「身を削る決意」がない国会議員
No.189
震災後、月額50万円減らしていた国会議員の歳費は半年を経て元に戻ってしまった。それにより12月9日に支給されるボーナスは291万円で、去年よりも9万円多くなるという。世論を気にして減額していた歳費の削減も、これでは彼等のパフォーマンスだったと言われても仕方がない。 国会議員の定数削減もうやむやで進んでいない。一方、政党助成金の約330億円は廃止するどころか、がっぽり貰っている。企業・団体の政治献金を廃止する云々と理由をつけてこの制度を作り、国費を投入することを決めたわけだが、こちらの方も廃止する気配は微塵もない。政治を良くする為に国民が負担するコストも今や税金の無駄遣いとなっている。廃止すべきだ。 貰えるものは両手を出して貰うが、削る方は削らない。一方で財源不足を理由に増税を目論む政治家。彼等の言動を見ていると「自らの身を削る決意」が全く感じられない。 他人に痛みを押し付け、自らの痛みを伴う改革を渋る議員や政治は民意と乖離している。 2011.12.8 |
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