〝談合情報〟
               
岐阜市「水道施設工事」入札
            不可解な高落札続く
               
  予定価格公開がアダ
                                                         No.234

過日、岐阜市の上下水道事業部発注の「水道施設工事」で談合が行われているという情報提供がありました。

その手法は、落札業者は話し合いで決まっていて、その業者は予定価格の95%より少し低い金額を入札金額とし、その他の指名業者は95%以上の金額を入札する。具体的には、落札業者は予定価格の94.?%という金額を入札。落札率が予定価格の95%以上の入札については高落札入札調査制度があり、談合が疑われかねないので警戒して、予定価格の95%を超えない金額で、ぎりぎりの94.?%という高い金額を入札して落札するということである。

こうして、予定価格の94~95%の金額で、話し合いによって落札業者を決めて入札し、高落札したのではないかと思われる不可解な入札は、平成24年度に実施された上下水道事業部の「水道工事の指名入札」(130万円以上)による契約は
91件中、実に69件(75.8%)ある。また、平成25年4月~12月迄の工事入札では122件中94件(77.04%)もあった。なお、平成21年度~23年度の入札でも同じような結果となっている。さらに、談合は指名競争入札以外の一般競争入札でも行われているとのことである。

このように、予定価格の公表制度が入札談合によって踏みにじられ、高落札という弊害を招いているとしたら由々しき問題である。

入札談合による高値落札が結果として水道事業会計の経営を圧迫し、水道料金や下水道料金の値上げの要因となり、市民の負担となってはたまらない。割りを食うのは市民である。

公共工事の入札に係る不当・不法行為は絶対に許しません。今後共、入札談合の問題については厳しく監視していく決意です。

※ 入札談合や役所の不当・不法行為などについての情報を待っています。尚、情報提供者の秘密は厳守致します。


        
                                             2014.3.20


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