約6,815人が
           特養ホーム入所待ち
              3ヶ月 ~ 2年以上

                                                  No.248

平成12年4月1日に介護保険制度がスタートし15年が経過した。高齢化社会を迎えて要介護(要支援)認定者数も年々増加している。

岐阜市では平成27年3月31日現在、要支援1~要介護5までの認定者数は20,669人となっている。この内、要介護3以上の人は6,425人で、平成27年5月1日現在、介護老人福祉施設への入所待ち人数は6,815人あり、岐阜市内19施設の定員1,619人の約4,25倍となっている。しかし、他の施設との重複申込みもあり、実数としては2,300人程度と見込まれるので約1,42倍となる。

ところで、居宅で入所待ちの人がどれくらいの期間で介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)に入所できるのか?となると、岐阜市が昨年12月~本年1月に実施した、居宅で入所待ちをしていて入所した51人の調査によると、3ヶ月以内 11人 3~6ヶ月 4人 6ヶ月~1年 11人 1~2年 18人 2年以上 7人 と入所までに3ヶ月~2年以上かかっている。特養ホームには入りたくてもすぐには入れない状況が続いている。

〝 保険あって 福祉なし 〟 必要な時に必要なサービスが受けられない介護保険制度。

施設入所には施設の不足と高い使用料負担などの高いハードルがあり、なかなか思うように入所出来ないのが実態である。


                                             2015.6.9


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