よく考えると驚くことですが

わたしの経験では、一度立ててしまった家は、前述の理由などが生じて大規模改修するという時でもなければ、ほとんど変えることが無いということです。そのことは最初の計画の読み込みがいかに大切か、を物語っています。 また、30年も経てばスクラップ、という意識が底辺にあるのが多くの工事関係者やある種の建主ですが、なぜ100年以上安心して住めるような意識にならないのでしょう。このため意識は常に「仮の庵(いおり)」となり、落ち着きません。少なくとも、100年は持つという想いで設計すべきです。

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