教育文化振興事業団
 
                   大見登美雄 理事長
             職員採用面接で「人権侵害」質問

                                                   No.250


岐阜市の外郭団体の公益財団法人「岐阜市教育振興事業団」の大見登美雄理事長は、本年4月、嘱託職員の採用面接に来た在日韓国人の63歳の男性に対し、当時勤めていた学校について「ここは北か南か」と不適切な質問していたことが分かリ、市は文書で「人権侵害」を認め謝罪した。

面接したこの男性は不採用となった。

今回の問題は、面接を受けた男性が同事業団と岐阜市教育委員会に抗議し、市は8月3日付で、「発言は人権を侵害し、不適切だった」とする細江茂光市長名の文書を送付し、市教委と事業団も口頭で謝罪した。

これについて、男性は「再発防止の為、今回の問題を市民に公表して欲しい」と求めた為、市が公表し明らかになった。

ところで、大見理事長は元岐阜市の幹部職員で、退職後「天下り」で再就職し、理事長に就任した。こうしたことからも、人権については誰よりも熟知していなければならない人物である。岐阜市在職中は、細江市長のブレーンの有力者の一人であった。その人物の「人権侵害発言」は教育立市を掲げる岐阜市の恥である。詫びればいいものではなく、責任を取って辞めるべきである。仮にこのまま理事長の職に居座るとなれば、市の外郭団体への市職員OBの「天下り」再就職の在り方も問われる由々しき問題である。

ちなみに、大見理事長が岐阜市の職員であった時代、4年間も人事室長という役職上、、多くの職員採用の面接に係わり、その採否に対し権限があった人物であるということは多くの職員の知るところである。

この度の人権侵害問題は、細江市長の元側近が起こした問題で、市長の対応が問われる問題である。

                                               2015.8.18


新しい記事へ      過去の記事へ


ご意見、ご感想等ありましたらこちらまで



TOP  プロフィール  著書の紹介  ズバリ直言  活動情報  ぎふ弁  ギャラリー  掲示板  みんなの広場  Mail