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イタリア旅日記 (6) フィレンツェ(1)

2/29(日) 続き

 フィレンツェ着 15時05分。
 
 フィレンツェでは,ドゥオモをはじめ多くの文化遺産を保全するため,許可を受けた自家用車・路線バス以外の一般車両は旧市街への乗り入れが禁止されている。
 わたしたちは,アカデミア美術館の手前あたりでバスから下車して6〜700m位歩いてドゥオモ広場に到着。

 優雅で美しいフィレンツェのシンボル,ドゥオモは『花の都』にふさわしい。ピンク・白・グリーンの大理石で造られた優雅でかつ繊細な美しい外観に圧倒される。
 正式な名称は「サンタ マリア デル フィオーレ(花の聖母)教会」。1296年に建設が始められ175年の歳月をかけてできあがり,その後も工事が続けられ現在のネオ・ゴシック様式の姿が完成するまでに600年も要したというこの教会の巨大さに”ため息”が出る。

バスを下車してカヴール通りをドゥオモめざして歩く。 奥に鐘楼が見える。 ドゥオモ祭壇 クーポラ内側のフレスコ画「最後の審判」


 内部は割合とシンプルである。
 正面祭壇上のクーポラ内側に描かれたヴァザーリと弟子たちによる巨大なフレスコ画「
最後の審判」を下から見上げてまたまた”ため息”をつく。
 クーポラに登る途中で,この素晴らしいフレスコ画を直ぐ近くに見ることができるという,明日のフリータイムに上る予定。 楽しみだ。
 どんな足場を組んでどのくらいの期間をかけて描いたのであろうか?途方も無いことをしでかすもんだと感心する。
 
  3万人が収容できるというこの大聖堂はあまりにも大きすぎて,近くからは全体の写真を撮ることはとてもできない。西側の小路を少し入ったところから,ドゥオモ,洗礼堂,鐘楼を無理無理1枚の画面に収めたのが下の写真。

 ドゥオモの正面に建っているのが,キリストを洗礼した「洗礼者ヨハネ」の名前をとったサン・ジョヴァンニ洗礼堂。昔の洗礼というのは,鉢の中で全身を水に浸して行ったため,このような大きな洗礼堂が必要だったそうだ。
 ドゥオモの付属施設の様に見えるが,実は11世紀から13世紀に建てられドゥオモより古い建造物である。八角形のクーポラ構造で,外装は白と緑の大理石で飾られている。 

 有名なのが東側の「
天国の扉」と呼ばれる扉。ミケランジェロが「天国の扉にふさわしい」と言った事から名づけられたという。
  旧約聖書の挿話が10の場面に彫刻されている。
実はこの扉は「レプリカ」で,本物はドゥオモ博物館に収められている。レプリカなのになんで鉄柵で囲まれているの?

八角形の洗礼堂 天国の扉


 「天国の扉」は西暦1401年に行われた門扉制作のコンクールで勝ち残ったロレンツォ・ギベルティの作品。
 門扉制作コンクールは当時のフィレンツェと周辺で活躍していた芸術家7人が応募し,最後まで勝ち残ったのが,ギベルティとフィリッポ・ブルネレスキの二人だった。
  自信作をもってしても優勝できなかったブルネレスキは,彫刻の道を諦めてローマに向かい,建築の勉強を始めた。後年,ブルネレスキはドゥオモのクーポラを完成させたそうだ。

 
ジョットの鐘楼は14世紀にジョットの設計で建築された。ドゥオモと同じ白と緑とピンクの3色の色大理石で装飾されていてとても美しい鐘楼。
 ドゥオモの南側に寄りそうように立っている。414段の階段で上部テラスまで上がれるというが明日,クーポラに上るのでこちらは外観を眺めるだけとする。

 レストランやBAR(日本で言うところのバーではない,ちょっとした軽食と飲み物がおいてある気軽に入れる軽食堂といった感じ。トイレを借りるのに便利)の立ち並ぶカルツァイウォーリ通りを南に向かいシニョーリア広場に出る。
 
 かつてフィレンツェの人々はなにかあるごとにこの広場に集まり,議論を戦わせた場所だという。
 広場の前には94mの塔を持つ
ヴェッキオ宮殿(ただいま棟の外装工事中)があり,その前に,コジモ一世の像ダビデ像(コピー),海の神ネプチューンの噴水ヘラクレス像などの彫像が飾られている。
 
 また,その向かいには「ロッジア・ディ・ランツィ」と呼ばれる彫刻がたくさん置かれた彫刻廊がある。まるで屋外美術館のようだ。14世紀の終わりに,コジモ1世の命により雨をしのぐ集会場として建設されたそうだ。
 
 わたしたちもここで休憩(トイレは,広場の一角にある RIVOIRE というカフェで借りられる)して,ウフィッツィ美術館入館の時間待ちをする。

ロッジア・ディ・ランツィ ダビデ像(コピー) ヘラクレス像

   * ドゥオモを見学した後で,妻が大発見!
       いま身に着けているイタリア製のセーターの絵柄が,ドゥオモを図案化したものだった!
     大分以前に買ったそうだが,いままで,全然気がつかなかったそうだ。キャーキャー言って
     みんなにふれ回っていた。

    

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