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1回目 5月22日(日) 曇りのち雨 狩野川・上流域
釣果:16
2回目 6月4日(土) 小雨のち曇 酒匂川・中流域
釣果:15
3回目 6月7日(火) 晴れ 河津川・中流域
釣果:9
4回目 6月12日(日) 曇りのち晴 狩野川・上流域
釣果:5
5回目 6月18日(土) 曇りのち晴 狩野川・上流域
釣果:2
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初回 5月22日(日) 狩野川解禁 上流域

狩野川・嵯峨沢館下流 嵯峨沢館下流
   天気;曇り後雨
   水温;15〜17℃  水色;澄み

   釣果:16匹
    Max.;18cm
    Min. ;14cm
    Ave. ;16.7cm前後
  

上流の嵯峨沢館を望む。
嵯峨沢橋から嵯峨沢館(老舗の旅館)まで瀬が続き、その下で淵に落ち込み、そこから左写真の瀬が下る。
10時頃ですが、あまり釣れないので集まって立ち話をする人が両岸に見えます。
今年は渇水で、いつもより30〜50cmは少ない感じでした。


下流の大淵
下手の大きなジョウサイ淵を望む。
瀬が終わると、滝になって淵に落ち込みます。
大きなプールの下は、また瀬が続きます。



今年の初鮎です。半数は塩焼きサイズでした。

初鮎

 20日の興津川を皮切りに22日は狩野川が解禁となり、今年も東国の鮎釣が開幕した。
 狩野川解禁に行こうと釣友をさそっていたのだが、皆都合が良くないとか急用とかいって誰も付き合ってくれない。アユキチ達の常としては、何が何でも解禁日には出かけるというのが普通と思っていたが、それは若い頃の常識だったようだ。
 釣友に声を掛けていた本人が行かないという訳にもいかないので、土曜の午後一人狩野川へ向かった。
3時過ぎ、狩野川大橋の近くまで来ると、宮田橋か矢熊橋かリハビリセンターあたりが良いかそれとも嵯峨沢橋の辺りにしようか、急にそわそわしだして頭の中では過去の釣り場の光景がグルグル回り落ち着かない。
 大仁、修善寺の辺りではまだ場所取りに出ている人はチラホラ見える程度だ。走りながら眺める狩野川は水がずいぶんと少ない感じがする。宮田橋まで来て、橋の上から川を眺めると、例年よりは30〜50cmは水が低いようで、流れの様子も変わって見える。矢熊橋から眺めると水が少ないのがさらにはっきりする。
 どこが良いのか?しかたのない悩みが頭を巡る。嵯峨沢橋まで来て川縁から川を眺めたら、ともかく場所取りをしなかきゃーという思いに駆られ、右岸下手のオトリ屋(こまどり食堂)に車を停め、川へと向かう。狩野川・入漁証
川へ出で、嵯峨沢館の裏を見ると、水が少なく以前とはまるで様子が違う。流れの筋も変わったような気がする。護岸の石垣がなくなる辺りまで行くと下手に良さそうな瀬が見え、何本か場所取りの旗が立っているのが見えた。
 うーん、あの辺が良いのかな?川岸を下って行くとなんとなく良さそうに見える。ともかく何本かある目印の下手に、自分も場所取りの棒を立てると気持ちも落ち着いてきた。
 川を眺め眺め戻っていくと、熟年二人が竿を持って下見をしている。話をすると東京から来たそうで、今自分が目印を立ててきた辺を指差して「あそこに見えるのは場所取りの印か?」と聞くので「4,5本印が立っている。淵の上なら2,3人分は空いている。」と答えると、「あの辺がいいんだよなー。早く場所を決めよう。」といって二人は上手へ向かって行った。
 オトリ屋へ戻り、世間話をしばらくしてからオトリ2匹を船に入れて川原へ向かった。オトリを川へ漬けた頃には、印を立てていた人が来たり対岸に4,5人のグループが来たりして、急に賑やかになってきた。夕方なのに汗ばむほどの陽気だけれど、明日の天気予報は曇りで降水確率40%だという。天気と喧嘩する訳にもいかないが、1日位ずれてくれないものかと思う。
 午前中から来て狩野川、大見川をぐるっと見て来たという隣の埼玉から来た人の話はあまり良いものではなかった。大見川は、小川橋の近くだけに食み跡と群れアユが見えるが、あとは石がドロをかぶったような感じで、大見川との合流点から下の本流も同じような感じだという。どうも河川工事の影響が全体に出ているようだ。それから、昼間漁協の人が死んで白くなったアユを網ですくって回収して歩いていた、淵にも沢山見えたとも話した。試し釣で釣れたサイズのが多く死んでいるらしい。良い話ではないが、明日は初物を家族で楽しむくらいは釣れるだろうと思うことにした。
 夕暮れ時になると対岸では、焚き火とバーベキューで宴会が始まった。これも解禁前夜の楽しみの一つだ。こちらは一人で夜明かしだ。日が沈むと暗闇かと思ったが、嵯峨沢館の灯や道路の街灯の灯りが届き目が慣れると辺りの様子が分かる。ヤッケを着込んで一眠り。瀬音とコロコロ響くカジカの鳴き声を聞きながらまどろむが、夜中になると底冷えがして寒いくらいだ。対岸では夜中過ぎまで宴会が盛り上がっていた。
 空が白む頃になると、数人が竿を出し始めた。この明るさでよく鼻環を通せるものだ。こちらは老眼で、もっと明るくならなければとても見えない。しばらく様子を見るが、夜が完全に明けても誰も釣れないし、空は曇って、寒い。昨日夕方水温は19℃位はあったのに、皆が竿を出した頃の水温は15℃位で冷たい。
 少し様子を見ていたら下の地元の人が掛けたので、自分も仕掛けを張りオトリを送り出した。が、しばらく音沙汰なし。
 6時頃に今年の初物が掛かった。幾つになっても、何年友釣をやっていても、初めの1匹は胸が高鳴り緊張する。竿をタメ、水を切り、初鮎をタモに受ける。オトリ継ぎの時アユの香りがプンとする。これだから友釣は止められない。7時頃までにようやく2匹。1時間以上かかって1匹の勘定だ。
 昨夜から急に冷えたせいか周りを見てもさっぱり竿が立たない。下手の地元の人だけがポツリポツリだが切れ間なく掛けているだけ。下手の人の釣り方を観察すると、引いたり押したりせずに徹底してオトリを泳がせている。それに沖目の浅いところでよく掛かるようだ。
 自分の前はほとんど浅いところは無い。深み(といっても腰くらい)ではなかなか掛からない。対岸のグループも流芯辺りにオトリを流している人はなかなか掛からない。一人浅瀬を流している人だけが釣れている感じだ。
 なにせ狩野川の解禁日である。竿の長さよりも狭い間隔でアユキチが並んでいるのだから、動くにも動けない。とにかく自分の場所でネバルしか他に仕様が無い。
 少したつと、ポツポツ掛かりだし、なんとかツ抜けは出来そうな感じがしてきた。が、相変わらず深いところではなかなか掛からない。流れの芯も良くない。まわりを見ていると、脛か膝くらいの深さで漬物石位のがゴロゴロした緩い瀬が良いようだ。が、自分の竿の届く範囲にはそんな所はほんの少ししか無い。仕方が無い、ネバルのみ。10時ころまでに死んで白くなったアユが流れていくのを数匹見かけた。埼玉から来た人の昨夜の話は本当らしい。今後が心配だが、ここで心配していてもどうすることも出来ない。釣に専念しよう。
 10時半頃からピタリと掛からなくなり、早い昼飯にして一休み。もう道具を片付ける気の早い人も出てきた。昼頃には1/3位の人が引き上げていった。自分も止めようかとは思ったが、家族で初物を味わうには少し足りない。あと少しネバってみることにした。午後1時頃に上下が空いたが誰も来ないので、上をやったり下をやったりして幾つか追加でき、あと少しやろうかと思っているところに雨が降り出した。これ以上続ける気力は無い。
 3時頃から川を見ながら帰途についた。月ヶ瀬あたりと宮田橋近辺は、小雨の降る中、まだ釣り人が多くいたが、それ以外は通常の夕暮れ時ほどにしか残っていなかった。良い場所にめぐり合わせた人は20とか30以上とか釣ったかもしれないが、自分がやっていた辺りでは、ツ抜け出来れば良い方だった。
 前日も、これを書いている今日も初夏のような好天気だ。なんとも恨めしいのは、曇天小雨という狩野川解禁日でありました。
 しかしこんな程度で友釣は止められません。めげずにこれからもアユの香りを求めて川へ通うことになるでありましょう。
 追記1:今日初物のアユを塩焼きにしました。若鮎は皮も身も軟らかく、背の脂も盛夏のものほどは無く、なんとも上品な香りと味を家族そろって堪能しました。この旨さならまた釣に行きたいと思うほどでありました。

 追記2:なんと嵯峨沢橋の近くで60以上釣った人がいたそうです。
  行く方角は良かったのだけれど、肝心の場所の選定を誤ったようです。
  田沢橋上手でも30オーバーが何人かいたそうで、田沢橋から西平橋にかけてが良かったという情報です。漁協の話では、雨が無いので放流したアユがかたまったままで散らないのだそうです。これからお出かけの方は上流部へ行くのが良さそうです。しかし、ピンポイントを選ぶのは難しいかもしれませんね。
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2回目 6月4日(土) 酒匂川・中流域 やぶ下

やぶ下オトリ前  やぶ下オトリ前・下流
   天気;小雨後曇り
   水温;18〜20℃  水色;澄み

   釣果:15匹
    Max.;20cm
    Min. ;14cm
    Ave. ;16.7cm前後
  

やぶ下オトリ前の瀬がトロへ落ち込んだトロから上流を望む。
右後方がやぶ下オトリ屋。
流れも川原も去年とは全く変わっていて、全体に変化がなく平らになった感じです。トロへ落ち込んだ流れの波立ちの両脇が釣れていました。

やぶ下オトリ下流
 下流信栄倉庫を望む。
さすが首都圏の川です。小雨模様にもかかわらず、上流側も下流側も竿の長さの間隔で両岸とも竿が立ち並びました。
水温は低くはないのですが、オトリ屋の言うとおり朝早くは掛かりません。
トロ場では、対岸(右岸)中州側に人が来るとピタッと追いが止まり、人が居なくなってしばらく経つと又掛かり出すという状況でした。
 酒匂川も渇水気味です。


 酒匂川の初鮎です。

酒匂川初鮎
 ほとんどオトリサイズの放流物?

 先週は所用でどうしても鮎釣りには出かけられず、サー今週からは気合を入れへ行くぞーと思っていたが、今年は近くのアユ河川からの良い情報が無い。昨年大量遡上に沸いた相模川もボーズ続出という良くない話しか伝わってこない。
 はてさて、何所へ行こうかと釣友と相談したが、“あそこへ行こう”というのがすぐには出てこない。遠くまで出かけて気落ちして帰ってくるのは想像したくないので、とりあえず近場の酒匂川へ行くことに相談がまとまった。
 今回同行のKY、TJ両氏は今年の初釣行だ。酒匂川へ着くまでの間、例年なら気合入れまくり状態になるのだが、今年はあまり良い話が無いせいか、初物を味見する程度は釣れるだろう程度で静かなものだ。
酒匂川入漁証 やぶ下オトリに5時頃到着。入漁証とオトリを買うときに解禁以降の状況を聞くと、「瀬がワンドのようになっている所に落ち込んでいる辺りから下が良い。昨日は朝早くはダメで9時頃から釣れ出した。」「今日は出足が遅いなー。天気予報が良くないせいかな。でも、釣り人は大勢来ると思うから、今から行って場所を取っておくと良い。」と言う。
 川を眺めると、何人かが川原を歩いたり竿を出したりしているのが見えた。
 各々オトリを2匹づつ引き船に入れ、オトリ屋の進める場所へ向かい、様子を見る。
何となく、ワンド(トロ)の流れ込みの波のある辺りが良さそうな気がしクーラーを置いたのだが、同行の二人はトロが終わりチャラ瀬が始まる辺りに釣り座を決めた。
 釣人が出てくれば、置いたクーラーと二人の間に二人位入られてしまい、接近されると二人が釣り難くなるように思えたので、二人のすぐ上手にクーラーを移した。
 いつもドブ釣り仕掛けを持っているのを知っているTJさんが、朝一は釣れないというからドブ釣りでやったらどうかという。それもそうだと思い、ドブ釣りを試みるがなかなか釣れない。そのうち、上手にも下手にもズラリと竿がならび、皆オトリを付けて流れに出す。
 早朝は友では釣れないという話なので、毛針を何度か取り替えてやっていると、ようやく当りがあり良い引きでオトリサイズのが釣れた。
病アユ(冷水病?) が、なんと左写真の上側のアユで赤く肉が見えている。見た感じでは冷水病だ。ポリ袋に入れて一時保管。後で釣れたもう1匹も胸鰭の付け根が赤くはれ、これも冷水病のような感じだ。気が乗らないのでドブ釣りは止め。
 7時近くになり流れ込みの波が消える辺りの波の脇を流していたすぐ上手の人に1匹目が掛かった。オトリサイズだ。
間もなく上手の人に2匹目3匹目と立て続けに来たが、2匹とも「傷物だ。冷水病だな。」といいつつ、そのままオトリに使う。
 オトリを付けて友釣に変更。が、自分から下手には何時まで経ってもウンともスンとも全く魚信が無い。暇で仕方が無いから上手やら下手やらばかり眺めていたが、すぐ上のトロへの流れ込みの波の脇を泳がせている二人の他は誰も釣れない。
 上手の二人が掛けているのを見て対岸に人が来てこちらにオトリを出すが、対岸に人が立ち込むと向こうもこちらもピタッと掛からなくなる。対岸の人が、釣れずにあきらめて、いなくなるとまた掛かり出す。9時を過ぎ10時になっても状況は変わらない。
 10時頃上流側から入漁証のチェックに漁協の監視員が回ってきたので、上の写真のアユを見せて「どうも冷水病のようなのだけれど、他はどうですか?隣の人も同じ様なのを2、3匹掛けた。漁協に報告してよ。」と言うと、
監視員は「こんなのはたいした事無いよ。昔からこういうのはあって、塩を振って焼いて食えば大丈夫だよ。」ととんでもない事を平気で言って去って行った。
 恐ろしいことを言うものだ。自分は長年鮎釣りをしているが、冷水病が広がる前にはこんな病気のアユはついぞ見たことが無い。
 酒匂川漁協幹部の方にお願いです。
 監視員とオトリ屋さんにアユの病気について説明し、川で病気のアユを見つけたら報告するように教育して下さい。

 10時半頃までオトリを出来るだけ何もせず自由に泳がせていたが、ついにバテ気味になってきた。これでは掛かるものも掛からない。上手の二人は対岸に人が居なくなるとコンスタントに掛けている。
 対岸に人が居なくなりしばらく経ったので、2匹目のオトリに交換し泳がせてやると真ん中を過ぎてから1〜2m上手へ泳いだところで待望の1匹目がようやく掛かった。オトリより大きい良形だ。
オトリを換えて流れに出してやると間をおかず次々に掛かる。“良いオトリが良い野アユを連れて来る”というのは本当だ、と実感してしまった。
 次々に掛けているのを見て、また対岸に人が立ち込み、こちらにオトリを出してくる。と、またもやピタッと掛からなくなる。すぐ上の人の所に知り合いらしき人が来て話始めたが、どうも他は釣れていない様子だ。その二人が川原で昼食を取り出した。
 10時過ぎまで全く音沙汰無しのせいで、タバコばかりプカプカ吹かしていたのでタバコ切れになってしまった。自分でも思うのだが、タバコ飲みは何とも意地が汚い。タバコ切れに我慢できず車までタバコを取りに戻った。
 オトリ屋の駐車場で、釣り姿でじっと川を眺める二人連れがいて、どうかと話しかけてきた。トロ場の辺が何とか釣れている、と返事をした。二人は、大口(ガラ瀬の辺り)でやっていたが、まったく釣れないので良いところがないか見て回っているのだという。「大口は釣れた人で1匹か2匹。ほとんどがボーズだよ。友釣でボーズなんてまいっちゃうなー。小田急鉄橋の辺りが釣れているが、入るところが無いのでここへ来て見たが、ここも釣れないねー。まいったなー。」と車に戻りどこかへ行ってしまった。
 タバコを取って、川原へ戻ったが周りは相変わらず釣れていないので、昼休みにした。昼飯を食べながらあたりを見ると半数近くが帰り支度をしたり、すでにいなくなったりしている。20位は釣っている上手の二人も1時過ぎにはいなくなった。
 なんとかツ抜けはしているが、あと少しは釣りたいと思ってオトリを出してやるが、思い出したようにポツリと掛かる程度で時間が過ぎる。
 4時近くなっても釣れ出す気配がないので、納竿とした。帰りにオトリ屋に寄り、「どうも冷水病のようなので、届けに来た。」と言い、病気のアユをトレーに入れ4匹渡した。オトリ屋の二人はエッという顔をして病気のアユをじっと見つめていたが、一言も言葉が出てこない。長居は無用と、早々に引き上げた。
 自分も、上手の人も釣ったうちの2割位が、外観から冷水病と思われる症状が出ていた。天然遡上と思われる14・5cm位のアユも肛門周囲や胸鰭の付け根がが赤くくすんだ色になっているのが見られた。
 水温が急上昇して、発病がストップしてくれることを期待したい。
 明日は道具やタビ、タイツなどを全部天日干しして日光消毒しよう。
 
 鮎釣り愛好家の皆様へお願い。
 酒匂川へ釣行されたら、タビ、タイツ、道具を天日に干し日光消毒するか、消毒アルコール(薬局で売っています)を吹き付けて下さい。
 消毒せずに、そのまま他の川へ行くと、他の川に冷水病を持ち込む恐れがあります。


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3回目 6月7日(火) 河津川・中流域 峰小橋上流

河津川・峰小橋上流  峰小橋・上流
   天気;晴れ
   水温;18〜20℃  水色;澄み

   釣果:9匹
    Max.;20cm
    Min. ;15cm
    Ave. ;17cm前後
  

 峰小橋の上流にある堰堤を望む。
 堰堤左岸に魚道がありますが、左岸側を遡ってきたジャンプが得意なアユ以外は堰堤上に行けそうもありません。
 水は澄んでとてもきれいでしたが、ここも渇水でいつもより30cm位は低い感じでした。今年はどこも水不足です。
河津川・峰小橋
 峰小橋を望む。
 釣り日和の昼前なのに大半が引き上げ、2・3人しか見えません。
 橋の下から数十メートルあった左岸の深みは砂でうまり、大きな石が砂から頭を出している状況に変わっていました。
 地元のオヤジさんやジイさんが入れ替わり立ち代わり川を見に来て、橋の上や土手の道で話をしていましたが、アユ釣りに出てくる様子はありません。
時折聞こえてくるのは、魚がさっぱりみえないなーという話です。

河津川・峰小橋上流 橋の下から上流の堰堤を望む。
 右側に白い柵が見えますが、遊歩道がずっと下流まで続いています。自転車やバイクで川見をしている人が何人も通りました。

 朝は橋の上下に十数人いたのに、午後はこのように釣友二人で貸切状態でした。こんな河津川もめずらしい。
 

  病気など全く無いキレイな鮎です。
河津川のアユ
  ほとんどが塩焼きにできる大きさでした。


 さーて、次はどこに行こうか。と考えたのが伊豆下田の稲生沢川。
小さな川だけれど、昨年は強い当りと引きを楽しんだ川だ。解禁1週間で人出も落ち着き、のんびりできるのではないかと思ったからだ。火曜日までは晴天で水曜からは梅雨空模様という天気予報なので、7日火曜日はどうかと聞くと、釣友KYさんも二つ返事で行こうという。
 まだ暗いうちに出発。小田原から先は伊豆半島東岸を南下し、熱海を過ぎる頃に夜が白み出した。
 首都圏を外れるあたりから良く見かけるのは、まだ薄暗い内から散歩してる熟年・老年が多いことだ。暑い真夏なら分からない事は無いが、真冬でも薄暗い内から散歩をしている人が少なくない。釣りに出かける時以外は、夜明け前に起きるのはとても無理だ。どうしてあの人たちはあんなに早起き出来るのか、機会があったら聞いてみたいと思う。
 5時過ぎに下田に着き、稲生沢川沿いに上流へ向かう。蓮台寺の少し上流に取水用の堰堤があり、そこまでは天然遡上が主体で、堰堤上流は放流物が主体だ。昨年楽しんだ浄水場で、橋の上から川を覗いたが、石はそこそこきれいになってはいたが、橋下の瀬が終わる辺りからは泥かぶり状態に見えた。もう少し上流も見てみようと稲梓川との合流点より上も見に行き、2,3箇所橋の上から覗いてみたがアユの姿が見えない。
 稲生沢川はいつものように浅くチャラチャラした流れのところにきて、この水不足だしアユの姿も見えないから、あまり来たことのないKYさんはやる気をなくしたようで、河津へ行こうと言う。自分もあまり釣れる様な気がしなくなり河津川へ転進。
 河津川では良く入る峰小橋まで来て、橋の上から眺めると、アユの姿が見える。アユが見えたらもうここでやることにすぐ決まる。
河津川入漁証 とうふやオトリ(今は豆腐を商っているわけではない)で入漁証とオトリ2匹を買い、様子を聞いてガックリ。
 5日(日)の解禁日は、人出は多かったがほとんど釣れなかったという。昨日は人がいなかったので、堰堤下でけっこう釣った人が一人いたという話だ。
 釣り仕度をしている間に、オトリを買い車でどこかへ走る人が二人ほど来た。
 引き船を持って生簀の所へ行くと、オトリを今から届けてもらうから少し待っていてくれと言う。解禁日がだめだったので、オトリを入れていなかったようだ。
少しして、オトリを運んできた人に最近はどんな具合かと聞いてみた。その答えを聞いて2度ガックリ。稲生沢川の解禁日(6/1)は皆大釣りをした。河津はぜんぜんダメ。と、いうのだ。もう入漁証も買ってしまったから仕方がない。稲生沢川の最近はどうか聞こうと思っているうちに、あっという間に帰ってしまった。
 消防署の裏手から川へ降りると、橋のすぐ上手で一人竿を出していた。我々が二番手のようだ。5、6人の釣り人が橋の上から川を眺めている。
 とりあえず、橋と堰堤の中間に大石が横一列に並んでいる所へ行って、クーラーなどを置く。平水なら水に隠れているはずの石が出て中州状になっている。ここまでの途中も膝下くらいしかなく、全体にチャラチャラ。上手の堰堤の所まで様子を見て歩いたが、堰堤のすぐ下以外は脛かくるぶし位の所がほとんどで、深い所はほとんど無い。KYさんはクーラーを置いたあたりでやるというので、自分は少し上手で始めた。
 堰堤下の深みは昼からでもやろうと思い、堰堤から少し下手で浅い流れにオトリを出した。8時を過ぎてもピクとも反応が無い。堰堤下の深みには、上手から下ってきた人が竿を出したが、その人も全く釣れない。昨日堰堤下でけっこう釣ったというのは本当なのか?それとも追い気のあるのは全部釣られたということなのか?とにかく釣れない。解禁日は絶不調だったというのが良く分かるという状態が続く。
 脛位の流れで1匹目がようやくきた。黄色味がかったきれいなアユだ。これから釣れ出すかと思ったが後がなかなか。ポイントに目星を付けるというより、至る所探りまわって10時半過ぎまでにようやく5匹。数は少ないが、掛かった瞬間数メートル目印がピューと走るような良い当りで強烈なのが良い。クーラーのところへ戻り一休み。橋の方を見ると、朝に4、5人いたのが今残っているのは1人だけになっている。
 天気は暑くも無く寒くも無く最高の釣り日和。空気も水もきれいに澄み、ゆーったり静かに自然を楽しめるのは気分がいいね、とKYさんと話しながら、今回も早めの昼食休憩。。
 一休みの後、橋の上手が空いているので移動。途中で一人ねばっている人に釣れましたか?と聞くと、返事はダメ。他の人は釣れたようか聞いたが、釣れていないという。
 橋の上手十メートル位の所の石に腰掛けて、左岸側へオトリを泳がす。5分経っても音沙汰なしだが、変に操作をしてもオトリを弱らせるだけと思い、じっと我慢する。橋の上からは頭が薄くなった人がじっとこちらのオトリの方を見ている。上から眺められながら釣りをするというのは、どうも気持ちが落ち着かない。多分、橋の上の人は、”もう少しオトリをアチラにやればいいのに。少し右にいい石があるからその際だ”とか思っているのにちがいない。少し経った時、目印が1mほどスッと動いた。きたかと思ったがそこで止まってしまった。追われたけど掛からなかったかと思った。少しすると又スッと動く。変だなと思っていると、橋の上から「きてるよ」と声がかかった。えっ、きてるの!恥ずかしい。掛かったのを人に教えられたのは初めて。竿をためると、引く引く。ようやく寄せてきて抜いたのだが、風に吹かれてオトリがタモ枠にあたり、野アユは行方不明。あー、ばれちゃった。と言うと、また橋の上から「バレていないよ。まだ付いている。」と声が掛かる。本当?と思って糸を張ると、本当だバレていない。また引く、引く。2度目はなんとかタモにキャッチ。ふっくらした良形だ。が、あー恥ずかしい。
 オトリを替え、また左岸側へ出してやる。5分ほどして次が来た。今度は普通に取り込みが出来た。
 橋の上では、声を掛けてくれた人の他にまた二人来て、アユ釣り談義が始まった。アユが見えないとか、もっとあの辺を流さなきゃだめだとか、等々。どうもここでやっているのは、具合が良くない。退散してKYさんのいる大石の所へ戻って、橋の上の人に掛かったのを教えてもらった話をしたら、笑っていた。
 その後何匹か追釣したところで、ヨシノボリにからまれオトリがバテ気味になった。船のアユと交換するのも面倒なので、昔を思い出して大石の間から勢い良く流れ出し白泡の立っている中へ入れて一発勝負を試みたら、これが正解。白泡の消えるあたりへ入れて間もなく、一気に十メートル近く目印が吹っ飛ぶ。竿を伸されそうになる。何とかこらえ、寄せようとするが右へ左へ強烈に走り引く。昔の友釣を彷彿とさせる。昔はいつもこんなだった。ようやく取り込んだのは20cm近いふっくらした良形だった。その後も幾つか掛けたが、トラブルばかりで数は増えず逆に減ってしまった。鼻が切れて逃亡されたり、ヨシノボリにグリグリに巻きつかれた仕掛けをなんとか解きそのまま使ったらオトリもろとも切られてしまったりで、最後が良くなかった。
 もつれたり、くちゃくちゃになった仕掛けは面倒がらずに交換することにしよう。といつも反省するのだけれど、いつも同じ失敗を繰り返している。だめだなー。
 でも今日は、昔のような強烈なアユの引きを堪能したから満足した。
 夕刻、天城峠を越えて、狩野川を見ながら帰途についたが、次はどこへ行こうか悩み始めた。
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4回目 6月12日(日) 狩野川・上流域  田沢橋上流

狩野川、リハビリセンター前 リハビリセンター前
   天気;曇り後晴れ
   水温;19〜21℃  水色;朝濁りのち澄み


   釣果:5匹
    Max.;17cm
    Min. ;12cm
    Ave. ;  
慶応リハビリセンター前のトロ場。リハビリ中の人が釣り見物をしていました。
朝は黄土がかった濃い笹濁りでしたが、2時間ほどで澄みました。
十数年ぶりに来たのですが、昔とは川床の様子がまるで変わっていました。
アユは見えるのですが、腕が悪くて釣れません。



下流の田沢橋
リハビリセンター前より下流の田沢橋を望む。
写真左手は中州で、流れが左右に分かれ橋の上手で合流する。
右手の木の陰にオトリセンター大川がある。
休憩所、着替え室、トイレも完備なので女性も安心です。



ヤギの草刈
完全自動草刈装置。
チチも製造します。

休みなく土手の草刈をしていた。
久しぶりに見る光景です。


 所用でこの週末は釣りに行けないと言っていたTJさんより天気予報も良いので日曜日に出かけないかと言う電話があった。誘われたら二つ返事で「はい行きましょう」と云ってしまう。KYさんもその点では同じだ。
 箱根新道の日曜の朝は、重量物を積んだ大型がおらず頂上までスイスイ行った。峠を下り始めると狩野川の方角は厚い雲で、雨がガラスに当たり始めた。天気予報は夜半に強く降るが朝は曇り、9時頃から晴れのはず。「雨が降ってきた。カッパは持ってこなかたよ。」「やばいなー。狩野川は降らないだろうな。」「カッパを常備するのが(梅雨時の)釣り人の常識です。」「ウフフ・・・」 同行の二人は持ってきているという。天気予報は当たるはず。平静をよそおう。
 雨は峠の中腹だけだったが、濡れた道路が続く。大仁大橋から見た川は濁りは無い。一安心。修善寺、遠藤橋あたりでは少し濁って見える。宮田橋まで来ると濁りは柳濁り位。上流へ向かうほど濁りが強くなる。
 矢熊橋の上で見ると濁りはさらに強い。突然爆竹の音が川辺に響き渡ると、上手の淵から20羽近い川鵜が舞い上がり川下の方へと逃げ去っていく。ロケット花火も数発揚げられると、さらに数羽の川鵜が飛び去った。
奴等はどうやって何十キロも離れた所のアユの溜まり場を見付け出すのだろう。1羽で一度に数十匹は軽く食べてしまうから被害は大変だ。
 ここ十年来リハビリセンター前ではやったことがないのだが、TJさんがやってみたいというので、田沢橋を渡りオトリセンター大川の駐車場に車を停めた。大川の主人に矢熊橋で見た川鵜の話をすると、ここにもよく来て、特に川が濁ると沢山来るという。追い払うと、まるで水中から花火が上がるように20羽以上もが水中から飛び出していくという。澄んでいる時より濁っている時の方が多く来るのはどういう理由だろうか。川鵜よけに案山子と鷹の羽をぶら下げてあるそうだが、効果のほどははっきりしないそうだ。
 これだけ川鵜が増え、被害も各地で出ているのだから、環境省は早急に川鵜を保護鳥から削除し害鳥に指定すべきだと思うが、皆さんはどう考えますか。
狩野川入漁証 着いた時は黄土がかった強い笹濁りだったが、話をしている間に、黄土味が無くなって来て柳濁りに薄まってきた。これなら釣が出来る。
 オトリ屋の主人に最近の様子など聞いていたら、昨日もここで釣り今日も釣るという夫婦が休憩所で朝食を摂っているのを見て、「男はチョッと釣れないと、すぐにオトリをアッチコッチ引き回して弱らせてしまうからダメなんだ。その点奥さんはじっくり泳がせているから、オトリも弱らないしアユも釣れる。旦那より沢山釣っているんだから。」という。奥さんは手を振って、そうではないという仕草をするが、顔はニコニコしていて沢山釣ったのを喜んでいる顔だ。
 ここの前と上ではどちらが良いか聞くと、全体的には上の方が良いというので、リハビリセンター前に向かった。葦の中の踏み分け道を抜け川へ出るとトロ場の真ん中に先行者が二人竿を出していたのでトロ尻の方に釣り座を決めた。結果的には上手のトロの頭の方へ行けば良かったようだ。
 間もなく濁りは薄くなり、ほとんど澄んだ感じになったが、全くあたりが無い。空が晴れ日が射してきて、アユがいるのが見え出した。岸からアユの姿を見るのは今日が初めてだ。よし、今日は釣れるぞと思ったのは大間違い。
 アユが見えている辺りへ囮が泳いで行くと、フッと野鮎は消えてしまう。ここでオトリ屋主人の言うことを守れば良かったのに、そんなことはもう頭に無く、近くに見える野鮎の方へ囮を動かしてしまう。そこの野鮎も囮が近づくとどこかへ行ってしまう。しんぼうもならず、操作も下手で釣れない。
 ようやくチビ鮎が掛かったが、昔風のごつい仕掛けだから、10分もすると弱ってまともに泳がないし、根掛かりしたりで大苦戦。根掛かりを外しに入った時、様子を見るとオトリサイズはたまにしか見えないが、チビが沢山群れで泳いでいる。天然遡上のチビか否かは判らないけれど、川の中を歩くとここ数年狩野川では見られなかったアユが逃げ惑う様子が見て取れ、石もきれになっている。憎っくき川鵜に食われる前に、自分に掛かってくれないかと思うが、釣れない。
 今日は天気も水温も良く、水も澄んだのに惨敗。
 オトリ屋で着替えをしていたら、トロ場の頭辺りで釣っていた人が40匹だそうだ。昨日も30数匹だという。これはもう腕の差というしかない。
 午後から新組合長の植田正光プロが来てオトリ屋の近くでやって30数匹。流石です。脱帽。
 まあまあ釣れるからと、昔風のごつい仕掛けでやっていたのではダメというのを思い知らされた。次回までに今風の仕掛けを作って、出直しをしよう。釣り方も誰かに教わらなければダメだなー。
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5回目 6月18日(土) 狩野川・上流部 ログハウス前

ログハウス前
    天気;曇り後晴れ
   水温;16〜17℃  水色;薄い濁り


   釣果:チビが2匹

 ログハウス前のトロから上流を望む。
前日の雨の増水と低水温で全く釣れず、記念撮影。
前回の敵討ちのつもりが返り討ちに遭ってしまった。
 上手の瀬も下流の瀬も昼過ぎには皆いなくなりました。
 
 


 M、S両氏が狩野川へ行くと言うので、一緒に行き前回の敵討ちをと思ったのだが。
 箱根新道の料金所で両氏と待ち合わせし、狩野川へ向かう。同じ様に料金所の駐車場で待ち合わせをして鮎釣りに行く様子の二組がいて、仲間が着くとすぐに出発していった。
 昨日は雨だったが、今日は天気がもちそうな予報だ。箱根峠頂上の温度計は17度。
 狩野川大橋あたりも大仁あたりも水はそれほど増えている様子はなくそれほど濁りも出ていない。
嵯峨沢橋付近でやってみようと、”民宿わらじ”に車を停め様子を聞くと、雨が降る前は良形が沢山釣れたという。昨日の雨で60cmほど増水したが今朝は雨前の10cm高くらいだ。「今日はログハウス前トロ場が狙い目で、釣れると思う。」と言われ、4人でログハウス前のへ向かった。7時頃から始めたがさっぱり反応が無いし、アユの姿も見えない。上手の瀬も下手の瀬も釣り人がズラーっと並んだが、さっぱり釣れる様子が無い。
 下手の瀬に入ったMさんの所へ様子を聞きにいったが、左岸の人が一つ釣っただけでさっぱりダメという。
10時過ぎると、人が動き始め下手の瀬が空いてきたので釣り下がってみたが、石はきれいになっているように見えるのだが、チビが一つ掛かっただけ。
 傘をかぶった熟年の釣り人がどうかと聞くので、「全然ダメ」と言うと、雨の前にここの瀬で良形を沢山釣ったので今日も来たのだけれど、今日は全然釣れない。アユも見えないから他へ行ってみると立ち去った。
 敵討ちをするのには先週水曜日ころに来るのだった。日並がの良くない日を選んでしまったようだ。
 今日もまた、早めの昼食&昼休み。
 水が出たのと水温が急に下がったせいか全く釣れない。昼過ぎには上手も下手もほとんど人がいなくなってしまった。我々もサッサと切り上げれば良かったのだが、昼前から日が射してきたので午後から釣れ出すかもしれないと粘ってみたものの結果は四人ともダメ。
 水も空気も綺麗だが、アユが釣れないでは疲れてしまう。”わらじ”にもどると主人が「昼過ぎても帰ってこないから、あの4人組はきっと釣れているんだ、と皆心配していたんですよ。釣れましたか?」と聞く。
「全然ダメ。ログハウスから見える範囲は釣れた人で数匹だと思う。ところで、なんで他の人が心配してたの?」と聞くと、「このあたりでやっていた人が全然釣れないもので、あの4人が帰って来ないというのは釣れているに違いない。ヤバイ。この辺りでやっている人が釣れないので・・・、で心配していたんだけれど・・・。釣れなかったというのを聞いて皆安心するよ。」と言うのだ。釣れないのを聞いて安心とは可笑しな話だ。変な会話に皆笑ってしまった。

 釣りはダメだったが、”わらじ”主人から聞いた明るいニュースが一つ。
 *中伊豆養魚センターが開発した「冷水病に効く薬」の話。*
  昨年から最近までホームページで冷水病ワクチン完成と載っていたが、厚生省から薬事法違反とのクレームがきてホームページから削除したという。しかし、効くのは確かだそうだ。水槽の水に分散させて餌と一緒に飲ませてしまう方法で与えるらしい。
 その薬を与えたアユを冷水病に罹ったアユと一緒にしても感染しないそうだ。また冷水病に罹ったアユにその薬を与えると、症状が止まり現状維持を保ちそれ以上悪くならないそうだ。
 厚生省のクレームもあったので、二つの大学とも連携して正式に対処するとのことだ。
 また、20日(月)にその薬の効き具合を見るために、岡山水試と静岡水試浜名湖分場から中伊豆養魚センターを視察に来る予定だという。
 ”わらじ”は中伊豆養魚センターから囮アユを入れているが、きれいなアユばかりだという。静岡県も早くこの薬を採用してくれると良いのだがなー、と話していた。
 この話が本当なら(聞いた限りでは本当に思える)、動物薬の認可を早く取って一日も早く放流アユや養殖アユに使用してほしいものだ。
 アユ養殖業者にもこれは朗報に違いない。
 水試の視察結果は、岡山水試か静岡水試浜名湖分場(視察担当:鈴木氏だそうです)にお聞き下さい。
 詳しくは中伊豆養魚センター(TEL.0558−83−2517)にお尋ね下さい。

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