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モンゴル撮影旅行

6-2 南ゴビ ~夕陽の撮影~

              (8/31)

    

 ぐるり360°が緑の地平線

大草原のわだち道を突っ走って今夜の宿へ
 
 風が強いよ~ 

 今夜の宿ハンボグドキャンプに16時着。本日の走行距離:200km。

 ここはアルタイ山脈の東端が砂漠に没するあたりで,標高1900m,三方が山に囲まれて常に山の方角から砂漠に向かって強い風が吹き荒れている。

 元気な3人は,夕日撮影の好ポイントの下見をしてくるといって近くの小丘に登っていった。

    南ゴビ ハンボグドキャンプ

 ゲルが,30棟ほどある比較的大きなツーリストキャンプで,シャワー・水洗トイレ・自家発電が備わっている。遊牧家畜が入ってこないように周囲は鉄柵で囲まれていた。

 わたしは,シャワーを浴びて,ゲルでしばしくつろぐ。
当地は,比較的暖かいためか,フブスグル湖畔のゲルとは違って,蝿や虫がぶんぶん飛び回っている。
まずは蚊取り線香を一度に2本焚いたり,雑誌を丸めて蝿叩きがわりにしてゲル内の蝿を追っ払う。

 今晩の夕食は,「野菜サラダ(トマト・キュウリ・瓜・コーン)」と「肉まん」だけ,いささか物足らない。昼間の畑でゲットした「スイカ」と「メロン」を切ってもらって腹の足しにする。

 そうこうしている内に,陽が沈む20時近くになる。
 わたしは,最初はキャンプ敷地内で,「ゲルを添景とした夕景」を狙う。
次に小丘に登り,アルタイ山脈に沈みゆく夕日を撮る。
 陽がほぼ沈みきった頃,ふと南方の空を見上げると,小さな右弦の月が夕映えの雲間に浮かんでいる。その美しさに思わず手持ちでシャッターを切る。

 
 
 
 
 夜半,元気なお二方は,星空撮影。
翌朝聞いた話であるが,電灯も消えた真っ暗闇では,キャンプ外に出るのは危険と,ゲル群の近くに三脚を据えて撮影していたのだが,他の宿泊客から不審者扱いされそうになったとのこと。

 当初の予定では,ここに2泊することになっていたが,明明日のウランバートル行きの飛行機が,客が私達5人だけだという理由で,飛ばなくなったという。まことにおおらかと言うか,いい加減というか,モンゴルらしいというのか,面白い。
 ということで,南ゴビ観光は,一日はしょって,明日までの滞在となった。

 明日もあわただしい,わたしは早々と就寝。

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