海

 ダイビングは、生き物に会えます。
 しかし、それはダイビングツアーを1日したとすると、実際にダイビングをするのはほんの1時間くらいであり(理由は下に)、それ以外のゆったりと流れるリゾートのような時間を、根が貧乏かもしれない自分には、どうすごしていいかわからないということがある。



 さて、ちょっとお金はかかるがダイビングである。器材は一式で25万(上の広告は15万と書かれていますが詳しい理由は知りません。)くらいかかり、それからCカード(海でもぐる免許証のようなもの)取得に5万くらいだったと記憶しています。
   自分は東京近辺で、なんとなく、きれいなものを見たいという理由でダイビングを始めた人は挫折が多いのではと思います。生き物が好きでもないとやってられないです。というのも、東京近辺で、一番近いダイビングスポットは東伊豆付近なのだと思いますが、これが曲者なのです。東伊豆という所はボートで沖合いに行けばきれいなサンゴも多いのですが、ビーチはサンゴが少なくコンブが非常に多いのです。このコンブから何か得体の知れない魚が出てきそうで、実に不気味で、「ダイビングといえば、きれいなサンゴ」と考えている初心者にとっては「うああああああああ」というのが感想になってしまいます。慣れてくれば、ビーチにもヘラヤガラなど、妙な形をしたおもしろい魚がいることがわかってくるのですが…。慣れてくれば、妙な魚(イザリウオ、アオヤガラ、ウミテング、メガネウオ、カミソリウオなど)の世界は非常に面白い世界でした。当然ボートに乗るのはある程度の技術がいるので、初心者はコンブの海を泳ぐことになる。

宇佐美(ビーチ) 宇佐美(ボート・カサ根)

 さらに自分が始めた頃を思い出すと、初心者は中性浮力(海の底から上の2mくらいを泳ぐ技術)がうまくとれないので、前に進もうとすると、体はコンブの中に突入していくのです。(後日談)2003年8月4日ダイビングのプール講習に参加したところ、微妙な中性浮力のしかたを教わりました。それは、呼吸です。プールのそこでうつぶせになった状態で息を吸い込むと1.5mぐらい浮き、また、その息を吐くとプールの底に沈むのです。呼吸で中性浮力が取れるということは知っていましたが、実際どの程度可能か知らなかったので、体験できてよかったです。BCに空気を入れるのはあくまで、呼吸で中性浮力が取れない場合のみだそうです。

 そして、ダイビングというのは、ツアーに行ったとして、一日中もぐっている事はできません。タンクの中に空気が充填されている(タンクの中に入っているのは酸素でなく空気です)のですが、その空気の75%を占める窒素を吸いすぎると減圧症という病気にかかってしまうため、休憩時間をとらねばならないのです。
8月4日宇佐美の例
1回目 10:16ー10:58 最大水深14.1m
2回目 12:59−13:38 最大水深22.8m
で1日は終わりです。1日で実際もぐっている時間は1時間くらい、あとはずーっと海を眺めたり、見れたお魚や自分の器材の調子を話しています。

 タンクの中に入っている空気を全部使うような、危険なことはせず、空気が残っているようにします。空気が残っている量を残圧といいまして、この量はダイビングの最中、残圧計を見れば知ることができます。たいていは潜る前の残圧が180-200で、70-100になったところで、ガイドの人に指で合図をし、潜り終わったら30は残っているといった感じです。
2001年9月大瀬崎

休憩時間が長いせいか、お金がかかるからか、案外参加者の年齢層は高く、6人くらいで一人のガイドにつくとなると、40-50代二人、30代三人、20代一人くらいの割合が多い(これも時と場合による)。
 また、ダイビングには、バディシステムというのがあって、海に潜った時、何か体調がおかしくなった時など、2人一組になって助け合うと教科書では教えます。しかし、実際にバディシステムが使われるのは、半々くらいで、そうでないときは、一緒に潜った(一人のガイドについた)全員がひとつの単位という感じです。
2002年宇佐美ビーチでバディになったA木さん


現在31本 通算潜水時間970分(これで打ち止め)  
 ダイビングのほうはやることはやったので、終わりになるでしょう。「イザリウオ」の写真を撮りたかったけど、それくらいはあきらめるしかない。山か海かといわれたら、断然山です。山とのかけもちなど、親元で実家ですごしていたからこそ、できたことなんだと。理由はなんだろうと考えると、上に書いてあること意外に、自分は「汗」が好きというのがある。ダイビングって山に比べて、いい汗かけないのだ(それがダイビングのよいところかもしれないが)。ダイビングの快適さは自分にとって、違和感があるくらいでした。後はお金の問題、もあります。あとは、自分を本当に、ダイビングに夢中にさせるような「大きな人」に出会わなかったというのもある、確かにいい人には大勢会ったが
 ひょっとして、シュノーケリングはやるかもしれません。ただ、ダイビングに比べてシュノーケリングの欠点は、潜っている時間が短いので、「お話」が作りづらいというのと、ダイビングほどゆったりと写真が撮れない、深く潜れないというのがあります。

ダイビングの応用                    今まで行った海


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