「二宮尊徳」像
無関心? それとも知らないのか?
No.222
先日、市議会事務局に岐阜市内の小中学校に設置してある「二宮尊徳」像に係わる調査を依頼し、市教育委員会から調査結果の報告書を貰った。 それによると、小学校が47校中25校、中学校は24校中1校に設置されているとのことであった。設置場所は中庭・校門付近・運動場の端などとなっている。設置年度については昭和8年〜15年頃が11件で最も多いが、不明も10件あった。平成4年に厚見小学校に設置された像が最も新しい。像の構造は石造り(17件)、コンクリート造り(6件)が多く、珍しいのは陶磁器造りが2件(常磐小・木田小)あった。 私はこの調査について 「おやっ!?」と思ったことがあったので、その疑問を解消するために、記憶にあった岩小学校々庭内にある「二宮尊徳」像を確認するために6月28日現地を視察した。そこで、運動場の端でひっそりと立っている尊徳像があることを自分の目で確かめカメラに収めた。「やっぱり、あったわ!」と自分の記憶が正しかったことに内心ほっとした。 ( ※ 小学校は26校に設置されていることになる。) この調査は私の依頼を受けて市教育委員会の担当課から市内の各小中学校に依頼し、学校側から報告のあったものを集計したとのことであるが、調査結果の報告書には岩小学校は「無」となっていた。調査報告をした岩小学校の教職員は自校に「尊徳」像があるのを知っているのか、知らないのか!? はたまた「無関心」で無いと思っていたのか!? 何れにしてもどのような調査をしたのか疑問の残る調査結果であった. 近年、教育現場での危機管理が問題になっているが、学校内にどのような器具や施設があるか把握して、いざという時に児童生徒の安全が守れるような対応と心構えが大切ではないだろうか。 またか!! 教育の不祥事続く 5月24日、岐阜市の長森南中学校の男性教諭が女子大学生の寮に侵入したとして逮捕されるという不祥事が発生した。また、6月27日に鏡島小学校の男性教諭が校内で女子児童の着替えを盗撮していたことが発覚した。 頻繁に発生する教諭の不祥事に またか!! と呆れる。 現場を預かる先生は児童や生徒・保護者にどのような説明をするのか。不祥事を詫びて、個人の問題として処理するような安易な対応では再発防止は出来ない。 「教育立市」を掲げる岐阜市だが、キャッチフレーズより人格を育む中身の充実した人間教育をしっかりと行う必要がある。 今こそ、天上界の二宮尊徳先生の教えに学ぶべきだ。 2013.6.30 |
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