姉貴を犯す。後ろから犯す、突き上げる。
「くッ…は、ぁっ…んんッ!」
微かに、甘ったるい声。姉貴の尻に腰を叩きつけるように突く。グプリッ、そんな音を立てて溢れる白っぽいドロドロ。
「はぁはぁ―――ッ」
腰を掴む。肉槍を突き刺し、抜き、また突き刺す。
姉貴のナカがビクビクと波打つ、俺自身を締め上げてくる。
「あ、ねき―――ッ!」
ずんっ、と一際強く突き刺した。雷に打たれたような痺れが背骨を走った。
ドクン、ドクッ、ドクッ…!
「ぁ、はッ…!!!」
ベッドに伏せた顔からそんな声。姉貴の口の周りのシーツはジットリと湿っていた。
もう何度、姉貴のナカに射精しただろうか?10回?20回?いや、数は問題じゃない。
「はぁはぁ―――ッ」
姉貴の肩をベッドに押しつける。尻だけを高く上げさせ、さらに肉槍をブチ込んだ。
「あ、ひッ…!!」
グッ、と最奥まで突き刺す。そのまま膣奥を小突く様に何度も突き上げる。
「はぁはぁ―――ッ!」
呼吸が苦しい。酸素が足りない、サンソガタリナイ。
もう殆ど手足の感覚がない。疲労の極みに達そうとしているのか、それでも俺は止まらない。
「はぁはぁ…ッ!」
もう夜明けが近いのか、それとももう夜は明けてしまっているのか。まだまだ夜は明けないのか。
視界が暗い、姉貴の背中が霞む。五感がぼやける、快感だけが体を貫く。
「あ、ぁんッ!ぁ、ひっ…ぅくッ……ぅんッ!」
姉貴の媚声も心なし遠くに聞こえた。姉貴の声自体が小さいのか、俺の耳がおかしいのか。
「はぁはぁ―――ッ!!」
遮二無二、姉貴のナカを突き上げる。ぷるっ、と姉貴の白い尻が揺れた。
「やっ、あ―――ッ…明っぁッ!!」
刹那、姉貴が鳴いた。ギュルッと肉壁が狭まる、俺自身が圧迫される!
「ッ…姉貴ッ!!」
姉貴を抱きしめた。そして最後の熱塊を姉貴の最奥に吐きだした。
ドクッ!ドクビュルッ!ビュクンッ!!
肉槍から吐き出される白濁を搾り取るように、姉貴の中が収縮する。圧力、摩擦、粘液の滑り、その全てが俺に至福の快感を―――
「あ―――」
急に、脳味噌が散ったように意識が飛んだ。微睡んだ。
両腕の中にある筈の姉貴の体、その感覚、体温すら疎かに。
それはまるで、深い谷に落ちていくような―――そんな、かん、か、く―――。
…………………………………………。
………………………。
………。
気がついた時、俺は天井を見ていた。
それまで眠っていたのか、それともずっと起きていたのか、定かじゃなかった。ただ、自分が何をしたのかだけは、ハッキリと覚えていた。
姉貴の恐怖と侮蔑に引きつった顔。胸を触ったときのその感触、ぬくもり。割れ目から溢れる蜜の香り、その味。そして、姉貴の膣内の、あの快感。
後悔の念など沸いてくるはずがなかった。俺は犯すべくして姉貴を犯し、結果その通りになった。満足こそすれ、後悔などする筈がなかった。
「ねぇ…」
そんな声が聞こえた。聞き紛う筈もない姉の声。どうやら俺は裸のままベッドに寝ているらしい、姉貴はその隣に寝ているらしい。
「うん……?」
手と足が重かった。首だけ捻って隣を見た。姉貴が、マクラに半分顔を埋めるようにして、俺の方を見ていた。
「………どうして、こんなコト…したの?」
特に感情のこもっていない、そんな声だった。俺は正直に答える。
「姉貴を抱きたかったから」
「あたしたち、……姉弟なんだよ?」
姉貴の声は、すこし悲しそうだった。
「…関係ねぇよ。そんなの……………」
寝返りをうって、姉貴に背を向けた。姉貴の涙が見えたから。
「親父達に言いたかったら………言えよ。…覚悟はできてる」
「ばか…。言えるわけ…ない、でしょ……」
少しだけ、涙声だった。すっ…と、布ずれの音が聞こえた。
「シャワー、浴びてくる……」
姉貴はベッドから降りると服も着ずに部屋から出て行った。ああ…そういえばパジャマは破っちまったんだっけか…。
「………………………」
俺は。
特に、意味もなく。
姉貴の後を、追った。
風呂場からはシャワーの音が確かに聞こえていた。曇り硝子の向こうに姉貴の姿も見えた。
カラカラと、風呂場の戸を開く。姉貴が、振り向いた。
「あ、明………」
何かされると思ったのだろうか、一瞬身構えるような、そんな姉貴の姿勢。
「ん、手首でも切ってるかなと思って」
風呂場に入り、戸を閉め、苦笑した。明るい場所で見る姉貴の体は綺麗だった。
華奢な体も、長い髪も、白い肌も、全てが美しかった。
「ばか…。あれくらいで…自殺なんて…」
「そうか、そりゃよかった」
湯船を見た。そこには俺が入る筈だった嘗て湯だったもの―――水が溜まっている。さすがに今から湯を足して入ろうという気にはなれない。
「あ、明。はやく…出てよ…、シャワー…浴びるんだから……」
前を隠して、微かに頬を染めて、催促。そんな姉貴の仕草が可愛くて、俺は姉貴のことを好きになったのかもしれない…そんなことを思った。
「姉貴、背中流してやる」
風呂椅子を置き、座るように促す。躊躇った姉貴も渋々に座った。
もう一つ椅子を置き、姉貴の後ろに座る。姉貴の背中は、小さかった。
「昔はよく、二人で風呂に入ったよな」
スポンジにボディソープを塗り、姉貴の背中を流す。自分の肌を擦るときより、幾分弱めに。
「何年前の話を…っひゃッ!!こ、こら…どこ触って…!」
「悪い、手が滑った」
悪戯。苦笑して、背中を再び擦り、シャワーで洗い流す。
「姉貴、こっち向いて。前も洗うから」
「ばっっばかッ!!!ま、前くらい自分で洗うわよ!!」
引ったくるように、スポンジを奪われた。少し残念だったが、妥協する。
姉貴は控えめに、こちらを気にするように視線を走らせながら体を洗っている。
「あのね、明」
ふいに、口を開いた。
「うん?」
「わたし、明に…そのっ、無理矢理、されてるとき……、明のことが殺したいくらい、憎かった」
一瞬、蔑むような視線を向けられる。どうやら、本当らしい。
「ふぅん…」
「ふぅん…って、あんたねぇ…自分が何やったか分かって―――」
「今は?」
姉貴の言葉を遮って、言った。途端、言葉を詰まらせる。
「………分からない」
ポツリ、と蚊の鳴く様な声で姉貴は言った。
「そ、か。まぁいいや」
苦笑。答えは、それで十分だと思った。
ふいに、姉貴が立つ。
「明、座りなよ。背中流してあげる」
「へ?…まさか後ろから首でも絞める気じゃないよな?」
「ばかっ、殺すつもりならとっくにやってるわよ」
妙に嬉しかった。姉貴に背中を流してもらうのは何年ぶりだろう、きっと思い出せないくらい昔のコトだと思った。
ぬっ、とボディソープ付のスポンジが背中に当たった。そのままごしごしと―――
「ッてッ!痛ぇッ!姉貴ッ、痛ぇって!!」
「うるさいっ!あたしはもっと痛かったんだからねっ、これくらい我慢しなさい!!」
背中の皮が擦りむけるかと思う程に、憎悪すら感じさせるほどに強く、姉貴に背中を流してもらった。
ああ、多分…背中がヒリヒリして、しばらく仰向けには眠れそうにないな…。
脱衣所。
バスタオルで体を拭く、姉貴も同様に体を拭く。
「明、さぁ…」
「うん?」
身長差。姉貴は俺を見上げる、俺は姉貴を見下ろす。
「ホント、大きくなったよね。前は私よりチビだったのに」
「どこ見て言ってんだよ…。スケベ姉貴」
「ばっっっッ!!」
馬鹿、と言おうとしたのか、姉貴が声を詰まらせる。
「でも、姉貴の胸は相変わらずだな。昔のまんまだ」
「っっっっっっッ!!!!!」
ゴキッ、と鈍い音が聞こえた。
痛恨の右ストレートが左頬にヒット、閃光の右に避ける暇もなかった。
「ってぇ……歯が折れるところだっ―――」
ゴツッ、と今度はアッパーカットをくらった。モロに舌を噛んだ。
「ぶへッ、こ、こぉのクソ姉貴ッ!舌噛んだぞ今ッ!!」
「うるさいッ!あたしのこと2回もぶった癖にッ!ちゃんと覚えてるんだからッ!」
「姉貴が暴れるからだろうが!!」
「暴れない方がおかしいわよッ!!」
脱衣所で、口論。
窓から、うっすらと光が差しているのも気がつかず、湯冷めするまで姉貴と言い争った。
俺も姉貴も疲れていた。姉貴のベッドは汚れてしまったから、俺のベッドに二人で寝た。
後かたづけは、目がさめてからでいいと思った。
「くッ…は、ぁっ…んんッ!」
微かに、甘ったるい声。姉貴の尻に腰を叩きつけるように突く。グプリッ、そんな音を立てて溢れる白っぽいドロドロ。
「はぁはぁ―――ッ」
腰を掴む。肉槍を突き刺し、抜き、また突き刺す。
姉貴のナカがビクビクと波打つ、俺自身を締め上げてくる。
「あ、ねき―――ッ!」
ずんっ、と一際強く突き刺した。雷に打たれたような痺れが背骨を走った。
ドクン、ドクッ、ドクッ…!
「ぁ、はッ…!!!」
ベッドに伏せた顔からそんな声。姉貴の口の周りのシーツはジットリと湿っていた。
もう何度、姉貴のナカに射精しただろうか?10回?20回?いや、数は問題じゃない。
「はぁはぁ―――ッ」
姉貴の肩をベッドに押しつける。尻だけを高く上げさせ、さらに肉槍をブチ込んだ。
「あ、ひッ…!!」
グッ、と最奥まで突き刺す。そのまま膣奥を小突く様に何度も突き上げる。
「はぁはぁ―――ッ!」
呼吸が苦しい。酸素が足りない、サンソガタリナイ。
もう殆ど手足の感覚がない。疲労の極みに達そうとしているのか、それでも俺は止まらない。
「はぁはぁ…ッ!」
もう夜明けが近いのか、それとももう夜は明けてしまっているのか。まだまだ夜は明けないのか。
視界が暗い、姉貴の背中が霞む。五感がぼやける、快感だけが体を貫く。
「あ、ぁんッ!ぁ、ひっ…ぅくッ……ぅんッ!」
姉貴の媚声も心なし遠くに聞こえた。姉貴の声自体が小さいのか、俺の耳がおかしいのか。
「はぁはぁ―――ッ!!」
遮二無二、姉貴のナカを突き上げる。ぷるっ、と姉貴の白い尻が揺れた。
「やっ、あ―――ッ…明っぁッ!!」
刹那、姉貴が鳴いた。ギュルッと肉壁が狭まる、俺自身が圧迫される!
「ッ…姉貴ッ!!」
姉貴を抱きしめた。そして最後の熱塊を姉貴の最奥に吐きだした。
ドクッ!ドクビュルッ!ビュクンッ!!
肉槍から吐き出される白濁を搾り取るように、姉貴の中が収縮する。圧力、摩擦、粘液の滑り、その全てが俺に至福の快感を―――
「あ―――」
急に、脳味噌が散ったように意識が飛んだ。微睡んだ。
両腕の中にある筈の姉貴の体、その感覚、体温すら疎かに。
それはまるで、深い谷に落ちていくような―――そんな、かん、か、く―――。
…………………………………………。
………………………。
………。
気がついた時、俺は天井を見ていた。
それまで眠っていたのか、それともずっと起きていたのか、定かじゃなかった。ただ、自分が何をしたのかだけは、ハッキリと覚えていた。
姉貴の恐怖と侮蔑に引きつった顔。胸を触ったときのその感触、ぬくもり。割れ目から溢れる蜜の香り、その味。そして、姉貴の膣内の、あの快感。
後悔の念など沸いてくるはずがなかった。俺は犯すべくして姉貴を犯し、結果その通りになった。満足こそすれ、後悔などする筈がなかった。
「ねぇ…」
そんな声が聞こえた。聞き紛う筈もない姉の声。どうやら俺は裸のままベッドに寝ているらしい、姉貴はその隣に寝ているらしい。
「うん……?」
手と足が重かった。首だけ捻って隣を見た。姉貴が、マクラに半分顔を埋めるようにして、俺の方を見ていた。
「………どうして、こんなコト…したの?」
特に感情のこもっていない、そんな声だった。俺は正直に答える。
「姉貴を抱きたかったから」
「あたしたち、……姉弟なんだよ?」
姉貴の声は、すこし悲しそうだった。
「…関係ねぇよ。そんなの……………」
寝返りをうって、姉貴に背を向けた。姉貴の涙が見えたから。
「親父達に言いたかったら………言えよ。…覚悟はできてる」
「ばか…。言えるわけ…ない、でしょ……」
少しだけ、涙声だった。すっ…と、布ずれの音が聞こえた。
「シャワー、浴びてくる……」
姉貴はベッドから降りると服も着ずに部屋から出て行った。ああ…そういえばパジャマは破っちまったんだっけか…。
「………………………」
俺は。
特に、意味もなく。
姉貴の後を、追った。
風呂場からはシャワーの音が確かに聞こえていた。曇り硝子の向こうに姉貴の姿も見えた。
カラカラと、風呂場の戸を開く。姉貴が、振り向いた。
「あ、明………」
何かされると思ったのだろうか、一瞬身構えるような、そんな姉貴の姿勢。
「ん、手首でも切ってるかなと思って」
風呂場に入り、戸を閉め、苦笑した。明るい場所で見る姉貴の体は綺麗だった。
華奢な体も、長い髪も、白い肌も、全てが美しかった。
「ばか…。あれくらいで…自殺なんて…」
「そうか、そりゃよかった」
湯船を見た。そこには俺が入る筈だった嘗て湯だったもの―――水が溜まっている。さすがに今から湯を足して入ろうという気にはなれない。
「あ、明。はやく…出てよ…、シャワー…浴びるんだから……」
前を隠して、微かに頬を染めて、催促。そんな姉貴の仕草が可愛くて、俺は姉貴のことを好きになったのかもしれない…そんなことを思った。
「姉貴、背中流してやる」
風呂椅子を置き、座るように促す。躊躇った姉貴も渋々に座った。
もう一つ椅子を置き、姉貴の後ろに座る。姉貴の背中は、小さかった。
「昔はよく、二人で風呂に入ったよな」
スポンジにボディソープを塗り、姉貴の背中を流す。自分の肌を擦るときより、幾分弱めに。
「何年前の話を…っひゃッ!!こ、こら…どこ触って…!」
「悪い、手が滑った」
悪戯。苦笑して、背中を再び擦り、シャワーで洗い流す。
「姉貴、こっち向いて。前も洗うから」
「ばっっばかッ!!!ま、前くらい自分で洗うわよ!!」
引ったくるように、スポンジを奪われた。少し残念だったが、妥協する。
姉貴は控えめに、こちらを気にするように視線を走らせながら体を洗っている。
「あのね、明」
ふいに、口を開いた。
「うん?」
「わたし、明に…そのっ、無理矢理、されてるとき……、明のことが殺したいくらい、憎かった」
一瞬、蔑むような視線を向けられる。どうやら、本当らしい。
「ふぅん…」
「ふぅん…って、あんたねぇ…自分が何やったか分かって―――」
「今は?」
姉貴の言葉を遮って、言った。途端、言葉を詰まらせる。
「………分からない」
ポツリ、と蚊の鳴く様な声で姉貴は言った。
「そ、か。まぁいいや」
苦笑。答えは、それで十分だと思った。
ふいに、姉貴が立つ。
「明、座りなよ。背中流してあげる」
「へ?…まさか後ろから首でも絞める気じゃないよな?」
「ばかっ、殺すつもりならとっくにやってるわよ」
妙に嬉しかった。姉貴に背中を流してもらうのは何年ぶりだろう、きっと思い出せないくらい昔のコトだと思った。
ぬっ、とボディソープ付のスポンジが背中に当たった。そのままごしごしと―――
「ッてッ!痛ぇッ!姉貴ッ、痛ぇって!!」
「うるさいっ!あたしはもっと痛かったんだからねっ、これくらい我慢しなさい!!」
背中の皮が擦りむけるかと思う程に、憎悪すら感じさせるほどに強く、姉貴に背中を流してもらった。
ああ、多分…背中がヒリヒリして、しばらく仰向けには眠れそうにないな…。
脱衣所。
バスタオルで体を拭く、姉貴も同様に体を拭く。
「明、さぁ…」
「うん?」
身長差。姉貴は俺を見上げる、俺は姉貴を見下ろす。
「ホント、大きくなったよね。前は私よりチビだったのに」
「どこ見て言ってんだよ…。スケベ姉貴」
「ばっっっッ!!」
馬鹿、と言おうとしたのか、姉貴が声を詰まらせる。
「でも、姉貴の胸は相変わらずだな。昔のまんまだ」
「っっっっっっッ!!!!!」
ゴキッ、と鈍い音が聞こえた。
痛恨の右ストレートが左頬にヒット、閃光の右に避ける暇もなかった。
「ってぇ……歯が折れるところだっ―――」
ゴツッ、と今度はアッパーカットをくらった。モロに舌を噛んだ。
「ぶへッ、こ、こぉのクソ姉貴ッ!舌噛んだぞ今ッ!!」
「うるさいッ!あたしのこと2回もぶった癖にッ!ちゃんと覚えてるんだからッ!」
「姉貴が暴れるからだろうが!!」
「暴れない方がおかしいわよッ!!」
脱衣所で、口論。
窓から、うっすらと光が差しているのも気がつかず、湯冷めするまで姉貴と言い争った。
俺も姉貴も疲れていた。姉貴のベッドは汚れてしまったから、俺のベッドに二人で寝た。
後かたづけは、目がさめてからでいいと思った。
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