率は25% 何れも平成26年度概算値) 世界の人口は2015年73億人、その中で飽食人口が20億人(肥満が6,4億人)。一方、飢餓人口は約9億人で、餓死者は年間1,500万人にのぼる。 にもかかわらず、世界で年間約1/3の食料、約13億トンが捨てられている。 格差と貧困が拡大し、戦争やテロ、政治の腐敗により富の分配が不公正になり、飽食と飢餓が交錯し、多くの人々が飢えに苦しんでいる。 国連の推計によると、世界の人口は2050年に97億人に達する。人口が増加する状況で猛暑、干ばつなどの異常気象が続くと、食料生産が減少し、食料危機が生じる。 当然、食料の多くを輸入に依存している日本は食料が高騰し、国民生活に影響が出る。 そこで、日本はこうした事態を招かない為にも、食料自給率を高めるよう、自給自足出来る「農業政策」に真剣に取り組むことが重要である。 また、我々国民も日頃から飽食を止め、食べ残しを減らし、出来るだけ輸入食品より国産食品を利用し、国内産業を支援する等、身近に出来ることを心掛けるべきである。飽食を止めれば病気のリスクも減り、健康維持にもなる。 2017.1.6 |
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