ピンホール写真館

2002年4月30日設置

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其の5 複数穴のピンホールデジタルカメラ
其の1 :デジカメ ピンホールカメラの作り方
其の2 :ピンホールカメラのピンホールサイズ
其の3 :ボディキャップを使ったピンホールカメラ
其の4 :ピンホールデジカメのCMOSセンサーのゴミ対策
其の5 :複数穴のピンホールデジタルカメラ

デジカメでピンホール写真を撮影すると、CMOSセンサー手前にあるゴミがかなり目立ちます。
普通にレンズで撮影している分には全く影響が無いゴミであっても
ピンホール写真の場合はノイズとしてハッキリ映り込みます。

あと、曇り空での撮影が非常に厳しい。
曇り空のピンホールは光量が少な過ぎるのです。

そこでそれらの解決方法として試しに複数穴でのピンホール写真を試してみました。
複数穴で解像度が低下するのは承知の上で、それでもゴミ除去と光量増加のメリットを生かしてみようと。

で、結論から言ってしまうと複数穴のピンホールは大失敗でした。

■1つ穴のピンホール写真
1つ穴のピンホール写真

まず1つ穴のピンホール写真。
曇り空の下なのでISO感度1600で撮影しています。
ピンホール写真としては解像度も文句無し。

次が4つ穴のピンホール写真。

■複数穴のピンホール写真
複数穴のピンホール写真

1mm程度の4辺の角に穴を開けた4つ穴ピンホールカメラです。
先の1つ穴のピンホール写真と同じくISO感度1600、かつシャッタースピードが上がっています。
明るくなって手ブレも抑えられたしゴミも目立たなくなったのですが、解像度が大きく劣化しています。
複数穴の開け方ではなく、そもそも複数であることが失敗でした。

ピンホール写真は極小サイズの一つ穴のほうがベストなのです。

其の1 :デジカメ ピンホールカメラの作り方
其の2 :ピンホールカメラのピンホールサイズ
其の3 :ボディキャップを使ったピンホールカメラ
其の4 :ピンホールデジカメのCMOSセンサーのゴミ対策
其の5 :複数穴のピンホールデジタルカメラ
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