民意無視
                  
原点を忘れた政治

                        
                       No.203

混迷が続く政治、離党者が続出する与党民主党。

やらないと言っていた消費増税を強行に進め、国民に約束したマニフェストを反古にしてやらない政府。

福島原発事故について避難住民の苦しみを逆撫でする収束宣言をして、原発再稼動政策を推し進める野田政権。

沖縄等の現地の反対の声を無視して強行に進める米軍のオスプレイ導入に対しノーと言わない、言えない日本政府。

これほど民意を無視し、国民に約束した政策をやらないで問題を先送りした、原点を忘れた政治はもはや民主主義とは言えない。

やるべきことをやり、やらなくてもよいことはやらない。これが政治の原点である。

行政の無駄遣いを大胆に見直し、身を切る行財政改革を断行し、金持ちや大企業優遇の不公平税制の見直しを行えば財源は確保できる。やるべきことをやれば消費増税をやらなくても財源の確保は可能である。やるべきことをやらずに、財政が足りないからと言って安易に消費税を増税し、取りやすい人から税金を取るといった手法は弱い人々を苦しめる悪政である。

仮に増税を行うならば、まず優遇税制を見直し、制度の恩恵を受けている富裕層の課税を強化し、税負担の公平を図るべきである。ここにメスを入れる税制改革をやらないで、弱者に税負担を強いる逆進性の高い消費増税を強行することは納得できない。

民意を無視し、原点を忘れた政治に喝%れなければならない。


                                          2012.7.21


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