山岳信仰 ハイキング情報
自己紹介 健康チェック 再び登りたい山 山・新着情報 トリビアの山 リンク集 〒 ご意見・ご質問



利尻山バッジ
１　利尻山

前へ戻る　　　　　　　　次へ進む　
下山時にわずかの晴れ間

１月 ２月 ３月 ４月 ５月 ６月 ７月 ８月 ９月 10月 11月 12月
冬山 残雪期 登山適期 冬山
高山植物

コース 　利尻北麓野営場　→　ポン山分岐　→　８合目・長官山　→　沓形分岐　→　利尻山（往復）
ポイント（見どころ） 山のガイド

利尻山は日本最北の名峰として人気があり、利尻富士の名で親しまれている。
山頂付近は、厳しい風雪によって浸食されているが、上部は高山植物の宝庫。
利尻山は最後まで油断できない。九合目には「ここからが正念場」という表示板があり、特に印象深い山。

高山植物
リシリヒナゲシ、ボタンキンバイなどはここだけに見られる。
・標　 高・・・・・・・1719m
・標高差・・・・・・・1534m

・登山レベル・・・・上級者向け
・コースタイム・・・約9時間00分
・コース距離・・・・12.2km

・地図・・・・・・・・・1/25000図　鴛泊
山行日記 　　厳しさの中に出会いが！　　　山行日：2001年8月27日　雨のち曇　　メンバー５名

　 日本最北の利尻山は、大正１２年、名勝NO1に選ばれた山である。最近は利尻・礼文の観光ブームと相まって、老若男女を問わず人気に拍車がかかり、ツアーも根強い人気を続けていると聞いた。

　北麓野営場の登山口から、あいにくの雨、雨への完全装備で登山開始。途中から雨脚はだんだん強くなり、長官山まで大雨。途中２０歳前後のアベックが折りたたみ傘にスニーカー、おまけにジーパン姿ときているから最悪のパターン。「大丈夫かね？」と声をかけたら、「大丈夫です」という。無茶な人もいるもんだ。

　 幸いに長官山あたりで、雨がやみ視界が時々開けるようになった。雨はやんだものの風が強く、コンディションはよくない。
　 この利尻山はアプローチが長く、その上９合目の道標に「ここからが正念場」と記されているように、ここからは急坂のガレ場で風も強く最大の難所が待っており、その厳しさを象徴している。

　 登るか下るかちゅうちょする程だった。しかし、そんな悪条件を克服しての無事踏破。ついにやったぞ、という心地よい充実感に満足した。

　 頂上についたら、途中で声をかけたアベックが先着していた。「無茶だと思うでしょう？」と今度は彼らが先に声をかけた。「無事でよかったね。」と思わず答えた。
　 聞くところによると、このアベックは登山途中に知り合った、見知らぬ者同士だという。若いとはいえ、この無謀は一体なんだろう。

　 しかし、この無茶な登山も彼らにとっては生涯の思い出になるだろう。もしかしたら、この登山で新しいカップルになって今頃新婚生活を築いているかも知れない。
　 我々も生涯の輝く思い出になった。一度は挑戦したいお勧めの山かもしれない。

アクセス

公共交通 ： 往復：鴛泊フェリーターミナル　　・タクシー10分\1300〜\1500　利尻北麓野営場。
　　　　　　　※稚内から利尻島鴛泊港まで東日本フェリーで１時間４０分約\1880。
　　　　　　　　 利尻空港から利尻北麓野営場までタクシー２０分約\1600。

マイカー 　： 鴛泊フェリーターミナルから利尻富士温泉経由で約3km。利尻北麓野営場。
　　　　　　　　利尻北麓野営場には無料駐車場あり。

東日本フェリー　0162-23-3780　　富士ハイヤー　1638-2-1181

山の情報　：　利尻富士町商工観光課　01638-2-1114　　　　　　　２００４年４月作成
利尻山