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病児保育室

Topics なるべく新しい記事を書き換えていきたいと思います。
 
感染症の流行状況(7月1日更新)
 
 過去3週間の間にさいしょ小児科を受診された感染症患者さんの表です。流行状況を迅速にお知らせするため、日曜日診察の集計が出来次第掲載することにします。東京都の報告だけで無く、板橋区保健所の集計結果も掲載します。東京都、板橋区の欄は、6月17日から6月24日までの結果です。
 嘔吐・下痢などの感染性胃腸炎の患者さんは毎週いらっしゃいます。手洗いなどの感染対策は続けるようにして下さい。
 新型コロナ感染症(COVID-19)患者さんは6例で、先週より減少していました。東京都や板橋区でも増加傾向は認められませんでした。しかし、流行が収束する様子は無く、流行が再開する恐れがあります。6月17日週では、小学生で感染が認められています。感染予防に努めてください。
 溶連菌感染症の流行は少し落ちつてきています。今週は手足口病のお子さんが更に増加していました。1週間前の東京都の集計では5.9人となっています。板橋区ではあまり報告は多くなっていませんが、今後の報告では増加してくると予想されます。今年の手足口病では、先に熱が高く長く出る傾向があるようです。またお子さんによっては1個1個の発疹(水疱)が大きくなる事があります。腕や脚の太いところ、体にもできることが有り、一見水痘のようにも見えます。夏季に向かって更に増加することが予測されます。注意してください。また、同じ夏かぜとして知られているりんご病(伝染性紅斑)の患者さんもいらっしゃいます。

6.10-6.16 6.17-6.23 6.24-6.30 東京都 板橋区
RSウイルス感染症 0 1 0 0.6 0.0
咽頭結膜熱 0 0 0 0.6 0.0
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 5 3 4 3.3 1.3
感染性胃腸炎 13 13 8 4.5 3.2
水痘 0 0 2 0.2 0.1
手足口病 5 8 14 5.9 1.3
伝染性紅斑 1 1 2 0.4 0.5
突発性発しん 0 0 0 0.3 0.1
ヘルパンギーナ 0 0 0 1.3 0.3
流行性耳下腺炎 0 0 0 0.1 0.1
川崎病 0 0 0 0.0 0.0
不明発しん症 0 0 0 0.1 0.0
インフルエンザ 0 0 0 0.2 0.1
COVID-19 9 14 6 4.7 6.1
新型コロナ感染症(COVID-19)
6.03-6.09 6.10-6.16 6.17-6.23 6.24-6.30
就学前 0 1 0 0
小学生 0 0 2 2
中/高生 9 1 2 0
-49 6 4 4 3
50- 1 3 6 1
合計 16 9 14 6
インフルエンザ
6.03-6.09 6.10-6.16 6.17-6.23 6.24-6.30
就学前 0 0 0 0
小学生 0 0 0 0
中/高生 0 0 0 0
-49 0 0 0 0
50- 0 0 0 0
合計 0 0 0 0


舌下免疫療法についてユーチュブに投稿しました。こちらをご覧下さい。(2019年3月18日記載)
 風疹抗体検査、予防接種事業はページの中程にあります。
 

下記の風しん対策事業は2023年度も実施されています。
風しん抗体検査、予防接種事業
(2019年4月10日記載)

 201941日から3年間の期限付きですが、昭和3742日~昭和5441日生まれの男性に対して、風しんの抗体検査・予防接種が国の施策として行われるようになりました。先に抗体検査を行い、抗体が低い人に対して予防接種を行うものです。
 検査を受けるためには、各自治体が発行するクーポン券が必要になります。板橋区では5月下旬頃に発送が完了するようです。クーポン券がご自宅に届いてからそれを持って受診するようにして下さい。予約は不要ですが、予約して頂ければ待ち時間はほとんどありません。クーポン券に関して早く欲しいという方は居住地の自治体(板橋区など)に連絡すれば送ってくれるようです。
 検査・予防接種の進め方について簡単にお知らせします。第1回目の受診時に抗体検査を行います。2回目は、1週間後ぐらいに検査結果を聞きに来て頂きます。抗体が低ければそのまま予防接種を行います。使用する予防接種液は麻疹風疹混合ワクチンです。
 下記の板橋区独自の事業も引き続き行われています。

インフルエンザワクチンの有効性について

 6歳未満の小児に対するインフルエンザワクチンの有効性は60%と言われています。これは、100人の子供が予防接種を受ければ60人はインフルエンザにかからない、と言う意味ではありません。
 この60%という意味は、「ワクチンを接種しない場合と比べて、ワクチンを接種することにより、インフルエンザにかかる危険性(リスク)が60%減少する」ということです。言い方を変えると、「ワクチンを接種しないでインフルエンザになった人のうち60%はワクチンを接種していればインフルエンザにかからなかっただろう」となります。インフルエンザワクチンについては、予防接種液と実際に流行するインフルエンザの型が合う必要があると言われますが、不一致であった場合の有効率は4050%となっています。すなわち、型が合っていないワクチンであっても、接種することによりインフルエンザにかかる危険性を4050%減らすことができます。
 1歳未満の乳児での有効率は-7%で、有効性を認めることができませんでした。1歳前の乳児では、保育園などの集団生活をしている場合は別として、ご両親、兄弟が予防接種を受けて、家庭に持ち込まないようにすることが一番です。
 2歳から5歳の小児では、2季連続してワクチンを接種した場合と、1季のみの場合を比較すると、連続して接種した場合A型インフルエンザに対しては明らかに有効性が上昇していました