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10/5(火)      ローマ(ボルゲーゼ美術館)                  

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「ディアーナの狩猟」
ボルゲーゼ美術館入場券裏面から)

            
  ◆ ボルゲーゼ美術館(Museo e Galleria Borghese)
 ボルゲーゼ美術館は教皇パウルス5世の甥だったシピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿が17世紀初めに建てた別 荘をそのまま美術館にしたもの。
 個人で集めたルネサンスやバロックの彫刻や絵画が多く,個人コレクションの王様といわれている。

 建物は緑の庭園の中に大理石の地色に象牙色の付け柱と軒飾りが明るく照り返し,二方向傾斜階段など均整のとれた古代建築風のプロポーションをしている。
 よく見ると正面2階部分に多くの彫像や胸像が飾られている。

 朝8時過ぎ,例のスーパーストアーの入り口側,独立広場のタクシー乗り場からボルゲーゼ美術館までタクシーに乗る。
ホテルから徒歩でも行けそうな距離だが,道に迷ったりして遅れると困るのでタクシーを利用したら8時15分くらいに着いてしまった。

  
予約しててよかった (^_^;)
 
 ここは予約制になっている。わたしたちの入場は9時からで,30分前までにチケットを購入して下さいとのことなので早めにでかけた次第である。
 8時半きっかりに扉が開き,地下階にあるチケット売り場でE-Mailで送られてきた予約バウチャーを示すとすぐにチケットを発券してくれた。                            
入場料  8.5 

 同じ階にクローク,ショップとカフェがある。手荷物は貴重品を除いて必ず預けなければならない。

 オーディオガイドもあるが残念ながら日本語は無し。
 よって,ショップで日本語ガイドブック
「ボルゲーゼ美術館」をもとめる。展示品の解説が部屋ごとに書いてあるので,鑑賞するのに大変重宝した。
 
 それから予約は必ずしたほうがよさそうだ。

 入館は2時間の交代制で,わたし達は9時から11時まで,2回目の人たちは大混雑していて,予約無しで入れなかった人が結構いるようであった。

 さて,一度外へ出て,1階の正面エントランスから入館する。
 
 
1階は彫刻が中心。
 
 カノーヴァの
パオリーナ・ボナパルト像,ベルニーニの傑作群アポロンとダフネダヴィデプルトンとプロセピナアエネアスとアンキセスなどなどが圧倒的に迫ってくる。
 
 
2階には絵画が。

 カラヴァッジォの
『果物籠を持つ少年』ラファエロの『降架』
一角獣を抱く貴婦人,ベルニーニの自画像三部作』(彼は彫刻のみならず絵も 残している),コレッジョのダナエ,アルバーニの春・夏・秋・冬,バッサーノの最後の晩餐,ルーベンスピエタ,ティツィアーノの柱のキリスとアモールに目隠しするヴィーナス・最高作と名高い『聖愛と俗愛』・・・・・・・一流作品が目白押し

 
館内は,当然写真撮影は禁止だ!
 
 すばらしかったベルニーニの作品ほかを「Borghese Gallery」からダウンロードして楽しむこととする。
 
第2室
『ダヴィデ』
   
(1623−24)
     白大理石 170cm
     G.L.ベルニーニ

 旧約聖書の有名な話を題材にしている。 巨人ゴリアテに対し石投げ器だけで戦いに挑む ダヴィデの像。
 右側は石投げ器を引くために大股に踏み出す動きを見せ,正面には投擲の前の一瞬の停止があり,斜めに見ると歩みと休止のリズミカルな平衡感覚を感じる。
 緊張に顔を歪めたダヴィデの表情は,制作時弱冠25歳のベルニーニが堅い大理石に鑿をふるう姿そのものだったのかも知れない。
第3室
『アポロンとダフネ』
   
(1622−25)
     カラッラ大理石
     243cm
     G.L.ベルニーニ

 ギリシャ神話が題材で、ダフネが神の誘惑から逃れようと,アポロに追いつかれた時に月桂樹の葉に姿をかえようとしている姿を造形したベルニーニの最高傑作といわれる作品。
 手先と足元から月桂樹にだんだんと変身していく表現がじつに見事! 
 
 天井には,ピエトロ・アンジェレッティが,同じ主題の見事な絵が描かれている。
第4室
『プルトンとプロセルピナ』
           (1621−22)
           白大理石 255cm
           G.L.ベルニーニ

 大地の女神ガイアの娘プロセルピナを略奪する冥府の王プルトンを表している。

 プロセルピナの手はプルトンの顔面を歪ませ,一方プルトンの指はプリセルピナの身体に食い込んでいる。
 左側から見ると捕らわれたプロセルピナが力強く跳び上がるように見え,右から見ると涙しながら空に向かって祈る如くに見える。

 堅い大理石でよくぞこんな表情を出せるものだと感心する。
第20室
『聖愛と俗愛』
      (1514)
      118×279cm
      ティツァーノ

 
ヴェネツィア人ニコロ・アウレリオの結婚式に贈ったもので,愛の神アモーレと純白の花嫁,「地上の儚い幸福」と「天上の永遠の幸福」を表わしている。 ティツァーノの25歳頃の傑作。
 1899年銀行家ロスチャイルドが,この絵一点に対してボルゲーゼ美術館の全美術品と建物の評価額よりも高い評価をしたと言う。 この絵がボルゲーゼ美術館の代名詞といってもいいほど。
第18室
『ピエタ』 (1602)
    180×137cm
    P.Pルーベンス

 マリアの生き生きした手と蒼白なキリストの手のコントラスト,暗い空間を射し抜いてキリストとマリアの顔に注ぐ明るい光が印象的である。

 ヨーロッパバロックの天才ルーベンスの最初のローマ滞在の折に描かれた。

  
* わたしたちの訪館の際は貸し出されているのか,展示されていなかった。

 館内に居られるのは2時間だけ,余りゆっくり見ていると,時間が足らなくなる。2時間はぎりぎりであった。

 地下階のカフェで休憩をとり,ボルゲーゼ公園の涼しい風が吹きぬける木漏れ日の道を通って再び喧騒の街中へ,
 午後の予定 旧アッピア街道めぐりバスの出発点 ヴェネティア広場へ移動。

  
                                        続  く 
  

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