税金投入
           なんと40億円!!
              岐阜駅西駐車場

                                                  No.245

平成11年度にオープンした岐阜市橋本町の岐阜駅西駐車場。建設当初、私共、岐阜市議会「無所属クラブ」は工事費が約52億2千万円(車1台当り建設費約837万円)と高額で、市の収支計画には無理があり、工事費を縮減すべきであると問題点を指摘し反対した。

案の定、オープン以来17年になるが利用者数は伸びず、収支状況は改善されていない。このため、市は毎年一般会計より税金を繰り入れて建設費の償還をしている。平成27年度も4億1千5百万円を投入。(この予算案については無所属クラブは反対したが、他の全議員は賛成。)これで一般会計からの繰り入れ総額は約40億円にもなる。

駐車台数623台の駐車場経営に年間3億~4億円もの市民の貴重な税金を投入する岐阜駅西駐車場の経営は民間では考えられない。効率の悪いお役所仕事の典型である。安易な事業計画が財政負担を招いている。失敗しても誰も責任を取らない。失政の後始末は全て市民の税金で処理する無責任行政。

こうした事例は岐阜市では多くある。例えば、椿洞の産業廃棄物不法投棄事件では業者を指導する岐阜市職員の行政の不作為による後始末に約70億円投入。この件についても甘い行政処分でお茶を濁して幕を引いている。

また、甘い対応をする議会・議員の責任も重大である。おかしいこともおかしいと言わず、疑問を持ちながら黙って賛成する議員が多数を占める議会は監視機能を果たしているとは言えない。ブレーキの効かない自動車と同じである。慣れ合い市政が役所の無駄遣いの根元にある。
 

                                              2015.3.29


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