★　Le　Petit　Prince　★

『星の王子さま』

劇団ひまわり

 

★　Le　Petit　Prince　★

『星の王子さま』

 

 

 

 

今まで国内外で数多く上演されてきた『星の王子さま』。その作品の多くが大人の視線から、つまり、大人が子どものころを振り返って胸をキュンとさせるような描かれ方をしていました。王子さま役が大人の女性によって演じられることがほとんどだったのも、その理由としてあげられると思います。

劇団ひまわりでは、大人のフィルターだけでなく、「王子さま」に実年齢に近い子どもをキャスティングし、子どもからの視線も含めて創作をしました。当劇団が出演者を各都市にて揃え、『星の王子さま』を様々な角度から最大限に表現することに挑戦します。　

本場ブロードウェイで演劇・ミュージカルを学び、帰国後はこだわりのある演出家・振付家・演劇講師として活躍する甲斐マサヒロ氏を、各地を束ねる総合演出家として迎え、さらに、各地ならではの味付けを加え、この作品を通じて人間にとって一番大切なことを感じていただけることを祈って、福岡、熊本、大阪、名古屋、札幌、東京の全国６都市にて上演いたします。

 

 

 

 

 

　砂漠の中に小型飛行機が墜落。飛行士は誰もいないはずの砂漠で一人の少年に出会う。

少年はよその星から来たと言い、自分の星が地球の家ほどの大きさで、一輪のバラの花とバオバブの芽、３つの火山がある小惑星だと飛行士に教える。　ある日バラの花とのけんかがきっかけで少年は星を飛び出し、長い旅を経て地球にたどりつく。

　そして、砂漠でヘビと話したり、高い山に登ったり、地球の花と出会ったりする。キツネからは目に見えない大切なことを教えてもらい、少年は本当に大事なことは何か気づいたのだった…。

　蓄えの水も残り少なくなり、飛行士と少年は井戸を探す。そしてついに井戸を見つけた２人に、別れが近づいていた…。

 

★　Le　Petit　Prince　★

『星の王子さま』

 

　

 

福岡公演    ふくふくホール　　2006年８月１１日（金）〜１３日（日）　　     ５回公演

 

熊本公演    熊本市国際交流会館　　　８月１６日（水）〜１８日（金）　　      ３回公演

 

大阪公演　  シアターぷらっつ江坂　　８月２２日（火）〜２９日（火）　      １２回公演

 

名古屋公演  愛知県芸術文化小ホール　９月１６日（土）〜１８日（月）　　      ３回公演

 

札幌公演    札幌市教育文化会館小ホール  １０月１８日（水）〜２０日（金）　　２回公演

 

東京公演    シアター代官山　　2007年３月２０日（火）〜４月１日（日） 　　１６回公演

 

 

スタッフ

■原作…サン＝テグジュペリ

■                                       翻訳…河野万里子（新潮社文庫　刊）

■脚本…大塚雅史

■総合演出・振付…甲斐マサヒロ　　演出補…佐野典子

　　<各地演出>　　福岡・熊本　木本トモ子　　　熊本　堤穂瑞　　　大阪　甲斐マサヒロ　

　　　　　　　　　　　名古屋　谷省吾　　　札幌　西野哲也・滝沢修　　　東京　中島透

 

　　<各地振付>　　福岡・熊本　佐野典子　　　大阪　甲斐マサヒロ・佐野典子　

　　　　　　　　　　　名古屋　北島涼子　　　札幌　橋野厚三　　　東京　福沢亜希子

 

　　<歌唱指導>　　福岡・熊本　山下克弘　　　大阪　近藤京子

　　　　　　　　　　　名古屋　江端智哉　　　札幌　中田靖子　　　東京　未定

 

 

スタッフプロフィール

◎脚本／大塚雅史　

１９６６年京都府生まれ。関西大学入学を機に演劇を志す。同校演劇研究部「学園座」に入部。入部当時は役者志望だったが、三回生の時、演出担当に名乗りを挙げる。ここから、演出家としての道を歩み出した。大学卒業後、半年間のサラリーマン生活（広告代理店）を経て、有志三名と共に劇団を旗揚げ。演出家として必要な知識として、照明技術も身につける。後に、他劇団公演の照明デザイン（惑星ピスタチオ、世界一団等）、各種イベントでの照明スタッフ、劇場管理業と仕事の幅を徐々に広げていった。１９９９年度より、兵庫県多可郡中町ベルディホールにて毎年、演劇セミナーを開催。主任講師として、現在７年目に突入。２００４年度には、中町８０周年記念イベントの一貫として、町民の５０人以上が出演する舞台を手掛けた。伊丹市立アイホールが主催する“演劇ファクトリー”では、その一年目より照明講師を務める。２００５年、１０月。伊丹市の文化振興アウトリーチ事業の一貫として、伊丹市立天神川小学校の５年生総合学習の授業にて演劇講師を勤める。２００５年１２月をもって、１５年続けた劇団を解散。フリーの演出家へと転身。１９９７年度パルテノン多摩演劇フェスティバルにて、劇団作品『夏の魔球』がグランプリ受賞。審査員奨励賞・スタッフワーク賞も同時受賞。現在、日本演出者協会・所属。

 

◎演出・振付／甲斐マサヒロ

１９６６年大阪府生まれ。ニューヨークにあるThe American Musical And Dramatic AcademyでミュージカルThe Neighborhood Playhouseで演技を学ぶ。主な出演作品には『WEST SIDE STORY』、『MAME』、『THE KING AND I』、『THE ELEPHANT MAN』などがある。日本帰国後は演出・振付家としてフジテレビ主催ジャニーズ嵐主演『ウエストサイドストーリー』、ディズニーオンアイス『モンスターズ・インク』などをてがける。現在、演出家・振付家・演劇講師として活動し、本場ブロードウェイの演劇・ミュージカル創りにこだわった演劇グループBROADWAY THEATRE WORKSHOPを主催する。この秋にはオフブロードウエイミュージカル『DEBBIE DOES DALLAS 〜デビーのイケナイ2週間〜』大阪・東京2大都市公演（日本初上演）の演出を手がける。

 

　　　　　　　　　福岡公演より　中央　王子さま柳井宏輝

 

キャスト

飛行士　…　柄谷吾史(福岡・熊本・大阪)

劇団ひまわりのプロダクション部門であるブルーシャトル所属。在阪では異例の2,500 名を動員する男性ばかりのユニット“Ａｘｌｅ”の中心メンバーとして注目を浴びて いる。「コルチャック先生と未来の子どもたち」に参加、劇団ひまわりが本年2〜3 月に上演したミュージカル『家なき子』の演出家・栗田芳宏氏にもその才能が買われ、 2007年2月上演の『ハムレット』にローゼンクランツ役での出演も決まっている。

　　　　…　中島　透(名古屋・札幌・東京)

劇団ひまわりのプロダクション部門である砂岡事務所所属。ミュージカルからストレ ートプレイまで多くの公演に参加。昨年文化庁の日・ＥＵ市民交流年周年事業「コル チャック先生と未来の子どもたち」のコルチャック役でポーランドでも高い評価を得 た。また、現在公開中の今井雅之氏による映画「ＴＨＥ　ＷＩＮＤＳ　ＯＦ　ＧＯＤ 〜ＫＡＭＩＫＡＺＥ〜」に特技の英会話を生かして出演。プロダクション内のユニット ａｃｔ　Ｌａｂ.では、脚本・演出もこなし、今回の『星の王子さま』東京公演の演出も行う。

王子さま…　柳井宏輝（福岡・熊本）

4歳で入所の12歳。中島・柄谷と共に「コルチャック先生と未来の子どもたち」でポーランド公演に参加。 他にも博多座『細雪』『おもろい女』ドラマ・コマーシャルなどで、多数出演歴有り。 ＮＨＫ『純情きらり』では主役桜子の婚約者・達也（福士誠治）の幼少で出演など、福岡在住で有りながら、確実に仕事を重ねている。

　　　　…　大倉裕真（大阪・Ｗキャスト）

入団は昨年5月。野球と長距離走が得意の10歳。舞台は初舞台に近いが、今回の抜 擢に意欲を見せ、粘り強く稽古を続けている。

　　　　…　田原　拓（大阪・Ｗキャスト）

入団は大倉と同様昨年5月の8歳。舞台は、本年5〜6月上演の“Ａｘｌｅ”第6回公 演『最遊記』に金閣役を演じるなど、経験は浅いが既に才能を見せている。

　　　　…　��塚恵理子（名古屋・札幌）

劇団ひまわりのプロダクション部門であるブルーシャトル所属。特技のクラシックバ レエ・声楽を生かし、舞台を中心に活躍。ミュージカル『家なき子』主役レミ、亜門 版『フアンタスティックス』ヒロイン・ルイザ、栗田芳宏演出『血の起源』ダンスミ ュージカル『クラリモンド』など。ＮＨＫ教育『歌えリコーダー』にリコ役で出演も している。本年10月新国立劇場主催、歌舞劇『田園に死す』への出演が決まっている。