これは酷い!!
議会対策丸見え
歪な監査委員の人選
No.236
地方自治体の決算や業務内容について監査する部署が全国の都道府県や市区町村に設置されている。 岐阜市では、岐阜市庁舎内に監査委員事務局があり、市職員が業務に携わっている。これを司る監査委員は条例で4人と定められているが、この内2人が市議会議員から選出されることになっている。 この委員の任命は市長が行い、人事案件(議案)として議会に提出し承認を受ける。議会選出委員の人選は市長と政党(会派)の馴れ合いによる議会対策丸見えである。即ち、役所の決算や事業内容について厳しく監査されることを嫌う行政側としては、自分達の立場を擁護してくれる議員を任命し、厳しく行政を監査する野党議員の任命を排除している。例えば共産党に所属している議員を過去に一度も監査委員に任命していないことや、与党に所属している議員は何度も任命していることで明らかである。 結果として市民不在の馴れ合い行政の温床となっている。これでは真の行政の監査ができるかどうか甚だ疑問である。年間約2千5百億円の税金の使途をチェックする公会計の監査委員の役目は重要である。それ故に公平・公正に厳しく監査することが求められる。 しかし、関係者の事なかれ主義と、改革を好まない排他的な守旧派の政党と議員、それに自己保身の執行部側の共通の利益が相まって一向に改善されない。 このような岐阜市の時代錯誤の歪な監査委員の任命の姿勢は中核市として恥ずかしい。 監査制度は行政や個人の立場と利益を守る制度ではない。原点に立って、形骸化した現行の行政監査制度を抜本的に改革する必要がある。 〝 嫌な人 除いて監査 意義は無し 〟 2014.4.4 |
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