痛ましい岐阜市職員の自死
個人を犠牲にする組織風土
No.184
このところ岐阜市役所職員の痛ましい自死事故が目立つ。かけがえのない生命を自ら絶つという苦しい決断をした彼等の心境を思うと心が痛む。 なぜ、そこまで彼等を追い詰めたのか!? 原因はいろいろあると思うが、共通することは仕事上の悩みが起因しているようだ。その背景には岐阜市役所内の組織風土の問題があることは否めない。すなわち、問題の組織的な隠蔽体質、事なかれ主義、問題先送りや失敗の責任を個人に押し付ける等々、組織内において仕事上の問題で気軽に上司や同僚に相談できる仕組みが確立されていない。その結果、問題意識の欠如した無責任行政が蔓延し、職員が萎縮して物が言えない雰囲気がある。そこで担当者がひとりで悩み、追い詰められて心のゆとりをなくしてストレスを溜めてしまう。最後は逃げ場を見失って、自ら責任を感じて死の道を選ぶ。 現代はストレス社会といわれているが、近年岐阜市役所において痛ましい自死事故が多発していることは由々しき問題である。しかし、こうした出来事について岐阜市は今まで黙視し、その対策を怠ってきたことは遺憾である。特に市長が変わってからのここ数年に多く発生していることに注視したい。 なぜこのようなことが多く発生するのか!? この現実を直視してほうかむりすることなく、原因を究明し、十分検証して働きやすい職場環境を築き再発を防止することが急務である。 彼等の死を無にしてはいけない。無念の死を遂げた職員のご冥福を心からお祈り申し上げます。 合掌 職員の皆様へ!! いつもお仕事ご苦労さまです。 仕事上で悩んでおられることはありませんか? もしありましたらひとりで悩まず、何でも気軽に声をかけて下さい。 ひとりで悩むより、一緒になって処方箋を考えましょう。 それでも解決できない時はさらに別の人や専門家に相談しましょう。 きっと良い知恵や解決策が見い出せます。 この世で起こったことは、この世で収まらないことはない。 人間だれしも悩みはあります。 くよくよせず気を大きく持って前に進みましょう。 気の持ち方で人生は大きく変わります。 たった一度の人生です。 明るく、楽しく、元気に生きましょう。 2011.10.10 |
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