平成16年7月5日
海上の森を守る会
 代表 加藤徳太郎 様
                     (財)2005年に本国際博覧会協会

             「要望書」について
(回答)
 2004年6月15日付けでいただきました要望書について、下記のとおり回答い
たします。なお、当協会としてこのような回答を差し上げることについてはアドバイ
ザー会議のご了承をいただいております。
                   記
1 要望事項
1.本アドバイザー会議の公開について
 別室テレビモニターによる傍聴ではなく、同一会場での傍聴を認めるよう要望いた
します。市民を排除することは、市民を信頼していないという姿勢と受け取らざるを
得ません。
2.カザグルマ生育地の調査漏れを認めた以上、現地の再調査を直ちに行い、カザグ
ルマ保護策を検討、公表すること。
3.ゴンドラルートエリア内にあり、ゴンドラ停止等の場合には、生育地に踏み込み
救助作業が行われ、カザグルマ生育地は破壊されます。カザグルマ生育地への影響を
回避するために、ゴンドラ工事の変更及び中止も含めた検討をすること。
4.ムササビについて
 万博会場内に生息することが確認されたムササビについて実施されている生息調査
結果と工事がムササビに及ぼす影響についての検討結果を公表することを求めます。

2 回答
1.アドバイザー会議では、一般の方への公表を控えさせていただいている注目すべ
き動植物の位置情報も含めて審議をいただいております。このため、アドバイザー会
議委員の了解のもと、会議室での傍聴は遠慮していただき、別室での傍聴をお願いし
ております。
2.当該地は、協会関係者以外は立ち入りできない場所であり、作業員が誤って損傷
することのないようマーキングして注意を喚起することとしました。
3.ゴンドラが停止し、救助作業が行われるような事態が発生しないよう保守点検に
努めてまいります。
4.ムササビのモニタリング調査結果については、平成15年9月に公表させていた
だいた、環境影響評価追跡調査(モニタリング調査)報告書(平成14年度)で公表
させていただいており、平成15年度分についても現在取りまとめておりますので、
取りまとめ次第公表いたします。


  
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