衆院身勝手解散
12月16日 投開票
No.211
衆院は11月16日解散し、「12月4日公示・16日投開票」の日程が決まった。 定数480の議席を15の国政政党が争う乱立の衆院選が始まる。衆院選は2009年8月民主党が政権交代して以来、約3年4ヶ月ぶりとなる。 民主党の分裂により新党乱立で、民主・自民両党と日本維新の会などの第3極が絡んだ政界再編成や政権の枠組みを含んだ異例の戦いとなる。 脱原発・エネルギー政策・消費増税・TPP(環太平洋連携協定)の是非・民主党政権の評価などが主な争点となる。 民・自の2大政党と急遽連合した第3極勢力。硬直した古い体質の既成政党と、「野合」と言われる第3極などによる政策よりも政局の権力争いになる様相の次期衆院選。 定数削減は現行の区割りで実施する為、最高裁判決による「違憲状態」は解消されず行われる。やることもやらず、この時期の突然の解散。国民生活そっちのけの身勝手解散≠ナある。不況で多くの国民が苦しんでいる中、国会議員は自らの身を削る定数削減などの問題を先送りし、身勝手な権力争いを繰り返している。 国民に約束したマニフェストは反古にして、行政の無駄遣いは削減せず、約束していない消費増税を民・自・公明党などが強行に可決し、国民に負担を強いる政治。不公平税制の是正、格差是正、行財政改革、震災復興対策、経済対策、社会保障制度の抜本改革、脱原発・エネルギー対策、少子高齢化対策、沖縄の基地問題、日中・日韓等の外交問題、北朝鮮の核・ミサイル・拉致問題等々問題は山積している。 こうした諸問題について、各党はどのように対処するのか。選挙向けの耳障りの良い政策を掲げて、空手形にするような無責任な政治に国民は厳しい目を向けなければならない。 自己の都合で身勝手にくるくる変わる信念のない変節国会議員。彼らには日本国の将来を憂い、国家・国民の為に身を挺して働くという気概が全く感じられない。党利党略と自分の損得勘定で行動する国会議員。これではこの国の将来は不安で良くならない。 有権者は今度こそ「騙されないぞー」「しっかり選ぶぞー」と厳しい目で政党や候補者を選ぶ選挙にしたい。 2012.11.17 |
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