〝増える借金〟
         臨時財政対策債
          細江市長就任12年間に
              100倍に増加!!

                                                 No.241

岐阜市の細江茂光市長は今年2月の選挙戦を前に、盛んに在職中に「岐阜市の一般会計の市債残高を約500億円も減らした」と吹聴していた。

この言葉を信じて、細江市長に投票したという市民(有権者)も相当数あった。

一方で、細江市長在任中に「臨時財政対策債」という岐阜市の借金について細江市長就任1年前の平成13年には5億円しかなかったのが、平成25年度末残高は514億円となり、在任12年間で実に102.8倍に膨れ上がった。さらに26年度末には563億円となる見込みである。

これについて、細江市長は何故か公言しなかった。黙して語らずである。ことばの綾で、減った借金のことはことさら宣伝し、増えた借金のことは言わない。

そこで、「借金が減った」ということを耳にして、市長の努力で減ったのだと思い、細江市長の行政手腕を評価した市民も多数ある。

一方、臨時財政対策債が100倍に増えたことを知らない市民は多い。私が「岐阜市政たより」で公表したところ、その実態を知った市民から「やっぱりそうだったのか」「市の借金は殆ど減っていないではないか」「細江市長はなぜこのことを言わなかったのか」「市は良いことも悪いことも公表してほしい」等々の疑問の声が寄せられた。

何れにしても、行政が都合の悪いことを隠したり、都合の良いことだけをことさら宣伝するような広報活動はアンフェアで好ましくない。市民の誤解を招くことになりかねない。都合の良いことも悪いことも事実を正直に公表すべきである。市政の現状を市民に知ってもらい、山積する行政問題に真摯に取り組むことが重要である。

        
                                              2014.8.8


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