釣行記 2004年7月               釣行記カバーページへ

2004年7月 釣 行 日 記
5回目 7月1日(木) 天気:晴れたり曇ったり 河川名:西大芦川 中流域 go
        釣果:32
6回目 7月3日(土) 天気:晴れ 河川名:千曲川(佐久)   go
      釣果:17
7月4日(日) 天気:晴れ 河川名:千曲川(佐久)   go
      釣果:15+イワナ1
7回目 7月10日(土) 天気:晴れ後雨 河川名:相模川        go
      釣果:5
8回目 7月17日(土) 天気:晴れ 河川名:吉田川(長良川支流) go
      釣果:2
7月18日(日) 天気:土砂降り後曇り 河川名:和良川        go
    釣果:土砂降りで川を見ただけ
7月19日(月) 天気:晴れ 河川名:益田川        go
      釣果:6

 5回目  7月1日(木)  西大芦川 解禁日 (大芦川の上流部が西大芦川漁協の管内です)

鹿ノ入る橋下流1鹿ノ入橋 下流
   天気;晴れたり曇ったり
   水温;18〜22℃  水色;澄み
 
釣果:32匹
    Max.;21cm
    Min. ;12cm
    Ave. ;?
いろいろの大きさ

上流鹿ノ入橋を望む。
今日は解禁日です。橋や道路から見える範囲は何所も5m間隔位に鮎釣りファンが立っていました。

朝一番から立ち込んで川の真ん中へオトリを入れる人ばかりでまいりました。

鹿ノ入橋下流2下流を見ても、鮎釣の人で一杯です。
前日から来て、テントを張って泊りがけで解禁日を迎えた人達も多く見られました。

夜が明けてから川に到着した人は、ほとんど入る場所が見つからず、竿を出す場所を探すのに苦労していました。

我々は、夜明け頃に着くつもりで出発したのですが、所要時間を間違えて暗いうちに到着したので、なんとか竿を出す場所を見つけることが出来ました。

鮎
釣れた鮎の大きさを見ると、四ッのグループが放流されているようです。
解禁日の大きさで、20cm位、17cm位、15cm位それに13cm位です。

20cm前後のものは、午前中にあらかた釣られてしまったような気がします。昼からは小振りのものしか掛かりませんでした。



 まだ若かりし頃は、1日でも1時間でも早く鮎釣りをしたいという気持ちが強く、風が吹こうが雨が降ろうが混雑しようが意に介さず、仕事を休んででも解禁日には出かけたものだ。最近は覇気がなくなってきたのか、風がふきそうだとか雨が降りそうだとか人出がすごいとか云って鮎解禁に出かけることがほとんど無くなった。
 鮎解禁日を体験してみたいとTJさんが云うので、昨年楽しんだ水と空気の澄んだ西大芦川の鮎解禁へ出かけることにした。
 出来ることなら、前日の明るいうちに川に着いて釣り場所を確保するのが良いのだが、それほどの人出は無いだろうと高をくくり、夜明け頃に着けば何とかなるだろうと深夜に出発した。
 所要時間の見積もりを間違えて、3時前には大芦川沿いに到着した。川沿いの道にさしかかると、路肩、空き地、民家の際、神社の広場など少しでもスペースのある所は鮎釣り客の車で埋まっている。こんなに大勢の釣り客が来ているとは思っていなかった。これは大変だ、明るくなるなる前に釣場を確保するのが先決だ。間違えて早く着いたのが幸いだった。
 塩入橋際の公園はまだ駐車スペースがあったが、とりあえず鹿ノ入橋のオトリ屋まで行くと、橋から下流側の店側にズラリと車が停めてある。これはすごい。橋の上流側には車が停めていなかったので、とにかく車を道際に停めた。今日は鮎解禁日だからお巡りさんも大目に見てくれるだろう。
 釣り支度をして川に降り、釣場を確保しようということで、着替えてオトリ屋へ行くと入漁証とオトリを買う人が並んでいる。
鮎券 店の横のオトリ生簀の所へ行くと、釣り客がならんでいる。オトリ屋のおばさんは、きっと昨夜から徹夜でオトリを生簀からすくっていたのにちがいない。なんとなくぶっきらぼうだ。オトリの大きさからすると、放流アユの育ちが良くて良形がいるようだ。
 引き舟にオトリを入れて、橋を渡り右岸へ下りて見ると橋下の大きな淵が終わるあたりからズラーっと竿やオトリ缶や引き舟がならんでいる。真っ暗いうちから釣り人がウロウロしているのをみて解禁日は初めてというTJさんは肝を潰している。
昨年やった辺りには入る余地が無い。どこが良さそうかなど考えている余地は無い。とにかく、どこでも良いから場所を確保することが先決だ。
 暗がりの川縁を小さな懐中電灯と対岸の道路の街灯の明りをたよりに、下流側へ100m位下ったところでようやく空いている所が見付かった。暗くて川の様子も石の様子も何も分からない。隣に先に来ていてた人に尋ねると、昨夜10時頃に来てこの場所だという。まだ暗いうちに両岸は釣り人で埋まってしまった。
 夜が白みだすと、気の早い人は竿を伸ばし仕掛を張って釣り始めた。もう少し明るくなって良く見えるようになってから始めようと思ったが、一人が竿を出すと他の人も次々に竿を出す。おまけに、最初から流れの真ん中にオトリを入れようと4〜5mも立ち込んで行く。
 昔先輩から「岸の際からオトリを入れてまず岸近くを釣れ。手前を釣り切ったらその沖目へと順に探っていくように。」と云われた事などとても通用する状況ではない。
 やむなく上の写真の石の上に立って、大芦川解禁の鮎釣りを始めた。
手前側から探るが、なかなか掛からない。昨日までは、人も居らずに静かだった川に昨夜から急に大勢の人が岸辺や水際を右往左往ザブザブしているのだからアユも驚いて流心に逃げてしまったのかもしれない。少し明るくなってから、あちらでもこちらでもアユが掛かりだした。どれも塩焼きサイズの良形だ。少し沖目にオトリを出してやると、すぐにグッときて18cm位のが来た。オトリを替えて出してやると少ししてまた同じくらいのが来た。この混雑の中で、7時頃までは誰もが退屈しない程度には良形が釣れ続いた。ダム湖産とかいう話だが、とにかく追いが良いのは間違いない。
 人が多くて接近して立っているので、オトリ継ぎの時に竿を担ぐと、竿の2/3ほどの所が隣の人の竿に当たってしまう。岸のほうは芦がいっぱいなので、川の真ん中の方に竿を向けて竿を担ぐようにした。
 7時を過ぎると当りが遠のきはじめ、釣れるアユも一回り小さくなってきた。人が少なければ移動するタイミングなのだが、今日は見える範囲に竿が林立していて、移るどころではない。
石の上に立ったり座ったり、じっと粘るしかない。10時頃になると、釣れるのがまた一回り小さくなってしまい、当りもあまりなくなった。ともかく20cmオーバーの良形も数匹釣れたし、竿立てに竿を立てて、一休み。
 TJさんは、午前中マナーの悪い老軍団に囲まれ、オマツリされたり竿をぶつけられたりでせっかく釣った良形を5.6匹は失ってしまう大苦戦をしいられてしまった。鮎解禁の初体験なのに良い経験が出来なくて、申し訳ないことをした。
 鮎釣りをしていて、気になる事が多かった。平気で人の前にオトリを送り込んでくる人、隣の人のすぐ傍まで接近する人、人の前にまで立ち込む人、断りもなしに川を平気で渡る人、ビールの空き缶やペットボルを川にポイ捨てする人、等々である。
 漁協やオトリ屋が岸から、そのような人にはラウドスピーカーで指導するようにしてはどうだろうか。澄んだ美しい大芦川が可哀そうではないか。
 さて、一休みの後に昼まで一頑張りと思ったが、あまり釣れないので、昼にはまだ早かったが昼休みと昼食にした。天気予報は曇りと言っていたが、晴れ間が多くてジリジリするほど陽射しが暑い。鮎釣りには良い天気だが、川岸での昼休みにはちと暑すぎる。
 まわりを見ても、昼過ぎからは良形は釣れず、大きくても15cm前後のものでチビが多かった。昨年解禁1週間後に大芦川に来た時は大半チビばかりだったことを思い出したが、ここのアユは追いが良いので、良形は解禁日にあらかた釣り切られてしまうからではないだろうか。
 しかし、アユは根性がある魚だとつくずく思う。自分の2倍も3倍も大きなオトリにアタックしてくるのだからたいしたものだ。
 帰りがけにオトリ屋で聞いたのだが、大芦川で石と石垢を見る時には、黄色っぽくて少し緑ががった色艶の石を狙うと良いのだそうだ。黒い石はダメという。同じような事を益田川でも言われた事を思い出した。益田川の時は黄色く少し青味ががった石と言われた。
 さて今日は久し振りに解禁日の興奮と喧騒を味わった。
 が、楽しくマナーを守って解禁日を楽しむなどということはもう無理なんだろーなー。
 漁協さん、釣り人のマナー指導をよろしくお願いします。
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 6回目 第1日 千曲川(佐久漁協管内)

千曲川野沢橋上流1
野沢橋 約500mほど上流
   天気;晴れ
   水温;18〜22℃  水色;澄み
 
釣果:17匹
    Max.;20cm
    Min. ;15cm
    Ave. ;
17cm

左岸川原の駐車場(野沢橋の約500mほど上流)を望む。
立っている所は中州で、駐車場の辺りで流れが二つに分かれている。
解禁日から1週間ですが、20cmも減水したそうです。右岸側の分流はほとんどアカ腐れ状態でした。

本流側の両岸は竿の長さの間隔で釣り人が並びました。

釣れてくるアユのアタリは弱く、引きにも力強さがありません。

千曲川、野沢橋上流2
中州端で分流の落ち込み・下流を望む。
解禁日には、水位が20cm高かったそうですが、この分流の落ち込み(写真白泡の消える辺り)で、多くの人が4,50以上釣ったそうです。

今日は、ほとんどの人が本流のかけ上がりを流していました。
連日攻められた為か、減水アカ腐れ気味の為か、辛抱して釣る感じです。

佐久のアユ


 今日は6名で、千曲川で鮎釣り合宿である。というよりは、オジサン達が子供の頃にもどってワイワイ楽しむ日だ。
 家庭菜園グループの3人と和竿教室グループの3人と分かれて出発し、佐久サービスエリアで4時に落ち合った。
入漁証 佐久インターを出て野沢橋左岸のオトリ屋へ4時半頃に到着。
 川を眺めると、もう何人かが竿を出している。和竿教室グループは、昨年の解禁日に大釣りがあったという場所(2番目の写真の場所)へ入ることにし、オトリ缶にオトリを入れ、野沢橋右岸際の道を少し行った所から川原へ下りて流れの側の開けた場所まで行き車を停める。
 そそくさと釣り支度をし、写真の場所へと向かった。とりあえず、分流の落ち込み辺りから本流の瀬尻あたりで釣ることにして引き舟を浸ける。朝食を摂っている間に、次々と釣り人が来て上手の瀬から下手のテトラポットの辺りまで竿がならんだ。
 大芦川でのTJさんのように上手から接近してこられて困らないようにと思い、上手の瀬尻側に陣取って釣り始めた。
 2番目の写真の場所は、解禁日には皆大釣りをしたそうで、毎日大勢きているという。解禁から毎日水位が下がり、今日は20cm以上減っているという。
 減水と毎日攻められているせいか、入れ掛などということは無い。8時頃まではポツポツ良形が釣れたが、釣れるアユの当りも掛かった後の引きも弱いような感じがした。
 9時を過ぎた頃に瀬の中ほどから瀬尻にかけて釣っていた数人がいなくなったので瀬をやってみたが1匹だけ。一昨年はこの瀬は解禁から1ヶ月間釣れ続いたと聞いたが、今日は良くないようだ。
 10時を過ぎる頃になると対岸(左岸)から竿を出している二人がときどき釣れるだけの状況になってしまった。なんとか午前中にツ抜けしたいとオトリを泳がすが9匹止まり。同行の二人も苦戦である。昼にはまだかなり間があるが、当りが無くなったので昼食休みにした。食後に少し昼寝でもしようとしたが、この中州には木陰も無く、陽射しがジリジリするほど強くて昼寝などとてもできない。
 当りも無くなってきたことでもあるし、どこかへ移動しようと話がまとまり、とりあえず野沢橋の下へ移動した。橋下の日陰に車を停め、車外へ出ると、涼しい風が吹いていて生き返る思いだ。
 どこか良さそうな所がないかと、橋下流の瀬の辺りまで見て歩くが岸辺のアカはほとんど腐りかげんで、流心あたりがなんとかという感じだ。KYさんは橋の少し下手でやってみるという。
 橋下の日陰へ戻ってきて、川風で涼むともう動きたくない。平らな所を見付けて枕になりそうな石を置き横になる。目を閉じて川音を聞いている内に寝てしまった。
 3時頃に目が覚めた。中州へ渡り、昨年糸を切られた瀬の頭に竿を出したところにKさんが来た。昼に橋の所へ来たときから呼んでいるのに気が付いてくれないと云い、橋の下が釣れるから来たらどうかという。
 ここで、少しやってから行くというと、Kさんは瀬の落ち込みの橋下へもどった。
堰堤から水が落ち込み淵になってそこから荒瀬が橋まで続く。瀬頭の深みにオトリを入れて泳がせているとガツンと当り瀬に走りこむ。竿をため、岸辺へなんとか寄せて抜こうとするがオトリは完全に水から出ているが、なかなか抜けない。ようやく水を切り引き抜いた時に水辺の大きな石に当ってバレてしまった。釣り落とした魚は大きいというが、見た感じでは20cmはあったように見えた。
 逆針を打ち直して、また瀬頭の深みにオトリを入れるとすぐにウロウロしだしてガツッと当る。今度は瀬の一番きつい所に走りこまれた。なんとか岸辺の流れの緩い所へ寄せようとするが荒瀬の中から出てこず、ついには高切れとなってしまった。(この荒瀬でやる場合には0.6以上でやったほうが良いように思います。)
 仕掛を張り直して、橋の下へ移動。Kさんが荒瀬が落ち込んだ淵で釣っていたが、上に橋桁があるので取り込みには工夫がいる。右岸側の落ち込んだ所にはTJさんがいた。
 橋の下(シモ)よりは真下あたりが良いとKさんがいうので、橋の真下にオトリを出す。この時は橋の下手に人がいなかったので、掛かったアユが引くのに任せて橋のしもまで行かせて橋が無いところで抜き上げるという取り込みになった。橋下で抜いたり寄せたりするには4間位の長さが限度だ。
 対岸のTJさんは、野アユが掛かると竿の手元を一本縮めて竿をためて寄せて取り込むやりかたで夕方までに10本前後掛けた。橋の下手のトロ瀬で頑張ったKYさんは大苦戦となった。
鮎釣り合宿記念写真
夕方にKさんの会社の保養所にもどると、すでに夕食とアユの塩焼きとが出来ていた。いつもながら、Kさんの面倒見の良さには感心するばかりだ。
 まずは、ビールとワインとで乾杯。その後は釣り談義やら何やらで話が弾む。美味しいカレーライスの夕食の後も、飲んだり話したりで楽しい時間が過ぎる。
その後、記念撮影をしようとしたらKYさんはベッドで爆睡中。起こすと悪いので、はめ込み写真となった。
 鮎釣りは早寝早起きが鉄則となっているので、早々に床につき、あっという間に気を失ったように寝てしまった。


 6回目 第2日 千曲川(佐久漁協管内)   今日は午後1時上がり

野沢橋の下
野沢橋 真下
   天気;晴れ
   水温;19〜23℃  水色;澄み
 
釣果:15匹
    Max.;20cm
    Min. ;15cm
    Ave. ;
17cm

今日は瀬が落ち込み淵になっている橋の下で釣りました。
ここ数日橋の下では40〜50釣れているそうです。


釣る人Kさん、オトリ替えをする人TJさん、見物する人酔狂オヤジでした。

野沢橋下2
よく釣れたのは、右岸側の流れで、上の写真の瀬が落ち込んだ泡の中から、この写真の日陰になっている辺りまででした。

右岸側は立ち込まずに沖目を泳がすと良く釣れました。

地元の人の話では、右岸に人が入ると中州側は釣れなくなるということです。つまり、強い流れのこちら側が良いということです。


佐久のアユ
イワナ
KYさん友釣記録更新
半日で29匹
、max21cm
TJさんも友釣記録更新
半日で32匹
酔狂オヤジはバツ 15匹
神様が可哀想に思ったのか
25cmのイワナが釣れました。

 
今日は鮎釣り合宿二日目。昨日Kさんが地元の釣り人から、橋の下でここ二日ほど40〜50釣っているという話を聞いたというので、今日は橋の下で昼までやろうということに衆議一決した。
 Kさんが、五時前には行かないと場所を取れないから早く行けという。自分はオニギリを作ってから後で行くという。Kさんの好意に甘えて、4時を少し回ったところで保養所で釣り支度をして出発。自分はデジカメを部屋に忘れて取りに引き返した。皆に遅れて、左岸脇の公園を抜けてオトリ屋へ行く。
入漁証2 M,S両氏は中州側へ、KY,TJ両氏は橋を渡り右岸へ入っていた。橋の下は仲間どうしならなんとか3人で釣れるが、他人ならば2人がよいところだ。竿を立てると橋桁にぶつかるような橋の下は、普通なら敬遠する場所なのだが、昨日の夕方に実際釣れているのと、地元の人の話もあって橋の下で釣ることになった。
 釣果を先にいうと、上の写真の説明通りに、良く釣れ、1日やれば40〜50という話は本当だった。
 上手の瀬は良形が出るが数は期待出来ない。橋の下手のトロ瀬は思い出したように釣れる程度である。減水と日照りでヘチのアカはほとんど腐れる直前の状態だから、日陰で深みになっている橋の下だけが良いアカが残っていてアユが集まっているのかもしれない。
 8時過ぎた頃に、Kさんがオニギリと卵焼きを作って持ってきてくれた。“去年のオニギリも美味しかったけど、今日のオニギリも美味しいねー。”というと、“去年はTさんが作ったんだ”と返事。KさんもTさんも料理が上手だ。玉子焼きもすこぶる美味しい。KYさんも釣る手を休め、美味しいと云って何個も食べた。
 中州へいる2人へKさんが声を掛け、まずビールを抛るがコントロールミスでもう少しで流れに落ちるところだったが何とか2缶が渡った。次がオニギリで、こんどはうまくいき、Mさんが上手にキャッチ。それにしてもKさんは面倒見が良い。自分にはなかなか出来ないことだ。
 TJさんが朝食のオニギリを食べる間に、KさんがTJさんの竿で1番上の写真のようにコンクリートブロックの上から落ち込みを流すと、間も無く釣れて“釣れたよー、オトリを代えてー”と云う。TJさんが糸を取り取り込んでオトリ継ぎをし放してやる。少し話をしていると、また、“釣れたよー”と声がかかる。
 なんだか、昔の旦那と手代が鮎釣りに来ているような感じである。しばらくそんな事をしてKさんが10匹以上釣ってしまった。すごいねーというと、二の腕を叩いてみせる。くやしいけれど、実際に釣ってしまうのだからケチのつけようが無い。
 さて、橋の下流側端の真下辺りをKYさんが泳がせて次々と釣るのを下手の人が見ていて寄ってくる。股位まで立ち込んだまま、オトリを入れている辺りまでにじり寄ってくるので、少し下がるように云っても知らぬ顔のハンベイをきめこんで動こうとしない。なんとも無神経な人だが、そうしてにじり寄ってきても一向に釣れない。一方KYさんはその人の尻から2mほど離れた辺りで次々と掛け、掛けた野アユが寄ってきた人の竿の下あたりまで下がったのを引き寄せて取り込むという状態が長く続いた。傍から見ていると、なんとも可笑しな場景である。

 しかし、何時のころからこういう自分のことしか考えない無神経な熟年釣り人が増えてきたのだろう。昔こんなことをしたら、上手の人に張り倒されるくらいに叱られたものなのだが。
 
釣り雑誌や釣り具メーカーさんへ!
 河川紹介、数釣りテクニックや道具の説明に加えて、
 友釣マナーの啓蒙にもう少し努力して下さい。お願いします。


 釣っていて感じたのだが、今年の佐久のアユは当りが弱くゴツゴツとしてグーときても直ぐに竿を立てるとバレることが多くて、グーときても少し待ちオトリを引きずって行くようになってから糸を張るようにして丁度良い感じである。それに、掛かった後の引きも弱い。どうもアユの様子がおかしい。

 佐久漁協では冷水病対策にいろいろと気を配っているのだが、自分の観察からすると(検査をして確かめた訳ではないのだが)
良くない知らせがある。
 
どうも冷水病が発症しているようなのだ。鰓蓋や、胸鰭・腹鰭の付け根が赤くなっているもの、尾の近くの体に小指の先ほどの大きさで鱗が無くて赤く肉が見えているものなどが何匹も掛かってきた。それらは、冷水病にやられたアユの写真(アユ冷水病対策研究会)とそっくりの外観だったのだ。 当りも引きも弱いのはこのせいではないかと思えたのだが。心配だ!

   
鮎釣りから帰ったら、冷水病菌を他の川へ持ち込まないように
     タビ、タイツ、タモ、引き舟などの道具を
     直射日光か消毒用アルコールでしっかり消毒しましょう。


 それはさておき、毎回同行してくれている二人には友釣を堪能してもらった1日で、とても良い鮎釣り合宿でありました。
 午後に岐路に着いたが、次回の合宿は郡上八幡あたりにしようかということになった。

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 7回目 7月10日(土) 相模川 上大島地区

相模川、上大島1 上大島キャンプ場辺り
   天気;晴れ後強風&夕立
   水温;21〜24℃  
   水色;濁りなし。透明度悪し。

 
釣果:5匹
    Max.;18cm
    Min. ;15cm
    Ave. ;
17cm
上大島の大きな中州へ渡る橋を望む。
左手が中州、右手が左岸。
見える範囲は、竿の長さ以下の間隔で釣り人が立っていました。右手の売店前の護岸には釣堀状態で竿がならんでいました。


相模川 上大島2
下流の瀬を望む。
ここの瀬はかなりきついようです。
この瀬が終わる所まで大きな中州が続いています。
左隅に見えるのは学校。

写真を撮った時には、まだ釣り人は居ませんでしたが20分もしない中に両岸とも人が並びました。

上大島のキャンプ場辺りは、アユも沢山見えましたが、とにかく人が多いです。
一度入ったら、移動は不可能の状態です。


 
相模川は20年ほど前に何度か鮎釣りに来た事があったが、当時はコロガシがメインの川で友釣をしている人の傍でもコロガシのオモリをドブンドブン投げ込む人が多かったのと、川が汚れているというイメージが強く残り、以来訪れることが無かった。
 今年は天然遡上も多く、川も昔よりはきれになっているというので、久し振りに出かけてみた。
厚木から相模川右岸沿いに上流へ向かい、相模川第1漁協の案内図を頼りに最上流部の小倉橋を渡りすぐ脇の川沿いの道を下流側へ行って上大島キャンプ場へ行こうとしたのだが、橋から200mも行かないうちにドラム缶にコンクリートを詰めたのが立ててあり、軽自動車がギリギリ通れる幅しか空いていない。しかたがないので、引き返し、左岸側を大回りして上大島キャンプ場へ行こうとしたが漁協の案内図ではどう行けば良いのか全く分からない。途中で散歩をしていた熟年夫婦に道を尋ねて6時頃にようやく上大島キャンプ場の売店まで辿り着いた。
相模川入漁証 この売店がオトリ、入漁証をあつかっている。「漁協の案内図を見てきたけれど、この図ではさっぱり分からない。」というと、売店の奥さんがあっさりと「あー、この図はいい加減で判るわけが無い。」と言う。店に置いてあるいい加減な図の案内図の裏に来方を描いてくれた。
「厚木方面から来る場合には、昭和橋を左岸側に渡りすぐに左折して上流側へ向かい、しばらく走り、大島交差点を過ぎると右手にローソンその向かいに交番があるので次の信号のある交差点を左折し突き当たりを右折して後は道なりに走り川へ出る」という説明だ。
 同じいい加減な図が相模川第1漁協のホームページにも掲載してある。いい加減というよりは、デタラメに近い案内図は即刻訂正してほしいものだ。
 さて、この場所は上大島というだけあって、小倉橋の数百b下手から上大島のキャンプ場の辺りまで島のように大きな中州があって、その中州へは上の写真にあるような車が通れるコンクリートの橋がかかっている。多くの人が車で中州へ渡り、中州側から竿を出している。
 売店側は橋の少し上手からキャンプ場の辺りまでコンクリートブロックの護岸があり、水面から少しうえの部分が1.5mほど平らになっている。その平らな所に立ったり、座ったりして、まるで釣堀のような感じで、竿を出している人が並んでいた。護岸の対岸側にも釣り人が並んでいる。
 水辺で水の様子をみると、ドロ等の濁りは無いが、緑がかっていて透明度は低くヒザ位の深さ位までしか見えない。石垢は数ミリも厚く付き表面が緑色のコケが覆っている状態の所が多く、部分的に石の表面が見えているところに鮎が付いてコケを食んでいるようであった。
 さて、釣りの方はというと、ヘマを続けて悪循環に陥り、全くの惨敗でした。
 ここは初めてで、しかも水の透明度が悪いので、山勘で変化のあるような所へオトリを泳がせるが30分くらいは当りが無い。周りは竿の長さ以下の間隔で釣り人が並んでいるが7時ころになってアチコチで竿が時折立つようになってきた。7時を過ぎた頃にようやく1本目がきた。17cmくらいの天然遡上と思えるやつだ。オトリを換えて流れに出してやると、沖目の方で続けて同じ位のが二本来た。これは、噂のとおり鮎の遡上は良い様だ。今日は沢山つれるかも!と思ったのもその時までのことだった。
 3本目のあと少し間があいて、やはり沖目で4本目が掛かったのだが、これが悪循環の始まりとは思いもしなかった。これは引きも良いし良形だと思って抜いたが、結果はキャッチミス。またやってしまった、と思い、逆針を打ち直してまた沖目に出してやると、いくらもしない間に次のが掛かった。今度はしっかり受けるぞと思い抜いて袋タモに受けた。今度はうまくオトリも野アユもタモに入ったのだが、その直後そんなことがあるの?ということが起きた。袋タモに受けた時に野アユが鈎から外れて袋の上で跳ねてタモから飛び出して川へ逃亡してしまったのだ。
 この2連荘のヘマで、悪循環の奈落へ突入してしまった。
相模川のアユ 昼から大勢の人が引き上げるような強い風が吹いたり、夕立が降ったりということはあったが、今日は野アユに逃亡されてからは、トラブルが多くて5匹で終わってしまった。
 昼過ぎに風が強いので早上がりした地元の人は十数匹釣っていた。今まで最高どれ位か尋ねると、仲間内では最高40以上だそうで、その人は20以上とのことだった。
 もともと、抜いて受けるのは下手くそなのだが、今日はその下手さ加減がなさけなくなってしまった。
 野アユの数は沢山いることは間違いないので、これから出かけても沢山釣れると思います。
人も沢山いるので、早めに現地に着く必要があることもお知らせして、今日の釣行日記を終わる。

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 8回目第1日 7月17日(土) 吉田川 明宝地区
 吉田川 明宝 日洞橋下流
 日洞橋下流
   天気;晴れ

   水温;18〜℃  
   水色;澄み

 
釣果:2匹
    Max.;18cm
    Min. ;16cm
    Ave. ;


 日洞橋より下流を望む。
 水も空気も澄んでいて気持ちは良かった。
 橋から眺めると数人竿を出していたので、橋の下流でやったのですが、サッパリ釣れませんでした。
 オトリを買った時に、人の入り難い所をやれば数は出ると言われたのですが、初めての者にはそのような所が何所なのかまるで分かりません。




 岐阜県飛騨方面へ3泊3日鮎釣り旅行を行うことにした。しばらくは晴天が続くという予報である。
 金曜日の午後出発ということになったので、釣場に近い吉田川河畔の道の駅・明宝の川向にある大谷森林キャンプ村のバンガローに1泊し、翌土曜日から鮎釣りの予定である。
 横浜から明宝までは、東名〜東海北陸自動車道で約6時間。
午後8時頃の到着すると管理人が待っていてくれて駐車場に一番近いバンガローの鍵を渡してくれた。今晩まではキャンプ場は空いているが、明日からは空きが無いとのことである。網戸にした窓から、すぐ下を流れる吉田川のせせらぎの音が聞こえてくる。街灯の灯りを夜明けと間違えているのかヒグラシの鳴く声が時折聞こえてくる。
 明日からの、清流のアユを夢見て早々と寝袋にもぐり込む。


吉田川 道の駅・明宝 裏 コーヒーとパンの簡単な朝食をすませ、キャンプ場へ渡る橋から川を覘くと、左写真のように、水も空気も緑もとてもきれいだ。このあたりでも釣れると昨夜管理人がいっていたが、とりあえずは、せせらぎ街道(472号線)の向かい側にあるコンビニでオトリと入漁証を扱っているというのでそこで様子を聞くことにした。
 オトリを買いにきている人がいて、そそくさと上流側へ走り去った。コンビニの主人に様子をきくと、長良川本流は冷水病が発生したようで明宝地区へ来る人が多いという。この先にオトリ屋はあるか尋ねると、昨年病気が出たり等でまったくダメだったのでこの先のオトリ屋は今年はやめてしまったという。どのあたりが良いのか尋ねると、人の入り難いところで釣ると数が出るが、入り易い所は連日攻められているので数は出ないだろうという。少し下手の支流との合流点あたりが良い思うが、上流へ少し走ると道から川が見えるのでその辺りが川へ下り易いと話してくれた。
郡上 入漁証 初めて来た者には、人の入り難いところ行くのは無理。入漁証とオトリを買い、上流へ向かった。郵便局の近くの、日洞橋の手前に数台車が停めてあり、一人がオトリ缶を担いで川へ向かうのが見えた。橋の上から十数m下の川を覘くと、先ほどの人が橋下の川原へ出てきて釣り始めた。橋の下が淵になっていて、群アユが泳いでいるのが見える。
 橋の上手と下手の川がカーブする辺りにも竿が見えていたので、ここで釣ってみる事にした。
 TJさんは淵尻の見えているアユを狙ったが、10時頃までダメ。KYさんは淵下の瀬をやったが小振りのが2匹。自分は写真の川がカーブする手前の段々のような瀬を探ってみたが、3匹バラシで2匹キープ。釣れたアユはどれもきれいなアユだったが、やはり人の入り易い所では数は無理のようだ。
 流れがカーブした辺りの強い瀬で釣っていた地元の人と話をしてきたTJさんが、「自分が食べるアユはこの辺りで釣る。長良川本流へは行かない。」と云っていたと半ば驚いた様子で話す。以前、岐阜や愛知の奥の川は綺麗だよと言っていた意味が少しは実感してくれたようだ。
 水は冷たいし、あまりつれそうにもないので、川を見ながら移動し良さそうな所があったらそこで少し釣って今夜のキャンプ地の和良へ向かうことにした。
八幡神社前の瀬 郡上八幡の街辺りまでは、どこで川へ下りたら良いのか分からず、結局八幡神社前で少しやってはみたがダメ。アユはあきらめて八幡の街をぶらつくことにした。
 左写真の川が見えなくなるあたりに学校橋があり、そこから男子中学生が5,6人川へ飛び込んでいるのが見えた。
 旧役場前の橋では兄貴分の若者達が飛び込んでいたので、中学生は遠慮して学校橋で飛び込んでいたのかもしれない。
 これは、水が澄み深い淵がある街での夏の風物詩の一コマだ。
 年寄りの話では、昔は頭から飛び込んだそうだ。
旧郡上八幡役場の橋向こうにある
神農薬師
旧役場前の新橋から
飛び込みをする若者。
新橋の下流
釣り人も数人見えた。
 郡上八幡の街をぶらぶら見物した後、今日のキャンプ地の和良大月の森公園へ向かった。
 和良大月の森公園は大洞山の麓にあり、自然散策&キャンプが楽しめる。バンガロー、コテージや炊事場やシャワー室もあり良く整備されいる。私のような年寄りには整備されすぎているように思われるが、都会から訪れる人にはこれ位(人工的すぎるほど)きれいにしなければ、好まれないのかと気に掛かる。
テントを張り、夕食のバーベキューの支度をしていると、通り雨のような小雨が降り出したので、炊事場で夕食にした。今夜の夕食は、飛騨牛と吉田川の鮎の少し贅沢なバーベキューである。鉄板で焼いたムニエル風の鮎もけっこう美味しかったし、飛騨牛もとても美味かった。
 夕食後はテントに潜り込み、寝込んだ後は夜中に雨の音がするなーと夢うつつに思ったがそのまま朝まで前後不覚。
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 8回目第2日 7月18日(日) 和良川は夜半からの土砂降りの雨で鮎釣り断念

朝目が覚めると強い雨。二つのテントは空。
木の向こうに見える炊事場へ行くと、
KY,TJ両人が朝食を作り終えていた。
飛騨牛、玉葱、キャベツのスープとパンで朝食。
夜半からの土砂降りは少し弱まったが、昨夜はチョロチョロ流れていた前のせせらぎは急流に大変身。
和良川の下流部。土京川合流点より数百m下手。
濁りはそれほどではないが、昨夜からの雨で水嵩が高く水勢も強く、釣りは諦めた。
和良川漁協管内では、釣り人は一人も見えなかった。

 朝テントの中で目が覚めると、隣に寝ていたはずのTJさんがいない。時計を見ると5時だ。4時の目覚ましを知らずに寝過ごしてしまった。外はかなり強い雨だ。隣のKYさんのテントを覗くとここも空。
エアーマットなどを整理してから、炊事場へ向かう。キャンプサイトと炊事場の間を流れるせせらぎは今朝は濁った急流に変っている。時折雨足が弱まるが、強い雨が降っている。
 炊事場では、すでにスープとパンの朝食が出来上がっていた。
 寝坊してしまったことを二人にあやまると、夜半から土砂降りですごい雨音だったのに気が付かなかったのかと笑われた。昨夜から今朝にかけてエアーマットのエアー漏れとか、テントへの雨の吹き込みとかあって大変だったそうなのだ。バンガローに泊まっていた人たちも雨は全く予想していなかったようで、雨に濡れながら手洗いなどへ行っていた。
 朝食後、テントなどの用具を片付け、川を見ながら下流へ向かうが昨夜からの雨で増水しており釣り人は全く見えない。土京川合流点からは川幅も広くなり、釣場としては良い感じのところが多い。
 和良川沿いに下り、馬瀬川下流漁協の地区へ入って間もなく、漁協と中日スポーツ新聞の旗を立てたテントがあったので、釣り大会をしているのか立ち寄った。

左:3匹の計量受付。  中:成績表(1位275gで15人受付済み・10時過ぎころ) 

 この雨の中で大会をやっているのかと役員の人に尋ねると、「第20回ジャンボ鮎釣り大会」だそうで漁協役員も予想外の雨だという。11時までに釣った3匹の重量で順位を決めるという。なんとか3匹そろえて上がって来た選手と数名出あったが、皆寒い寒いを連発していた。
 この土砂降り雨を運んだ梅雨前線は福井県で大水害を起こしていたものだった。
雨も止む様子が無いので、今日は高山辺りまで足を延ばして観光ドライブに切り換えることにした。
金山を通り下呂温泉方面へ向かうと山を一つ超えただけでこちらはたいした雨ではない。昼頃には晴れ間が広がり、下呂から上呂あたりまで鮎釣りの人が多く見えたが、ともかく今日は観光ドライブで鮎釣りは止めた。
 下呂温泉の橋より下流

下呂温泉の真ん中にある橋から真下を撮ったものですが、この写真の中だけで10匹以上写っています。橋の上下にも石垢を食むアユがウジャウジャいました。

 下呂温泉前の益田川にはアユがウジャウジャいましたが、川遊びの人しか見えません。
 左写真の下流に橋が見えますが、その近くに二人釣り人がいただけです。

 左岸側から川への降り口がないかぶらぶらしていると、交番にお巡りさんが二人いたのであつかましくアユ釣場はどの辺が良いのか、オトリ屋は何所か尋ねてみた。橋の上から見ると鮎が沢山いるが、釣りをしている人がいないのはどうしてかも聞いてみた。
 年かさの一人が友釣をするお巡りさんで、彼がいうには
下呂温泉の近くはきれいではないし、観光客に見られたりするので敬遠するのだという。また、彼が釣りに行くのは萩原より上か馬瀬へ行くのだという。
 昨日の吉田川の人といい、今日のお巡りさんといい、川の“きれいさ”に対する基準が全くちがっている。
このあたりの釣り人の川の“きれいさ”基準で測れば、狩野川とか酒匂川などはきたなくてとても鮎釣りをする川ではないということになるようだ。
 右側の橋下の写真の場所は、腰以上の水深があり橋の上からでも底の石一つ一つが見て取れる状況なのだが、これでもきれいじゃないから釣りはしないというのだ。
 オトリ屋は下の橋の少し下手のコンビニで扱っていることを聞いて宿へ戻った。


 8回目第3日 7月19日(月)  益田川 下呂と禅昌寺の間 

益田川禅昌寺下流1 東上田発電所の辺り?
   天気;晴れ
   水温;20℃ ? 
   水色;澄み

 
釣果:6匹
    Max.;21cm
    Min. ;17cm
    Ave. ;
19cm 

 上流側に導水管の橋が見える。
 その上手に橋がある。
 地元と思われる人が上手に5,6人いた。



益田川2下流側はトロから淵へ落ち込む瀬がありその少し下にまた瀬がある。淵の落ち込みとその下の深トロに2人いた。
岸近くはアカが腐りそうな感じ。

こちらは、昨日の雨では水位が上がることはなかったようだ。
瀬の中で元気の良い鮎が掛かった。

アユ
みな当りも引きも良かった。
形も香りも良かった。

 旅館で朝食を済ませ、昨日お巡りさんに聞いた温泉から数キロ下手のコンビニで入漁証とオトリを買った。どの辺りが良いのか聞いたが、ここでも禅昌寺あたりから萩原にかけてが良いという。下呂温泉の橋の所に沢山鮎が見えたがどうかと聞いてみたが、アユがいても釣れないだろうとまるで気の無い返事だ。
地元の人は下呂温泉の所は鮎釣場だとは思っていないようだ。
益田川入漁証 ともかく、地元の人の勧めに従い、上流へ車を走らせる。写真の場所あたりから、ところどころに道路きわに駐車スペースがあり、場所によっては川原まで下りられる所もあった。
写真の上手で右岸側へ橋を渡り、川の際まで車で行き、川原へ下りた。
 休日の9時すぎなのに、上流側に5,6人、下流側に3人ほどいるだけで我々が下りた川原には誰もいない。
 オトリは元気で良く泳ぐがなかなか掛からない。瀬の白泡の立つような所に入れてやると、目印が4,5mも飛ぶような良い当たりで20cmオーバーがきた。これをオトリに流れに出してやるが次がなかなか来ない。
ときどき野鮎どうしが追いあって跳ねるのが見えるのに、掛からない。
 あちこち探って見たが、掛かったのは白泡が立つような瀬の中や流れの速い所だった。
 昼を過ぎた頃になると、あまり釣れないせいか地元と思われる人たちは皆いなくなり、我々3人だけになってしまった。今日は横浜まで帰るので早上がりにした。中呂あたりでは20以上釣った人もいたそうだ。
また。オトリ屋での話では、8月末から9月になると尺近いのが釣れるということだ。大鮎つりは、9月から網が入るので8月中がよいだろうとの事だ。

 今回は、久し振りの岐阜釣行だったが、長良川は例の河口堰が出来てから死んでしまった感じで残念でならない。河口堰の水は9割が使われておらず、使われている1割も他の水で代替え可能だそうだ。
ゲートを全開して長良川を生き返らせてほしいものだ。
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