昴-すばる-/What love is
ポリスターの第1回発売記念盤。
価格改定により6P-1と7P-1という2つの型番が存在するが、それ以外にも数種のジャケット違いや
レーベル違いが存在する。
なお、実際にはジャケットとレーベルの組み合わせでいろいろなパターンがあるらしい。
《ジャケット違い》
- 「第1回発売記念盤」とレーベルに明記された見本盤ではジャケットの左上にアリスのロゴデザインが入っておらず、左下はカサブランカ・レーベルではなくポリスターのロゴになっている。
(初期の見本盤には定価の入っていないものもある)
スリーブは星のマークだが、カサブランカ・レーベルのロゴはない。
- 歌詞カードに譜面が入っていないもの。
歌詞では「あ〜あ〜」の部分が「嗚々」となっている。(これは見本盤も同様)
スリーブはカサブランカ・レーベルのロゴが入った星のマーク。
- 歌詞カードに譜面とアルバム「昴-すばる-」の広告が入ったもの。
歌詞では「あ〜あ〜」の部分が「嗚呼」となっている。
スリーブはポリスターのロゴが大きく入った白と青のもの。
- 上の内容で型番が7P-1、価格が\700となっているもの。
《レーベル違い》
- 「第1回発売記念盤」と明記された見本盤のレーベル。
- エンボス状のレーベル。
- 通常のカサブランカ・レーベル(砂漠の宮殿?)。
これには最低以下の3つのバリエーションがある。
- 通常のカサブランカ・レーベルでポリスターの文字の形が異なる初期のもの。
- 通常のカサブランカ・レーベルでポリスターのロゴが入ったもの。
- 上の内容で型番が7P-1となっているもの。
天狼/ライザ-LIZA-
このレコードにはレーベルの形状が異なる2つのものが存在する。
- レーベルがエンボスになっているもの。
この時期に発表された他のシングル(「それぞれの秋」等)でも同様のものがある。
- レーベルが通常のカサブランカ・レーベル(砂漠の宮殿?)のもの。
また、有線放送用特別プロモーション・サンプル盤(HIT-505)では両面とも同じ曲、スーパーニッカの販促品(SH-1)のB面はカラオケになっている。
なお、アルバム『海を渡る蝶』に収録のヴァージョンはイントロのS.E.が短い。
青年の樹/冬の雁
このレコードにはジャケットが異なる2つのものが存在する。
- TBS系火曜日9時放送「野々村病院物語」主題歌というクレジットが入った木と鳥の絵のジャケット。
- TBS系ドラマ「野々村病院物語II」主題歌というクレジットが入った街の写真のジャケット。
ジャケットの裏はシングル「群青」の広告がアルバム『JADE-翡翠-』の広告に差し替わっている。
去年(こぞ)の雪/父への遺言
シングルとしては市販されていないが、『父と子』の宣伝用見本盤(HIT-509)の7インチ・シングルが存在する。
レーベルには「12/5発売」とあり、ジャケットには「12月20日発売、アルバム『父と子』より」と記載されている。
このカップリングで12月5日にシングル発売される予定であったようにも取れるが、レコードに刻まれたナンバーが
「HIT-509A」、「HIT-509B」となっていることからその可能性は極めて低いと思われる。
小さな肩に雨が降る/夢の世代
初めて両A面シングルで発表されたダブル・ジャケットのシングル。
両A面と言ってもレコード制作上A面扱いの面ができてしまうが、ここでは「小さな肩に雨が降る」の方がそうなっている。
「小さな肩に雨が降る」はTBS系TVドラマ「オサラバ坂に陽が昇る」主題歌。
忘れていいの-愛の幕切れ-/愛すれど心さびしく
市販盤のレコード(7P-95)とは別にラジオ用に作成された見本盤(HIT-511)が存在する。
このA面は珍しく2コーラス目をカットしたショート・ヴァージョン(3:28)になっている。
ジャケットは通常のシングルの裏面の部分のような感じ。(片面のみ印刷)
また、有線特別試聴盤(HIT-510)ではB面が「抱擁」からのアルバム・ヴァージョンになっている。
青春残酷物語/ガラスの風鈴
この市販盤のレコード(7P-105)のカップリングとは別に有線特別試聴盤(HIT-512)が存在する。
こちらは実際に映画「海に降る雪」で使用されたデュードロップの歌うヴァージョンをカップリングしたもの。
愛の誓い/儚きは
これは市販盤のレコード(7P-115)のカップリングそのままのプロモ盤(HIT-514)が存在する。
こちらはナショナルルームエアコン「楽園」の販促用シングルか?
浪漫鉄道〈途上篇〉/浪漫鉄道〈蹉跌篇〉
これも市販盤のレコード(D07C-1005)のカップリングそのままのプロモ盤(RI-1001)が存在する。
こちらもナショナルルームエアコン「楽園」の販促用シングルか?
クラシック-CLASSIC-/オールド・タイム
アルバム『オールド・タイム』にはこのシングルの両面の曲がリミックス・ヴァージョンで収録されている。
アルバムには「『クラシック』、『オールド・タイム』の2曲は、このアルバム用に特に、再度トラック・ダウンしたもので、シングルとは、趣きを変えた録音となっております。」と表記されている。
では、シングルとアルバムでどのように「趣き」が違うのか?
これは、B面の「オールド・タイム」の方に特に顕著なのだが、ハイハットの違いが一番わかりやすい。
「オールド・タイム」の ♪住みなれたこの街の地図を燃やした♪ という部分のバックのハイハットの音を注意して聞いて頂きたい。
シングル盤に収録されたヴァージョンではハイハットの音が真ん中より右寄りに聞こえるが、LPに収録されたヴァージョンではハイハットの音は真ん中に聞こえる。
「オールド・タイム」はCDでは『オールド・タイム』、『谷村新司大全集』、『シングルB面コレクション』に収録されているが、どれもLPと同様にハイハットが真ん中に聞こえている。
「クラシック」はもっと多くのアルバムに収録されているが、少なくとも『オールド・タイム』(LP/CDとも)、『ザ・ベスト』(LP/CDとも)、『谷村新司大全集』、『シングルA面コレクション』、『谷村新司 1987〜1993 三都物語(The
CD Club)』に収録されたヴァージョンはハイハットは真ん中寄りに聞こえると思われる。
以前、何かでこれらの曲の “シングル・ヴァージョン” とクレジットされたCDを見かけた気がする。
通販用の企画盤だったかもしれないが、記憶が曖昧である。
「クラシック」「オールド・タイム」の本当のシングル・ヴァージョンはCD化されているのだろうか?
ベスト・カップリング・シングル
それまでに発表したシングルのA面同士をカップリングしたベスト・カップリング・シリーズ。
「昴-すばる-/青年の樹」(D07C-1030)、「群青/スーパースター」(D07C-1031)、「22歳/愛の誓い」(D07C-1032)、「忘れていいの-愛の幕切れ-/夜顔」(D07C-1033)の4枚が存在する。
このシングルはA面となった方のオリジナル・ジャケット・デザインが使用されている。
都に雨の降るごとく/追憶
CDシングル(H09C-31012)とシングルカセット(X09C-3012)のみが市販されているが、「特別プロモーション盤」と謳ったプロモ盤7インチ・シングル(RI-2028)が存在する。
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