原爆と原発
再び同じ過ちを繰り返した日本
No.183
66回目の終戦記念日を迎えた。 あの痛ましい第2次世界大戦で戦死した軍人・軍属230万人。空襲や広島・長崎の原爆投下などにより亡くなった一般市民80万人と併せて310万人の尊い人命が奪われた。 この悲惨な戦争を教訓に「再び同じ過ちを繰り返してはならない」と、戦争犠牲者の冥福を祈り、平和を誓った日本。こうした不戦の誓いが今日の日本の繁栄の礎となった。 しかし、世界の恒久平和の願いも空しく、世界の各地では紛争が絶えない。相変わらず人類は無益な争いを繰り返している。 人類史上最初の被爆国となった日本。非核を全世界に訴える一方で、原子力発電を推進してきた。原子力の平和利用という美名の下に核≠フ恐怖を封印し、根拠のない安全神話≠ワでつくり国民を欺いてきた。 ところが、3月11日の東日本大震災による福島原発の事故発生により、このつくられた安全神話≠ヘ脆くも崩壊した。 原発の事故による放射能の飛散により、多くの住民が避難し、未曾有の被害が発生している。収束のめどすら立っていない。 広島・長崎の原爆投下から66年が経過した今でも、多くの人達がその後遺症に苦しんでいる。その日本において、またもや原発の放射能汚染に多くの国民が苦しむ羽目になった。 原爆と原発による放射能汚染。被爆国の日本で再び同じ過ちが繰り返されたことは、いくら悔やんでも悔やみきれない。 この上は、早急にエネルギー政策を見直して、脱原発≠推進し、安心・安全に暮らせる社会を築くことだ。これ以上の過ちは絶対に許されない。 2011.8.16 |
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