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モンゴル撮影旅行

2−1 景勝地ガチョールト トーラ河畔にて写真撮影(8/27)

 6時:起床,6時半:朝食,8時:ホテル発 ウランバートルから20kmほど東のガチョールト村へ向かう。
市内の交差点で,パトカーに先導された車に出会った。インド亡命中のダライ・ラマが訪問中だそうだ,そういえばダライ・ラマの顔写真の入った看板が町のあちこちに立っている。実は,昨年来ることになっていたのだが中国政府から横槍が入り中止,今年になって訪モが実現したという。モンゴルと中国の関係を垣間見た気がする。

 進行方向の右手,つまりウランバートルの南側には周辺に比べて,木が多く繁った山がある。ボグド山といって,1730年 自然保護林に指定されたという。 モンゴルの森林は主として山地の北側斜面にある,日の当たる南側斜面には森林ができるほど十分な水分がないためだという。なるほどこのボグド山も今見ているのは北側斜面だ。
モンゴルの国土のおよそ3/4は乾燥した草原,およそ1/4は不毛の沙漠で,森林は1/10以下しかない。その森林もこの10年間で15%から8%に減少したという。暖房用の不法伐採が原因だという。日本のNGO・NPOが植生回復事業に援助の手を差し伸べているが,なかなか上手く行っていないようだ。

 途中,何度も車を停めて撮影しながら,9時:ガチョールト村モンゴリアンホテル前着。外気温14.7℃ 風もあって少し寒いくらいだ。 トーラ河畔に下りるルートを探しながら上流へ,ドライバーが格好の場所を見つけてくれ無事河岸へ。
 トーラ川岸には柳の木が生えていて,木の間から垣間見えるやわらかな陽の光に輝く川面が美しい。
ここで各人,思い思いのポイントへ散って撮影開始。
 
 わたしは中州に渡りさらに上流へ。
 きれいな水だ,ウランバートル市民の飲料水として使われている。だが,地球温暖化の影響や多量取水などで川の水は年々減少しているという,それに行楽に来た人々が捨てていくゴミなどが散見されるのがチト気にかかる。
 そうこうしている内に,12時近くになる,あわてて,Eさんとの昼食の約束場所モンゴリアンホテルへ向かう。
途中,KYさんが,またまたトーラ川撮影好ポイントを見つけしばし撮影。

ゆるやかに蛇行するトーラ川

水汲みに来た姉妹

ルリタマアザミの仲間
モンゴルでは「駱駝の唇」と言う。
 
 トーラ川は,ウランバートル北東の山地テルレジ付近に発し,大きく曲流しながら西流し,旧都カラコルムから流れるオルホン川と合し,北流しロシアバイカル湖の注ぐ延長700km モンゴルでも10指に入る大河川である。ウランバートル市の水源ともなっている。

 昼食後,午後の一大イベント「騎馬隊ショー」の開かれる会場に向かう。

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