『心に残ったこの一冊』
食欲の秋、芸術の秋、そして読書の秋。秋の夜長に虫の声を聞きながらこんな一冊はいかがでしょう。そこで、事務所職員の『心に残ったこの−冊』をご紹介いたします。
『木のいのち木のこころ(天)』
        西岡常一著
 宮大工の棟梁が本当のプロの技術と魂と木への気持ちを語ってくれます。
 プロフェッショナルに対する憧れを抱かせてくれる一冊です。
『こころがホッとする考え方』
   すがのたいぞう著
 ものの見方や考え方がちょっと変わるだけで心に元気が出てくる。そんな「ちょっと」が、ぎっしり薄まった心の処方箋。疲れた心を癒してくれる一冊です。
『パイプのけむり』
        圏伊玖磨著
 「アサヒグラフ」に連載した小文を本にしたものです。物事の見方や考え方を多面的に、しかも音楽家らしい感性のタッチで書かれた一冊です。
『明恵夢を生きる』
        河合隼雄著
 生涯の夢を書き留めておいた鎌倉時代の高僧明恵。夢の意味を解きながらたどる明恵の清く烈しい生き方と著者の説く心の様相が深く胸を打つ。名著。
『松下幸之助しかられ問答』
      木野親之著
 偉大な人ほど温和で、純粋で、自然に逆らわず仕事を楽しんでいる。 松下幸之助の人間像が窺える一冊。
『魔法のホウキ』
  C・X・オールズバ−グ著 
          村上春樹訳
 秋の夜、月の光に照らされた空から魔女が落ちてきた・・・。 溢れんばかりのセピア色が不思議な陰影を醸し出し、三次元的な深みを与えている至上の作品です
『「勝ちぐせ」のセオリー』
          中村天風著
 「さしあたる事柄のみをただ思え、過去は及ばす、未来は知られず」 学生時代、先生に薦められて読んだ本です。落ち込んだり、迷った時にこの道歌を思い出します。
『サンタクロースって
    いるんでしょうか?』
     F・P・チャーチ著 
     中村妙子訳
 読む人も、読んでもらう人も、「ほんわか」した気持ちになれる一冊です。紅茶を飲みながら、子供を寝かしつけながらどうぞ。
『だれも知らない小さな国』
        佐藤さとる著
 コロボックル物語の一語目の作品です。読んでいてとても心が温かくなり、そして本当に小人の世界があるのでは?と思えてくるような一冊です
『白い犬とワルツを』
      テリー・ケイ著
 妻を亡くした老人が不思議な白い犬を相手に、心の内や家族の心情を、日記をおりまぜながら描く。人は心の中に一匹の白い犬を持っていたいものだと痛感させられる。
『育てたように子は育つ』
       相田みつを著
 子育てに行き詰まったときに出会った一冊です。
 子供が寝たときにコーヒーでも飲みながら・・。
 いい息抜きが出来ますよ。
『こころ』
    夏目漱石著
 内容は深く、重く、そして暗いが、人の良心や生き方について真摯に考えさせられる一冊です。