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其の1 | デジカメ ピンホールカメラの作り方 | |||||
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デジカメでのピンホールカメラの作り方です。 ※カメラの改造は自己責任で行ってください ■用意するもの 1.デジカメ(レンズ交換式) ・レンズが装着されていなくてもシャッターの切れるデジカメが必要です ・可能であればダストリダクション機能がついたデジカメを用意 ⇒撮像素子表面にゴミがついていると、ピンホール撮影の場合かなり目立ちます 2.プラスチックに穴をあける道具 ・電動ドリルでも、手回しドリルでも何でもいいので穴をあける道具 3.針 ・私が使ったのは裁縫用の針 先が鋭く尖っていれば何でもOKです 4.アルミ箔 ・家庭で普通に使われているアルミ箔でかまいません 5.テープ ・できれば光が漏れないように不透明なテープ ・私は透明なセロテープを使っていますが、それほど問題ありません 6.ボディキャップ ・カメラ本体に取り付けるボディキャップ 電気店で普通に売っています ※メーカー、機種によって売られていないものもあるので、事前に確認してください |
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■デジカメ |
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使ったデジカメはPanasonic DMC-G1です。 このカメラは設定を変更することで、レンズが装着されていなくてもシャッターを切ることができます。 1.メニューボタンを押して「カスタムメニュー」の画面を出します 2.「カスタムメニュー」の「レンズ無しレリーズ」の設定を「ON」に変更します ピンホールカメラを作るにあたって、カメラ本体を改造するわけではないので いくらでもやり直しはきくのですが、作業を始める前にレンズ無しでシャッターを切れるか まずは確認してください。 |
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■ボディキャップに穴を開ける |
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次は、ボディキャップに穴を開けます。 ※以降の作業でデジカメの撮像素子を露出した状態のままで作業するのは厳禁です。 仮にレンズを取り付けておくなり、カメラ本体に埃が入らないように注意してください 私が使ったのは手回しドリル。ビックカメラのプラモデル販売ブースで約1000円ほどで買ってきました。 穴の径は5mmです。 |
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■穴を開ける |
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この作業はやり直しがきかないので、丁寧にやります。 キャップの中央に目印の傷を入れ、それを目標に少しずつ丁寧に穴を開けましょう。 貫通するまで穴をあけたら、削りカスを綺麗に取り除いてください。 あと、作業中にボディキャップについた埃やゴミを丁寧にふき取ってください。 |
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■ボディキャップの裏にアルミ箔を貼る |
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穴を開けて掃除をしたボディキャップの裏面(本体側)にアルミ箔を貼ります。 ボディキャップにアルミ箔を密着させた状態でテープで接着します。 できれば不透明なテープのほうがいいと思いますが、私は持っていなかったので 透明なセロハンテープを使っています。 接着したら、ボディーキャップの穴の部分のアルミ箔を指で少し押します。 (写真のように、アルミを貼り付けた面から指で軽く押します) すると穴の部分の形状がアルミ箔に丸くうっすら跡がつくので この跡のど真ん中を先が尖った針で軽く刺します。 ココがポイントで、針をブッスリ刺してしまうと穴が大きくなってしまうので 針先の一番尖った部分だけアルミ箔に軽く刺します。 写真のアルミ箔には穴を開けた後ですが、もの凄く小さな穴でハッキリ見えません。 |
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■撮像素子 |
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撮像素子が剥き出しの状態。 とにかく作業中にゴミや埃が入らないように、最新の注意を払ってください。 ピンホールカメラは撮像素子上のゴミがかなり目立ちます。 次はピンホールを作ったボディキャップの取り付け作業です。 すぐに取り付けては絶対に駄目で、必ずボディキャップの埃やゴミを丁寧にふき取ってください。 掃除が終わったらボディキャップを本体に取り付けます。 取り付ける方法は通常のレンズ交換と同じです。 取り付け終わったらカメラの電源を入れて、ファインダーを確認してください。 薄っすらと像が見えていれば成功です。 ピンホールなので、明るい像が見えないのですが、シャッタースピードを遅くすればちゃんと撮影できます。 この確認の際、暗い室内の風景はかすかにしか見えませんが 晴天の外の風景ならある程度ハッキリ見えると思います。 私のPanasonic DMC-G1はここまでの設定でピンホール撮影が出来ました。 工作自体はやり直しがきくし、本体は改造しないので通常のレンズに装換することも問題無いのですが 作業中にカメラ本体にゴミや埃を入れないように細心の注意を払ってください。 |
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