●●2018年クリエイターEXPOに参加しました。●●

と き:2018年4月4日(水)〜4月6日(金)
ところ:東京ビッグサイト東2ホール



1)クリエイターEXPOとは
2)出展の経緯
3)事前準備
3−1 配布物
3−2 招待券
3−3 ブース装飾、持ち物
3−4 家庭その他
4)搬入
 4−1 荷物送付(4/1)
 4−2 搬入日(4/3)
5)1日目(4/4)
6)2日目(4/5)
7)3日目・搬出(4/6)
8)振り返り
8−1 支出まとめ
8−2 総括


●その4 振り返り編●


8)振り返り

8−1 支出まとめ

●出展料 86,400
●パンフレット印刷(500部)
 A4フルカラー4ページ・コート紙135kg
13,050
●タペストリー印刷
 90×180センチ
4,231
●名刺印刷(100部+500部) 3,958
●壁面パネル製作(5枚) 5,176
●必要物品
 パンフレットスタンド、金具、掲示テープなど
5,640
●ポートフォリオ(クリアファイル新規購入) 540
●送料(搬入・搬出合わせて) 3,060
●交通費(4日間) 7,860
●招待状発送(5件) 680

130,595

これに3日間の一時保育料、義理実家へのお礼などが加わります。


8−2 総括

●良かった点

とにかく、家で家事と育児に追われてたら絶対にできなかった規模の営業ができた。たくさん名刺交換ができて、とても勉強になる話を色々聞けた。多くの先輩イラストレーターと直に話ができたことも大きい。
自分の絵のどういうタッチが、どういうところにヒットするのか少しわかった。もともと売り込みたかった子ども・ファミリー系にも売り込みができてよかったし、それ以外の、地方自治体とか、医療・介護の分野にもちょっと親和性の高い分野があることがわかった。

胸の業種プレートが、狙っているのと全然違う分野の方でも、立ち止まってくださった方に話を聞くと、意外に面白い話が聞けたり、名刺交換につながったりしたので、積極的に話しかけてよかった。

また、過大評価も過小評価もしない自分の身の丈が、少し客観的に見えた気がした。
私よりも格段にうまい人はやっぱりいっぱいいる。しかしそれでへこむ必要はなかった。私の絵でも「かわいいと思って」立ち止まってくれる方はちゃんといた。「この絵うちの編集者が好きそう」と言ってくださった方もいた。少なくとも門前払いは食わなかった。今後私の頑張りによっては、イラストレーターとして箸にも棒にも掛からないわけじゃないはず、と、希望が持てた。

でももちろん、純粋に絵描きとしての力不足はひしひしと感じた。周りの方のパンフレットが飛ぶようにもらわれていく、一方で一生懸命声をかけて配っている自分。なにより、彼我の絵のレベルの差みたいなものは、そりゃあ私も見ればわかる。
それをちゃんとあたりまえのこととして感じ、営業も大事だし絵を磨くことも大事だしというあたりまえのことにあらためて気が付いたという、前向きな気持ちです。

また、周りの人に恵まれたのはラッキーだった。ちょくちょくおしゃべりしたり、情報交換したり、疲れましたってちょこっと愚痴をこぼしてみたり。差し入れのお菓子がありがたかった。あと、要注意人物(と言っても、私はほとんど見かけなかった)の情報も共有した。孤独感は一切なかった。

「準備は150%、200%の力を出すつもりでやっていかないと、搬入日にすでに後悔する」というクリエポ参加レポートを読んで震え上がっていたので、準備は私なりに最善を尽くしたつもり。おかげで、初参加ながらも、夫曰く「周りと比べてとくに見劣りはしない」ブースになった。

パンフレットは500部用意して約480部配布。(ぴったり!)
名刺交換43件

やりたいことはやれて満足だ。
あとはアフターフォローだと思う。

●今後のこと

今回は、とにかく、予定通り出展できてよかった。
家族の誰か、とくに子どもが体調を崩したりしていたら、今回は参加できなかった。
(咳の風邪が長引いていたのでヒヤヒヤした)
普段は週に1〜2日しか行ってない保育園に3日間連続で行ってくれた息子。
3日間預かってくれた保育園。
搬入日に預かってくれ、送り迎えに車を出してくれた義両親。
普段からフォローしてくれたうえ、最終日に半休を取って息子のお迎えに行ってくれた夫。 どれが欠けても無理でした。というかいろんなところに負荷をかけた自覚がある。ぶっちゃけ、ちょっと見込み発車だったことは否めない。

これはちゃんと報いなければというか、出展してよかったと胸を張れるかどうかは今後次第だと思う。

アフターフォローとしては、とくにフォローが必要と判断した相手には土日に急いでメールを送った。
でも、直後の土日の疲労感たるやひどいものだった。その後も数日間、その疲労を引きずった。年齢を感じるなあ…。

いままでは、企業などにポートフォリオを送るときは、20ポケット(40ページ)のクリアファイルにプリントアウトしたものを挟んで送っていた。でも、今回資料を送りますと約束した相手を数えたら20数件。今までのやり方だと何日やっても終わらないと判断し、急遽冊子(20ページ)のポートフォリオの原稿を作って、業者に印刷を依頼した。 そこまでで会期終了から1週間たってしまっていた。印刷が出来上がるのがそこから1週間、急いで送っても相手先の手元につくのは、クリエポ終了から3週間近く経ってからになるだろう。
これは全然スピーディとは言えない。ここまで想定することはできなかったけど、普段から営業慣れしていればもっとアフターフォローも手早くやれたと思う。

来年は出展しない。
理由は
@ 4月初旬、時期が悪い。ちょうど子どもが幼稚園入園の直前で、ぜったいバタバタしている
A 出展料がさらに高くなって手が出ない
B 今回いただいたご縁を大切にしばらくやってみたい
というあたり。

規模は年々大きくなっているらしい。このイベントの認知が広まっており、需要もあるということだろう。いつかまた出展することがあるかどうかわからないけど、そのときにこのメモが役に立つといいな。もしくは、今後出展を考えている方の役に立つといいな。やたらと長文になったけど。

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おしまい。



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