さっぽろ市営バス情報館トップページ＞札幌市営バス路線データファイル＞(白28)(白29)もみじ台団地線、(環28)もみじ台環状線

この路線は、今でこそ地下鉄東西線新さっぽろ駅ともみじ台・青葉町の大住宅団地を結ぶ路線ですが、もともとは、
市営バス白石方面の大動脈であった、都心と同地域を結ぶ(21)厚別線の一部系統として設けられました。昭和40年
代の厚別線は、聯合紙器前や北柏山【(白34)の項目参照】、厚別分岐点、青葉町中央、青葉町８丁目などが起終点
となっており、国道12号線から数多くの系統が分岐する路線でした。

青葉町中央まで乗り入れたバスは、青葉町８丁目に延伸されたり、青葉町から分岐してもみじ台団地発着便が設定さ
れ、団地の広がりに合わせ、その都度、便数は増強されていきますが、あまりに急速な発展で輸送力は追いつかず、
とりわけ運行区間の長さから、冬期間は途中停留所を満員で通過することも数多くありました。
昭和48年には、国鉄(現：ＪＲ)新札幌駅が現在地に開業しますが、新札幌駅接続のバスは、１日15便程度に限られま
した。

その後、ほどなくして地下鉄東西線(琴似〜白石間)が開業し、(21)厚別線として運行してきたこの系統も、
「(白28)下野幌線」として独立し、都心発着から地下鉄白石駅前発着に短絡されました。この時期、同地域には国
鉄バス(現：ジェイ・アール北海道バス)も乗り入れており、地下鉄駅短絡となった市営バスに対して、東西線開業後
も国鉄札幌駅まで運行の都心直行便を走らせ、競合の著しい路線となっていました。

そして、昭和57年３月、地下鉄東西線は新さっぽろへ延長され、地下鉄白石駅前発着だった下野幌線は、路線名称
も地域、団地名に合わせて「もみじ台団地線」に改称、同時に新さっぽろ駅前発着に短絡されました。また、同線
と並行して、(環28)もみじ台環状線が新設され、更なる輸送力増強が図られました。
その後、東西線各駅からのバス路線・便数が増大したのに伴い、昭和61年、白石営業所厚別支所が設けられ、同線も
厚別支所所管となりました。時を同じくして、白石区下野幌にて「都市型先端技術産業の創出、育成」を目指し、造
成を進めてきた「札幌テクノパーク」が竣工し、市営バスの停留所にも「テクノパーク」の名が冠されたものが登場
します。

その後、(白37)厚別東通線(新さっぽろ駅前〜厚別清掃工場前〜厚別支所前)の廃止に伴い、平成10年４月１日より、
(白28)もみじ台団地線のうち「もみじ台東２」経由の一部に、「厚別支所前〜新さっぽろ駅前〜もみじ台団地」便を
設け、統合されました(市営バス路線移行後は、厚別支所廃止に伴い、厚別支所前を「厚別西５条１」に改称)。平成
11年には、同線と並行している(環28)もみじ台環状線がジェイ・アール北海道バスへ移行となり、もみじ台団地線の
青葉町経由の系統のみ、路線番号が(白29)に変更されました。



★関連情報
国鉄バス新さっぽろ駅での乗継割引に関する案内チラシ　画像(「各駅停車様の資材倉庫」該当ページへ移動します)

★参考資料

(上)市営バス「もみじ台団地」停留所
(下)もみじ台環状線移行後のようす
(上画像は平成12年８月撮影、下画像は平成16年８月撮影))

★参考リンク
各駅停車様の「各駅倉庫」所蔵の
該当路線時刻表画像ページへジャンプします。
昭和48年５月１日改正
昭和48年11月10日改正
昭和49年５月１日改正
昭和49年12月改正
昭和50年８月改正　　【平日】　【日・祝日】
昭和50年12月20日改正
昭和51年６月10日改正
昭和51年12月改正
昭和57年３月21日改正【平日】　【日・祝日】

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