官・業癒着の温床
             随意契約の見直しを!!
                                        No.188

官公庁では競争入札を行わず、特定の業者と契約を行う、所謂随意契約が多くある。

岐阜市役所でも小額の物品購入や工事で長年に亘り行われている。50万円以下の契約は概ね随意契約で行われている。この場合の選定業者は1社若しくは2社で競争性は全くない。従って、高値で契約するケースが多く、経費の無駄遣いである。また、特定業者との癒着の温床となっていて、新規業者の参入を阻害しているなどの弊害もある。にもかかわらず、問題の多い随意契約の見直し、改革が行われていない。

原価意識・問題意識の欠如した役所仕事は、民間に比してあらゆる業務において無駄遣いが目立つ。しかし、役所の担当者はそれに気がつかない。或いは知っていても積極的に改革・改善しようとしない。問題先送り、隠蔽、失敗しても誰も責任を取らない等々。外部より問題を指摘され、ようやく重い腰を上げる。こうした役所の体質が長年に亘り随意契約を続けている背景にあることは否めない。官業癒着の温床となっている小額の随意契約を早急に見直すべきだ。


▽ 建築設計入札は不落随契廃止

市の建築設計業務委託の入札において、長年に亘り、二度の入札不落物件を随意契約で予定価格の100%近い金額で行っていた問題について、私が議会で厳しく取り上げた結果、市は原則廃止した。それにより入札の競争性が高まり、予定価格の50%前後で落札するようになり、年間ベースで数千万円の経費削減の効果が出ている。

この件についても、私が問題提起するまで岐阜市は不落随契という業者に都合の良い制度を容認し、一部の業者は多大な利益を受けていた。その結果、岐阜市は大損をしていたことになる。

こうした慣れ合い体質を改めない限り、役所の無駄遣いはなくならない。私は勇気を持って役所と業者の慣れ合い体質に喝≠入れ、是正していく決意です。

今後共、市民の皆様のご理解とご協力、さらに情報提供をよろしくお願いします。

                                         2011.11.26


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