さっぽろ市営バス情報館トップページ＞札幌市営バス路線データファイル＞(白34)本郷線

この路線は、本通地区と地下鉄東西線白石駅前を結び、沿線の白石区役所を利用する市民のための貴重な足でした。
また、通勤の足として、朝夕のみの運行ながら、大谷地流通団地の職場と地下鉄東西線白石駅前を結ぶ平和通経由の
系統も設定されています。
しかし、本郷線(特に平和通系統)は、様々な路線名があった経緯があります。それは、東西線開業時(昭和51
年：琴似〜白石)、東西線延長開業時(昭和57年：白石〜新さっぽろ)、白石営業所移転時(平成５年)のそれぞれの時
期に大規模に路線再編が実施され、その度に、大きく路線番号も路線名も変わりました。この路線に限らず、白石
方面の路線は、特にその変更点が多く、歴史の大枠をつかむのも容易ではありません。

さらに、現在、ＪＲ線路の南側にある終点の「北柏山」は、歴史を遡っていきますと、国鉄の千歳線切替工事や貨物
ターミナル駅整備前までは、その線路を亘った線路北側まで路線があり、北都団地前まで乗り入れていました。今と
なっては、「北柏山」の「柏」の名を残すのが「市立柏丘中学校」などにしか見られなくなってしまいましたが、当
時は、現在の北柏山付近に、北海道札幌養護学校向かいに「かしわ学園」もあり、地域に根づいていた名称だったこ
とがうかがえることでしょう。

東西線開業後は、両系統とも「(白26)柏山線(地下鉄白石駅前発着)」でしたが、その後、本通系統が、南郷７丁目駅
前発着となり、平和通系統沿線に「アクセスサッポロ(札幌流通総合会館)」が完成し、トラックターミナルから流通
総合会館前まで延長、同時に「(白29)平和通線」に改称され、路線が分離されました。その後、東西線大谷地駅前と
アクセスサッポロを結ぶ「(白36)流通団地線」が新設(現在は廃止)され、同線と統廃合する形で「(白34)本郷線」と
なりました。

今回の記事作成のため、平和通系統の区間を歩いてみました。
沿線には札幌に本拠を置きながら、全国にその名を知らしめている企業の工場が
数多くあることに改めて実感しました。
なかでも、歩いていると嗅覚を刺激する！工場からラーメンの香りも漂います。
西山製麺の工場もこの沿線だったのですね。小学校の社会見学でこの工場を見せて
頂いた記憶が蘇り、市営貸切バスで巡ったあの時の香りが…懐かしさをおぼえました。

★参考資料

沿線の西山製麺本社工場
(平成18年６月現在)

★参考リンク
各駅停車様の「各駅倉庫」所蔵の
該当路線時刻表画像ページへジャンプします。
昭和47年11月15日改正
昭和48年５月１日改正
昭和48年11月10日改正
昭和49年５月１日改正
昭和50年８月改正　　【平日】　【日・祝日】
昭和50年12月20日改正
昭和51年６月10日改正
昭和51年12月改正
昭和52年５月改正
昭和57年３月21日改正【平日】　【日・祝日】

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