プースケと一緒に

しつけと食事
プースケは、私の隙を見てはマーキングをした。
まぁ、男の子だから予測はしてたけど。癖がついては困るので、トイレの場所を根気よく教え、そのたびに牙を剥いて反抗するプースケ。
何度も噛まれて、それでも負けなかった私。負けたくなかったプースケ。
長いことかけて、プースケは家族に馴染んでいった。
ただ、引き取ったその日からそれまで食べていたというフードを食べなく
なった。仕方なく手で食べさせたりしていたが、そっぽを向いて本当に
食べなくなった。缶詰のフードに変えてみたり、いろんなフードを買ってきて
みたが、喜んで食べるものはない。最後にやけくそで、食べなければもったいないと思いながら値段の高いフードを買ってきた。
それが大当たりだったようで、初めて自分から進んで食べた。
嬉しかった。ほっとしたと同時に、なんて強情なそしてわがままな奴だろうと
プースケの性格を再認識した。

プースケの気持ち
長いことかかって家族にも、この家にもなじんできたプースケ。
「プースケはどう思っているんだろう」とふと考えることがある。
私たちにとってプースケは大事な存在だけど、プースケはどう思って
いるだろう。
プースケの気持ちを知るすべはないけれど、私たちを家族と認識し、
尻尾を振って出迎えて喜んでくれる姿が本心なのだと、勝手に推測
している。

成犬を引き取るということ
子犬を飼うよりも、ずいぶん苦労が多い。最初からわかっていたことだけど。子犬の時期から飼い始めていたら、こんなに犬の気持ちを考えることがあっただろうか。
前の家庭でも幸せに暮らしていたであろうプースケが、訳もわからずに
連れて来られた、新しい家。新しい家族。反抗するのももっともだろう。
だけどどうしても、家族になるには私が勝たなければならない。
とてもかわいそうでしつけもつらかったが、譲歩しながら、また、させながら現在に至る。しっかりとしつけの行き届いた、よそのお宅の犬とは違ってわがままな子になってしまったけど、言うことを聞く時は聞くし、それでいいと思っている。
私はプースケに多くを望んでいない。ただそばにいてくれる
だけでいい。死ぬまでずっと一緒にいたい。一分でも一秒でも長く・・・

あれから・・
プースケの正確な年齢はわからない。
うっかり者の私は、誕生日を聞いておくのを忘れた。
ただ、11月が誕生月と言ってらした記憶がある。
体に変化が出てきた。後ろ足が弱ってきた。外耳炎もなかなか治らない。
年をとって、よぼよぼになってしまうのを
見ることになる。私と同じ歩幅で歩いて行ければいいのに。
いつも私の足元にいる。私が帰るとくるくる回って喜ぶ。
私の小さなプースケは、年をとってももかわいいまま。永遠の赤ちゃん
かも知れない。