三日目 3日目は勝手気ままに、蒋介石を祀った中正記祈念堂と孫文記念館を見学。 午後,淡水市に出かける。 地下鉄中正祈念堂駅のすぐ前に広がるのが中正公園,その中に中正祈念堂がある。建物の色彩は「青天白日」から、また、八角屋根のラインは人の字を模したもので中国伝統の「天人合一」からデザインされたという。 中正公園って天安門前広場に張り合って造ったみたい? 敷地は350m×700mほどでかなりの広さ,わたしの推測だが,北京の天安門前広場をかなり意識して造られた感じである。 蒋介石の生存日数に合わせた89段の階段を上がった2階には、高さ6.3mの蒋介石の巨大なブロンズ像が鎮座している。左右を衛兵が守っている。 10時の衛兵入場シーンを見る,なんともおもちゃっぽくてガイドブックで”おすすめ”としているのが不満。早々と退散。
1972年に完成した「国父記念館」は、建国の父「孫文」の生誕100年を記念して建てられた。 高さ約30mの荘厳な宮殿様式の建物は、民間からの寄付金などを資金として建設されたと言う。
一画に、「革命の花」と謡われた秋瑾に関する展示があった。秋瑾とは、秋の「美しい玉」の意味。彼女は、孫文と同世代で中国の「女性革命家第一号」と呼ばれており三十一歳で処刑された。ちくま日本文学全集 武田泰淳に「秋風秋雨人を愁殺すー秋瑾女子伝ー」を読んだことがあるので,興味深く閲覧した。
昼食を有名な「鼎泰豊」で上海小籠包を食べるつもりだった が店を間違えて隣に入ってしまった。 でも地元の人たちが多く利用している店で、安くておいしかったし、目的のお店は行列が出来ていて時間がかかりそう! かえってよかった,待ち時間をかけずに次の目的地,淡水へ向かう。 続く |