研究代表者・研究分担者
研究の目的
研究の報告
各大学での検証結果
シンポジウム
 

平成12年度 科学研究費 特定領域研究(A) 研究計画調書概要「研究目的」


1. 研究目的
本研究の目的は、その効率の低さが指摘される大学外国語(英語)教育をCALL教材の高度化により抜本的に改善し、大学生の英語によるコミュニケーション能力を社会のニーズを満たせるレベルに引き上げるための実証的な研究を行うことである.


2. 当該分野におけるこの研究(計画)の学術的な特色・独創的な点及び予想される結果と意義
学術的な特色・独創的な点は、総合力の養成に最も基本的と言われながら世界的にも開発の遅れている「聞くことと、語彙の指導法」を独自に開発している点にある.これらに、さらに「三ラウンド・システム」と呼ばれる極めて効果的な指導理論、教材開発理論を組み合わせたコースウェアを中心としたCALLシステムで外国語の総合力を向上させる実証的な研究は他に例がなく、独創的なものである.予想される結果としては、たとえばTOEFL-PBT 550〜600点の語学力を養成し、大学改革の名に値する英語教育改革の可能なことが実証されるものと考える.


3. 国内外の関連する研究の中での当該研究の位置付け
当該研究は、全国47大学、100名の外国語教員の賛同による協力で実践されるものであり、関連分野では全国で最も規模の大きい、優れた研究であると考える.


4. 従来の研究経過・研究成果又は準備状況等
広範な関連分野における本研究の研究分担者、協力者の基礎研究のレベルの高さに対して、大学英語教育学会賞(1984)、大学英語教育学会実践賞(1996)、私立大学情報教育協会賞(1998)、AVCC Good Site賞(1998)等が授与されている.