■DB登場人物辞典■


※登場時期により区分しています。読みきっていない部分の登場キャラクター紹介はネタバレを含んでいる可能性があるので注意。


【- 光亡き世界に - 主要登場人物】


*シリス

 DB全体の主人公。リンファとともに世界を旅する吟遊詩人。ラベンダー色の長い髪に赤い瞳という特異な容姿をしている。神槍デウスと竪琴を背負い、風系魔法と呪歌、槍術を得意とする。
 性格はお人好し。また、食後にココアを飲むのが好き。


*リンファ

 シリスのパートナー。火炎系を中心とする攻撃魔法を得意とする魔術師でありながら、剣術の腕も確か。神秘的な深い青の髪を持ち、袖のない白いワンピースという神話の中の女神のような格好をした絶世の美女だが、彼女の実力と性格を知る者に手を出そうとする不届き者はいない。
 普段は冷静で、淡白なしゃべり方をするが、金銭が絡むと熱くなる。そうでなくても、敵味方に容赦のない性格であることは確かである。


*ロイエ(ロイエ・クローク)

 氷水系魔法を得意とする少年魔術師。何らかの使命を帯びて行動している。使命のためならなりふりかまわない部分があるが、それが充分に可能なほどの実力と判断力を併せ持つ。
 性格はきつめで、冷めた目で物事を見ているが、子どもや動物には優しいらしい。


*ザンベル

 長身で体格のいい、巨漢のベテラン剣士。まだ若いが、傭兵としていくつもの戦場を渡り歩き、修羅場をくぐってきたらしく、鋭い戦いの勘をそなえている。外見通り、腕力はかなりのもの。
 性格は大雑把だが、陽気でポジティブ。その性格のためか、ともに戦った傭兵仲間からの信頼も厚く、顔が広い。




【- 光亡き世界に - 第一章完了時点】


*セヴァリー

 一見、白い法衣をまとった、銀髪に紫の瞳の小柄な少年。だが、神官でも少年でもない。数々の神話伝承に登場する〈千年の魔術師〉と呼ばれる大魔術師、その実、消魔大戦でセイリスの配下だった雷魔王セヴァリーである。
 常に丁寧口調で育ちのよさを感じさせるが、四大魔王の最高実力者でありながら戦線を離脱し、人々の救い手になるなど、複雑な過去を背負っているらしい。


*ゼピュトル

 浮遊大陸ルーンドリアの聖獣王。一見虎くらいの大きさの、金色の毛なみと二本の角、額に虹色の玉石を持つ聖獣。堅苦しい口調をしているが、性格はそうでもないようで、話す内容はセヴァリーほど頑なではない。
 セヴァリーとは昔からの知り合いで、同じ目的のために協力している。


*ピーニ(ピーニ・ランドラ)

 暗黒都市に生まれ育った少女。その故郷ゆえに、生きるためには手段を選ばない。〈戦い〉とは無縁だが、上手い逃げ方や罠の設置など、故郷で生きるために必要な技能は習得している。





【- 光亡き世界に - 第二章完了時点】

*レナス

 グラスタに住む、腕のいい若い剣士。グラスタに住んでいるためか、警戒心が強く、自分にも他人にも厳しい性格をしている。


*ナシェル(ナシェル・ド・フィラマンテ)

 勘違いの激しい少年騎士。素直で義理に厚く、根は真面目だが、ひたすら勘違いが激しいので他人に迷惑をかけることも多い。エーリャ公国の貴族の息子である。


*フィリオーネ(フィリオーネ・クラモス)

 暗黒都市に済む、視力を失った心優しい女性。ピーニの義姉だが、重い病に侵されているという。





【- 光亡き世界に - 第三章第三話完了時点】

*リーン

 古代神ヌーサの配下にある、黒尽くめの女性。ロイエとは旧知の仲である。


*レスター(レスター・クローク)

 ロイエの兄にして、神聖フィアリニア王国の司祭長。弟には弱く甘いが、非常に明るく自分の欲求に忠実。だが、性格に似合わず、実は苦労人である。


*アステッド

 レスターの側近の神官戦士で、元傭兵の青年剣士。ザンベルとは古くからの知り合いである。